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BLOG ブログ|クレーム コンプラ 講師は小菅

サミット人材開発株式会社は最高の人材を育成することを使命とし、みなさまの更なるご飛躍に、そして地域の発展に貢献してまいります。

記念すべき研修 サミット人材開発の初めての研修はG7サミットの当事者 伊勢市役所様

本日は伊勢市役所様で研修でした。この研修は新しい役職に上がった方を対象にしておりますので毎年同じ研修のご依頼をいただいています。今年で5年目になります。

サミット人材開発は地元の伊勢でG7サミットが開催された2016年5月に開業しました。最高の人材を育成するという弊社ミッション(使命)とサミットが開催された時に開業したことのダブルミーニングで社名を付けました。そのサミット開催の当事者である伊勢市役所様からのご依頼が弊社の初受注案件です。しかも受注日は娘の6歳の誕生日といった出来すぎたストーリーが完成しました。弊社の会社案内をするときにはいつも最初にこの話をすることが多いです。

監督者向けのマネジメント・部下指導の研修でしたが、ここ2年くらいはハラスメントにならないようにということを強く伝えるようにしています。現代の若手の気質のは読み解けていますので私自身は20代の方々と打ち解けることは簡単にできます。

40~50代の管理監督者がやりがちなのが「俺の若い頃にはこれくらいできた」という武勇伝ですが、はっきり言います。やめましょう。時代のスピードが違います。

情報社会である現代の1日の情報量は平安時代の人の「一生」分、江戸時代の人の「1年」分と言います。我々の若い頃と言うと平成初期でようやく携帯電話が普及しだした時代。パソコンのハードディスクが400メガヘルツ(今の約1000分の1)あれば「インターネット向け」とされていた時代です。

2013年の全世界のデジタルデータ量は4.4兆ギガバイトだったのに対して、今年2020年は44兆ギガバイトと約10倍です。時代はすさまじいスピードで進化してます。

人は自分が楽しかった時代や全盛期を美化します。例えば、先日元プロ野球選手の友人の広沢好輝君に聞きましたが、昔の野球のピッチャーが今のピッチャーより球が速いということは絶対にないとのことです。ですが、大谷翔平選手が日本人最速の165キロを出した頃、昨年亡くなった金田正一さんが「わしは170キロは出していた」とか言ってましたよね。広沢君と話したところ、良くて140キロ、せいぜい130キロ半ば。そんなくらいかと考えられます。

数字を調べてみたら1965年の30代日本人男性の平均身長は162センチ、体重は58キロです。2015年ですと172センチ70キロです。10センチ12キロ上回っています。栄養の環境がまるで違うことが理由と考えられます。

今はタレントのイメージですが、夏の甲子園で通算最多奪三振の記録を持っているのが板東英二さんです。高校を卒業してからプロになって初めて肉を食べたら猛烈な頭痛に襲われたと聞きました。上質な筋肉を作る材料である肉を摂取したことのないピッチャーがそんな記録を作れる時代であったことが実証できる話です。

結論、120キロ出ないピッチャーが普通の時代に135キロ出せていたというのが関の山かと考えます。金田さんも坂東さんもスポーツ科学や正しいトレーニングが無い時代において突出した存在であったという話だと考えることが妥当でしょう。

1965年の男子100m走世界記録が電動計で10秒06(追い風1.3m)、現在のボルトの記録が9秒58です。旧ソ連・東ドイツ・ハンガリーなどの当時の共産圏諸国を中心に(西側諸国にも例があります)ドーピングをあからさまにやっていた頃のハンマー投げなどの記録を除いては昔の記録が今の記録を上回っていることは見受けられないことも数字的根拠となります。

話が長くなりましたが結論、昔の武勇伝など今の若手には響きませんし、むしろ「そんな昔の話しかできないのか、ショボい上司だ」と思われるのが落ちです。それよりも「今、こんな仕事に取り組んでいるんだ」「こんなスキルを身に着けようと思うんだ」と今も前向きに取り組んでいる姿を見せていくことが重要です。

今の若手はコンプライアンス意識も高いです。企業の不祥事を外部に告発するのは大体若手です。ハラスメントにならない指導やマネジメントを行うことも今の管理監督職には求められます。

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