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津市民に愛される藤堂高虎公 「七度主君を変えねば武士とはいえぬ」 混迷の時代を生き抜く能力開発

昨日、藤堂高虎公の本を読みました。

 

「忠臣は二君に仕えず」というのは戦乱の時代が終わった江戸時代の考え方です。江戸幕府が時代の安定化のために儒教を国教化し、「忠義」を尽くすようにと言う考えを根付かせていきました。

戦国の乱世ではより自身の価値を評価してくれる君主に仕えることが当然でした。津藩の開祖であり、津市民に愛される藤堂高虎公は「七度主君を変えねば武士とはいえぬ」と言っています。主家を替えるだけの能力と実力を備えてこそ一人前の武士ということだろうと考えます。

藤堂高虎公は、戦国の世にあってはずば抜けた巨躯を誇り、身長190cm120kgだったので、若い頃はその巨体と膂力に頼った猪武者でしたが、学問の大切さに気付き、戦略や戦術を知り、加藤清正と並ぶ築城名人となり、誠実に平和な時代を築いていく義の心を持って、徳川家康に最も頼りとされた人物になり、最終的には33万石の大大名になりました。今年は中止になりましたが津市のイベントの「高虎楽座」にその名を残しております。

偶然でしかありませんがくしくも私も7度主を変えました。所属した会社は6社、起業前からもう1社の取締役をしていたので、8人目の主は自分自身です。

最初は猪武者だったことに恐れ多いですが共感します。最初に働いていた三重三菱ふそうでは「お前は何を言っているのかよくわからないけど、熱意があることだけは良く分かるからお前からトラックを買ってやるよ」「まさにダンプカー売っている人って感じだね」と言われていました。

失われた20年と言われてきた時代が昨年までの数年は景気が上向きつつありようやく収束するかといったところでしたが、昨年の消費税増税、コロナウイルス禍と世の中は引き続き厳しい状況が続いています。

私は四半世紀働いてきて、そのほとんどは乱世だと思ってきました。躍進するソニー生命での経験、介護保険の黎明期の中での最大手介護会社コムスンでの経験、ファンドバブルの中賃貸保証の最先端を走った最大手リプラスでの経験(リーマンショックによる破綻含む)、苦情対応の国際規格ISO10002を日本に導入した中心メンバーでこの分野における研修の国内第一人者である柴田純男先生に学んだことなどを糧として、起業し4年。何とかやってきています。

5月の連休明けから当ブログ、ホームページ、YOUTUBE配信などの準備を進めてきました。そのために一から弊社の存在意義やブランディング、マーケティングを模索して参りました。今、藤堂高虎公の本を読んだのは良いタイミングだったと思います。その生きざまに触れることでこれから躍進していくためにどうすればいいのかを示してくれたように感じました。能力開発の大事さも改めて強く感じることができました。

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