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ブログ コンプライアンスを考える 美意識の必要性

本日はJA三重厚生連様で17時より1時間、コンプライアンス研修で熱く語ってきました。帰ってきてから飲んだビールの一口目がおいしい!

最近のコンプラ研修ではコンプライアンス意識の根底を支えているものの一つとして美意識が大事だということを結びの言葉にしています。

最近読んだ本の中で大変しっくりくる内容のものがありましたので紹介します。本日の研修の中でも紹介しました。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(山口周 著 光文社新書)
https://onl.tw/J8mQsgQ

特にコンプライアンス違反を犯す大企業の経営幹部が有名大学を出たエリートばかりであるという話は興味深いです。このような人たちは設定した目標を何が何でも達成するんだという「達成動機」が強く、結果高い業績を上げていくわけですが落とし穴があります。それは目標達成できなかった時に「目標を達成できない自分」というものを認められず、粉飾決算などの違反を犯してしまうということです。

このようなことを防いでいくために「美意識に基づいた自己規範」が必要になります。では、その美意識を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。

音楽、絵画、骨董、哲学、文学、映画、庭園、寺社仏閣、演劇、バレエ・・・我々の周りには観察眼を鍛えてくれる物事はたくさんあります。これらが私たちに美意識を与えてくれるのです。

私の場合、管轄企業への厳しい指導で有名な金融庁が見本にしなさいと言うソニー生命でコンプライアンス意識とプロ意識を叩き込まれましたが、一方で周りの影響もあり美意識を鍛えてきたと思います。

まず、一番大きいのは祖母の存在です。妹と私は生まれが1歳半しか違わないので、母は妹のことで手がいっぱいで、必然的に祖母に面倒を見てもらうことが多かったです。祖母は茶道の師範までなった「和風」な人物でした。その影響を受けて私は小学校の時に無類の歴史好きになり、高校生の時にはお茶会を開催したりしてました。お茶はかじった程度ですが、お茶碗フェチになってしまい、茶道具を見に行くのは今も大好きです。

神社やお寺も大好物。伊勢で生まれ育ち、学生時代はそこで過ごしたかったので京都で過ごしました。京都には合計11年おりました。これらは祖母からの影響でした。祖母が存命の頃は毎年秋の京都を案内してあげることが楽しみでした。

もう一人は家内の存在です。家内はグラフィックデザイナーで、大学では哲学科で美術鑑賞を学んでいました。家内と知り合ってから絵を見に行く機会が非常に多くなりました。それまでは美術館は数えるほどしか行ったことがありませんでしたが、美術館や博物館が数多い東京で過ごしたこともあり今ではすっかり美術館好きです。家内は私の美術教師です。

また、ギターやベースと親しんできたことも大きかったです。今もすぐそこに、私の椅子の傍らには大好きなエリッククラプトンモデルのギターがあり、気分転換に弾いてます。

全国数多くの自治体や企業のコンプライアンス研修の講師を担当していますが、この美意識についてはより研究を深めて情報発信をしていきたいと思います。この本はお勧めです。

この本には大変感銘を受け、やたらとしっくりくるのでなぜかと思ったところ理由が分かりました。著者の方、1970年生まれ、慶應義塾大学文学部哲学科。家内の2個上で同じ科にいたようです。

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