水曜日にお伝えした前編に引き続き、ソーシャルスタイルによるコミュニケーションの取り方、販売や営業にお役立ちのお話を伝えてまいります。
自己主張が強いが感情は出さないタイプ。野球の監督で言えば管理野球の広岡監督に例えられます。SMAPで言えば二人いると思います。木村拓哉さんと稲垣吾郎さん。このお二人は本当にかっこいいのですが、失礼ながら私の表現では「かっこつけタイプ」とさせていただいております。
このタイプは決断が早いのですが、自分で決めたがりで、人に決められることを嫌います。「こちらなどいかがでしょうか」と伝えると「なんでお前に決められなきゃいけないんだ!」になります。この場合、「これとこれとこれなどありますけれども」と3~4つ選択肢を出すと「じゃあこれで」と一瞬で決めてくれることが多いです。
保険営業の時、このようなタイプの方にはあえて捨てプランをわざと作って持っていくなんてしていました。
このタイプの見抜き方は
・無口だが威厳がある
・かっこいいのかかっこつけなのか
・威圧感がある
・こだわりが強い
・俺に話しかけるなオーラがある
といったところでしょうか。
続いて自己主張が弱く、感情的には開放的なタイプです。
日本人に一番多いタイプで野球の監督で言えば王貞治さん。SMAPだと香取慎吾さんが当てはまるでしょうか。人と同じものや流行っているものが好きで、そのようなものに安心感を抱きます。このタイプは決断力は弱いのですが、結論を促していくには「これ、今年ものすごく流行っているんです。Mサイズは最後の1つになります」という言葉が効きます。
このタイプの見分け方は
・穏やかそう
・優しそう
・にこやか
・押しに弱そう
・普通なものが好き
という感じです。
最後に自己主張が弱く、感情的には閉鎖的なタイプです。野球で言うと野村克也さん。SMAPで言えば草彅さんタイプです。このタイプは収集癖があったり(草彅さんはビンテージジーンズの収集家)や分析好き(野村さんはもろに当てはまる)で「悩みたがり」です。それゆえに決断をいただくには時間がかかります。気長に付きあってあげましょう。ただ、しっかり付きあってあげることで「ファン」になってくれます。大変ですがじっくり時間をかけて人間関係を作っていきましょう。
このタイプの見分け方は
・物静か
・マニアック
・淡々としている
・独自の世界観
・悩むことが好き
というところです。
2回に分けてソーシャルスタイルに付いてお話しました。販売・営業・クレーム対応など様々な場面において有効なのでぜひこれを覚えて実践していただければと思います。