会社でリース契約をしていた車のリース期間が終わり、車検が後1年残っているので買い取って乗り続けることにしました。
リース会社から所有権解除の書類が届いたので弊社の印鑑証明書を法務局で取得し、陸運支局へ。所有権解除の手続きは三菱ふそうにいた1998年以来ですので23年ぶりと言うことになります。
これだけ間が空いているのに割とスムーズに手続きができましたが、書類がめんどくさい。新所有者・旧所有者・新使用者・旧使用者といちいち住所と会社名を書かなければいけない。なぜ「1に同じ」等できないのでしょうか。
窓口は1から20番ぐらいまであり、ディーラーの制服やつなぎ(車関係者はこの服装が多い)を着た人たちが大勢いました。何でオンライン化しないのか甚だ疑問です。23年も経っているのに平成1ケタ台のまま何も変わっていません。これはおかしい。
わざわざ東京のリース会社から実印入りの譲渡証明書、印鑑証明書等が送られてきて、わざわざ法務局で印鑑証明を取って片道30分かけて陸運支局に行って30分も手続きに使う必要が今の時代あるのでしょうか。譲渡額5万円の車にここまでしなくても、例えば100万円以下の取引なら電子承認にするとかすればいいのです。
中古車の取引はオークションで全国から買い付けることが多いのですが、20年前に法整備することは出来ていたと思います。よく車の業者にこんな面倒をいまだにさせているのかと思います。何年か前にある新車ディーラーの社長と話した時に話が古い、いつの時代の話だと思った記憶がありますが、根っこにはこのような問題があるのかと理解しました。いまだにこんな仕組みで運用されていたら業者も成長しないわけです。
ここ10年、家電量販店で実物を見て、より安くネットで買うことは良くあることでこの方法をショールーミングと言います。カーディーラーでも消費者はこの方法で車を買ったり安くリースで借りたりという時代になりました。
私は今回所有権を自社に移した車が後車検が1年ありますのでこのまま乗って、1年後に新車を3年リースで契約する予定です。そのために先日新車ディーラーで実車を試乗してきました。ディーラーで買うなりリース契約すると当然店舗の家賃や従業員のコストがありますので高いのですが、最近ではネット契約ができるリース会社があるのでディーラーで買うかリース契約するよりもはるかに安くなります。実際に私はディーラーを使ってショールーミングをしているということです。
アメリカの電気自動車テスラはディーラーを持たない戦略で販売を増やしています(ただし故障が多いと聞いています)し、手間ばかりかかる現行制度の中で古い体質が染みついたディーラーと言う仕組みはいずれ淘汰されていくような気がしました。(企業努力している会社は別ですが)
私のやっている研修会社もそうです。営業を使って集客・販売するのではなく、集客をアウトソーシングして私のような講師がダイレクト販売すればいいのです。商談も研修もオンライン時代になりましたのでこれが可能になりました。時代に合わせて物の売り方を変えていく必要性はとても大きいことです。