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ブログ 小菅昌秀が考える 日本相撲協会を良くするためにはどうすればいいのか

2007年 時津風部屋リンチ殺人事件(時津風親方実刑 収監)
2010年 野球とばく事件(大関琴光喜解雇 大嶽親方(元貴闘力)解雇)
2011年 八百長事件(3月場所中止 20名以上の力士引退)
2017年 横綱日馬富士による貴ノ岩への暴力事件(日馬富士引退)
2018年 貴ノ岩による付き人への暴力事件(貴ノ岩引退)
2020年 中川部屋暴力事件(中川部屋閉鎖)
2021年 大関朝乃山 コロナ禍の中の深夜のキャバクラ通い(朝乃山出場停止処分)

何度も何度もコンプライアンスに対する問題や不祥事を起こしても一向に改善が見られない日本相撲協会。一人の好角家としてコンプライアンスの専門家でなくてもどうかと思います。

2017年の日馬富士の事件後に両国国技館で1,000人規模の研修が行われた際に八角理事長(元横綱北勝海)が「何気ないちょっとした気持ちでやった暴力が、ここまで組織を揺るがすような羽目になってしまうと。本人たち個人個人の自覚を持って行動するように
と促しました」と発言したことも問題化しました。この時私は「トップがこれじゃ組織が変わるはずが無い」と思いました。

ただ昨年の緊急事態宣言下の中で夜遊びを止めない幕内力士阿炎(あび)を国技館で待ち伏せて本場所への出場を辞退させた(後に3場所連続出場停止、また同様のことなどをすれば即引退、妻との同居を認めず部屋で生活することなどの厳しい条件が付いて即引退にはならなかった)ことをさせた錣山親方(元関脇寺尾)や、1年間早稲田大学の修士課程で相撲部屋のこれからのあり方を論文に書き最優秀賞を取った荒磯親方(元横綱稀勢の里)など良心的な人物が出てきていることも事実で頼もしく思います。

組織風土を変えていくことは本当に難しいことです。相撲協会を変えていくためには本当に長きにわたる「ごっつあん体質の金銭感覚」「かわいがりといった暴力の肯定」「世間ずれした感覚」といった根本的なところを改善していくしかありません。

今回の荒磯親方の論文はお金にクリーンにしていく意図が見えます。これは部屋のサポーター制度を掲げた貴乃花親方(既に協会から退職済み)に近いものがあるようです。財務的に不透明なことを好む親方や力士がいるかもしれませんのでこのような考えが潰されずに協会内で議論を活性化していってもらいたいものです。

後、横綱審議委員会やコンプライアンス委員会はかなり外部の血が入っていますが、もっと協会の核心部分に外部の血を入れたいところです。相当に特殊な世界の中しか知らない方々で運営されているところにもコンプライアンスが根付かない大きな原因があると見ています。一人の好角家として改善を望んでいます。

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