私はリングにかけろ、プレイボール、キン肉マン以来の週刊少年ジャンプ育ちです。ジャンプの3大原則と言われる「友情 努力 勝利」はりんかけやキン肉マンの他男塾、北斗の拳、聖闘士星矢、ドラゴンボール、ジョジョの奇妙な冒険、スラムダンクなどが代表される漫画で、大流行している鬼滅の刃もまさにこの基本コンセプトに忠実なので、長年ジャンプから離れていましたがすんなり鬼滅の世界に入っていくことができ、今や漫画全巻買いそろえてファンブックまで持って、妻と娘とともに夢中になっています。
娘には逆に私の好きな昔のジャンプ漫画・アニメに興味を持たせたく、特に私が大好きな北斗の拳をともに楽しみたいと思っていました。アマゾンプライムで無料視聴ができるので普通に見させてみようとやってみましたが、残念ながら興味は持ちませんでした。何とか面白く思わせようとして思いついたのが「でかいキャラクター特集」です。
まず、山のフドウから始めました。子ども10人くらいが背中に乗る巨体です。次にそのフドウと相対するラオウ(拳王)。特に拳が大きいところを見せました。
更に日本全国の肥満児のあだ名になったと言われるハート様(小菅は北斗の拳の雑魚キャラマニアで、必ず「様」付けで呼びます。)。断末魔「ひでぶ」はインパクトがあります。その後、ケンシロウたちを毒殺しようとする「でかいババア」です。このお方もキャラが立っています。
そしてとどめは、北斗の拳最大の漢デビルリバースの登場です。上に書いた4人をはるかに上回る大きさを誇り、尋常ではないインパクトです。
結果、娘は北斗の拳に興味を持ちました。たまに一緒に見てくれるようになりました。次は雑魚キャラワールドに入らせていこうと思っています。「あべし」のボクサーの男、「たわば」のマッド軍曹、「うわらば」のアミバ様、息をするのも面倒なゲイラ様、人間投げ大会のアビダ様・ゴンズ様、断末魔が「ア・ダ・モ・ス・テ ペイ!」の雑魚など魅力的なキャラクターが盛りだくさんです。
極めて個人的趣味の話をしてしまいましたが、子どもにも若手社員にも「興味を持たせること」が大事で、それを伝えたいのためこの話をしました。30代前半より下の世代は手取り足取りで育てられてきているので、やりたいという意欲を持たせ、期待して、やり方を教えて、さらに心の琴線に触れる何かを与えてあげないと行動につながっていきません。どこに心の鍵があるのか、やってみないと分からないので色々工夫が必要です。
娘は今月から塾が5年生コースになり、国語、算数に加えて社会と理科が加わりました。国語や算数は机上の話で興味を持ちますが、社会に興味を持たせるには寺社やお城に行くこと、理科は実験することなど「体験」が興味を持つための鍵だと考えています。
娘には国宝5天守は松江城を残すのみとなっており、既に25都府県は踏破させているせいか、昨日県名と県庁所在地名を勉強していましたがかなり覚えています。やはり色んなところに行くことは効果が高いと感じました。子どもでも部下でも、どうしたら興味を持つのかという視点は必要なことだと思います。