全国各地でコンプライアンス研修を毎年数十回行っています。一番根底に潜むものは美意識だと考えています。正しいことを正しくするということには美意識が必要です。美意識というもというときれいな言葉に聞こえるかもしれませんが、難しいことではなく「きれいなものを素直にきれいと、おいしいものを素直においしいと言えるか」ということだと思います。
私は食の都伊勢で生まれ育ちました。伊勢神宮がなぜ伊勢に鎮座したのか、理由は気候が良く食べ物がおいしい事だと言われています。そのような街でおいしいものを食べて育ってきたことは私の美意識の根幹になっていると思ってます。
春はスズキを船上から銛で突いたものを父の部下の方が毎年くださいました。洗いにすると大変美味です。
夏はやはり鮑です。毎年娘の誕生日には2016年5月にG7サミットが行われた志摩観光ホテルで祝いますが、こちらの海の幸フランス料理は世界一です。特に名物料理は鮑のステーキです。娘の誕生日が6月でちょうど鮑がおいしい時期なんですよね。
志摩観光ホテルホームページ
https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/index.html
こちらは先日樋口料理長と撮っていただいた写真です。
また、父の別の部下の方が生きた車海老を50匹くらいを濡れ新聞紙にくるんで毎年持ってきてくださいました。これは当然踊りでいただきます。魚はキスやコチがおいしいですね。キスは天ぷらにすると最高にビールに会いますし、骨を油で揚げて塩を振っていただく骨せんべいは自然の素晴らしさを味わうような感じです。コチの食感のあるお刺身は美味です。
10月からは伊勢と言えばこれ、伊勢海老!特に伊勢の伊勢海老は身の詰まり方が他とは違います。残酷焼きが好みです。冬場になってくると鰻や鳥羽や志摩の牡蠣がおいしいです。
またお隣松阪のお肉もあります。非常に恵まれた食文化の中で育ってきたことに感謝です。
こんな感じの中で育ってきて私は美意識の根幹になるものを身に着けてきたのだと思います。今でもおいしいものを食べるのが大好きですし、妻と付き合い始めた時(15年前ですが)も共においしいものを食べることが好きなのがきっかけでした。
娘にもそのような意識を持ってほしいのでおいしいものを家族で食べるようにしてますし、お城やお寺などいろんなところに連れていっています。ここ2年はコロナのせいで増えていませんが10歳になるまでに25都府県を娘は踏破しています。
良いものを見ておいしいものを食べる、それを素直に喜ぶ心が正しいことをすることの根底を成します。