先日体育会TVに元メジャーリーガーの新庄剛志さんが出演されてました。小菅は新庄さんとは同い年で、実は親友の親友です。友人の広沢好輝君は元プロ野球選手で、阪神タイガースに在籍時に新庄さんと親友になり、新庄さんがメジャーで活躍した3年間、練習パートナーとして同行したという経歴を持っています。
その2年目はサンフランシスコジャイアンツに新庄さんは在籍されましたが、この当時このチームにいたのがバリーボンズ。メジャーのホームラン記録である通算764本を打った史上最高と言ってもいいスラッガーです。広沢君は練習に普通に参加する立場だったのでボンズからバッティングの指導を受けた経験があり、私はその打法を教えてもらいました。
まず大事なのがアッパースイングであること。世界一速いピッチャーでも球は上から下に落ちるので、球とバットの接点の効率を考えるとアッパースイングが合理的だということです。体育会TVで新庄さんもアッパースイングをしていました。
しかし、高校野球などを見ているといまだにダウンスイングを推奨している解説者を見ます。毎年夏の甲子園の三重県予選を見ていますが、ゴロを打てという解説を何度も聞きました。進塁打を打つシチュエーションでは球を転がすことが有効ですが、それ以外については甚だ疑問です。ゴロを打てば内野手の間に転がらなければアウトになりやすいですが、内野手の頭を超えるライナーならどこに飛んでもヒットになる確率も上がります。
先日、バッティングセンターで撮影した動画をご覧ください。広沢君からは
「バットの出る軌道角度がいいので、来たボールとバットに当たる瞬間の弾きポイントが正しい角度で放たれていくこのような打球が理想ですなあああ」との評をいただきました。弾きポイントが良いと球がバットに長く乗りますので鋭い打球が飛びます。
野球でしたら70代、80代の解説者がいまだに「とにかく走れ」「にやにや笑うな」など言っていますが何を大昔のことを言ってるのでしょうか。筋トレなど科学的トレーニングは効果が高いですし、笑っていた方が球が速くなったりすることは科学的に証明されています。バッティングも仕事も合理的に、効率的に考えてやるべきです。ゴロを打てという旧い慣習などから脱却していく必要があります。
このコロナ禍の中、真っ先に無くなってほしいのがFAXと印鑑です。私は「頼むからFAXは止めてください」とこの3年言い続けてきたのでFAXは1年間に1回くらいしか来ないようになりました。私は講師として出ていることが多いので、いちいち事務所に行ってFAXを見るというのは非効率なのです。印鑑を押すだけのために出社するという会社がいまだにあるそうです。そのような無駄はごみ箱に突っ込んでしまいましょう。
打合せなどZOOMで十分です。移動時間が無くなるので今までですと1日4回までしか商談や打合せができませんでしたが、ZOOMだと1日7回とかできますので非常に効果的です。
研修もオンラインで既に40回やっています。遠くに行かなくていいのでこれも効率的です。今までリアルでやっていたセミナーをオンライン化しても受講者アンケートの評価結果は変わりません。高い効果を出すことは出来ています。
何が無駄かを常に見極め、徹底的に合理化することは働き方改革につながります。そのような習慣をつけていくと良いでしょう。