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ブログ 人材開発のプロ小菅昌秀が語る 不祥事例を検証するといかに社員教育が必要かが分かる

11月のある工事関係の会社のコンプライアンス講演会の準備のため、同業他社で実際に起きた不祥事を分析していました。

会社全体としては事業計画、コーポレートガバナンス(企業・組織の統治・管理)、マネジメント、人材育成、コンプライアンスの徹底など大きな視点から変えていかなければいけないと、不祥事後の調査委員会の報告にありますが、では社員の方たちが実際にどうしていけばいいのかという点に目線を合わせるといかに意識を高め成長させていくためにと考えると社員教育は欠かせないものだとわかります。

コンプライアンス意識を徹底させるためには研修は最も有効な手立ての1つです。仕事を進める優先順位のつけ方や、失敗せずに仕事を進めるための考え方、QCDRのバランスの取り方、問題が起きた時の原因究明のしかたと改善のしかた、再発防止策の検討、部下の育て方や管理のしかた、問題が起きた時のコミュニケーションの取り方、報告・連絡・相談のしかたなどが指摘されていましたが、これらは研修という手段を通していくことでノウハウ・手法を習得できます。不祥事の例をを研究することで改めて社員研修の重要性を感じました。

不祥事があろうがなかろうが、どのような職場でも問題はあります。なかなかリーダークラスの人材が育たない、コンプライアンス意識が低い、クレームやトラブルに対応できない、若手が育たない、社員の意欲が低い、サービス力が弱い、人が定着できずに辞めてしまうなど人に関する問題というものが無いという会社を今まで1社も見たことがありません。上記したような強化ポイント・課題がある会社には教育・研修は極めて有効な手立てと言えます。

実際の現場ではOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング 仕事中のトレーニング)で部下や交配に指導を行うことが多いですが、教える側の指導レベルを揃えていくことが大事です。新卒社員の半年研修などで久しぶりに集まった同期でディスカッションをすると「みんな、先輩に恵まれてていいな。私の先輩は何も教えてくれなくて不公平。」などと愚痴を言いだす新人をたまに見かけます。指導者のレベルが揃わないからこのような愚痴が出るわけです。

かつてある信用金庫でOJT指導者研修を5年実施しました。研修をやるまでは毎年40人採用して3年後に20%の8人が平均して辞めていましたが、指導を行う可能性がある全員がOJT指導者研修を受けたところ、3年後に平均して2人、つまり3年後離職率が20%から5%と劇的に低くなったというデータもあります。指導者のレベルを揃えることがいかに大事かが分かる話だと思います。

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