冬季オリンピック、日本の選手たち素晴らしいパフォーマンスを発揮して楽しませてくれます。その中のひとつがカーリング女子ロコ・ソラーレ。準決勝出場おめでとうございます。彼女たちの会話を聞いているとコミュニケーションにおいて良い見本だと思います。
「そだね~」は前回のオリンピックの年の流行語大賞に選ばれました。そだね~はあいづちです。このあいづちというのが「あなたの話をしっかり受け止めましたよ」という合図になります。あいづちが無ければどうでしょうか。相手が何も反応をしてくれなければ不安になりますよね。相手の話をしっかりと聴いていますよという証のひとつがあいづちですので、ロコ・ソラーレを見習い、しっかりとあいづちを意識してしましょう。
またあいづちとともに行い、相手に対して肯定のサインになるのがうなづきです。身体の縦の動きというのは相手への肯定を意味します。メンタリストのDAIGOさんの本で読みましたが、DAIGOさんは相手に質問をして身体のかすかな反応を見たりして相手の考えを読むなんてことをしています。私も8週間ほどかけてその技術を身に着けました。私は自治体や企業の研修講師をしています。受講生の反応が手に取るようにわかります。
相手の話を聴くときは大げさなくらいに縦揺れをするくらいでちょうどいいです。首だけで小さくうなづくのではなく腰からいくと大きな動きを出せます。人間は承認されたい生き物なので、大きな動きで肯定感を高めましょう。お笑いコンビのぺこぱの松陰寺太勇さんも腰から動いているそうです。元々は首を動かしていたのが医師から首を痛めるから腰からにした方がいいと言われてやり方を変えたらしいですが、そうなってからの方が動きがダイナミックになったように見えます。
単純にこの2つを意識していくだけでもかなり「聴いてくれている感じ」が出せますので日々注意して使われると良いでしょう。営業や販売、クレーム対応、部下指導、日々のコミュニケーション、子育てとあらゆる場面で使えます。
カーリングの話に戻りますが、ロコ・ソラーレはその他にも今どのような状況かを伝えたり、「どう思うよ」ということで思いを伝えたり、「うん」と確認をしたりと明確なコミュニケーションを取っています。何よりもあの明るさや笑顔、楽しむ姿というものは見習いたいところですね。野球でいうとヤクルトスワローズの奥川投手がいつも笑顔ですが、笑顔の方がパフォーマンスが上がることも分かっています。クレーム対応などは別ですがいつもニコニコしていることが大事です。