私の週末は金曜日の夕方にテニスのレッスンに行くところから入ります。ここで走り回り、しっかりと運動をすることで頭が勝手に週末モードに切り替わります。
この習慣はとても良いです。土日だけではなく金曜の夕方から休みに入りますので休みがかなり長く感じるようになります。しっかり動き、しっかり休むことで土日もだらだら寝ることもなくて早起きしますので土日の2日は長く感じます。なので有意義に過ごせるわけです。
朝は大体本を読みます。休日は2~3冊読むことが多いですが、釣りに行くこともあれば、散歩をすることもあります。朝から料理の仕込みをしたり、手間がかかりますがとてもおいしいあんかけお粥を作って家族にふるまうこともあります。
日中は家族で買い物や遊びに出かけたりすることが多いです。ゴルフは平日に休みを取っていくことが多いです。ギターの練習をしたり、茶道のまねごとをしたり、絵を描いたり、美術館に行ったり、いろんな過ごし方をしています。
日曜のサザエさんの時間帯に「もう休みが終わるのか。明日の仕事に行きたくなくなる」と思うことをサザエさん症候群というそうですが、このように充実した週末を過ごすことで、むしろ私の場合その時間帯は「明日からの仕事が楽しみだ」という気分になります。
良い休み→良い仕事→良い休み→良い仕事、といった好循環のサイクルができています。このサイクルができれば自然とワーク・ライフバランスが取れていきます。
キーになるのはやはり金曜日の仕事のスイッチオフのしかただと思っています。私のようにテニスのレッスンやスポーツジムに行くなど、運動して汗を流し、適度に疲れて金曜の夜は早く寝るといったようにしていくとよいのかなと思います。
また、趣味は持った方がいいです。私の最も専門とする分野はクレーム対応ですが、その世界で一番問題視されているのが「暇な高齢者クレーマー」です。趣味無し仕事人間で、部下を叱っていたころが一番楽しかったというクレーマーが自治体の窓口や企業のお客様相談室に、現役時代のような人を叱る体験をしたいためにクレームを付けてきます。その姿を見ていますと「ああにだけはなりたくない」と思いました。
テニスは健康寿命を延ばす意味でもお勧めです。私の母は今年で77歳になりますが、今も元気にテニススクールに通っています。ゴルフ、釣り、ギター、歌なども年を重ねてもできます。50歳くらいから始めても十分上達できます。人生を楽しく味わうために、休みも仕事も充実させていきたいものですね。