本日は1日四国の会社様相手にオンラインで研修を実施しました。有料、無料で合わせるとこの2年で軽く100回以上の研修やセミナーなどを実施してきましたが、効果的に研修を行う勘所が最近より分かってきました。
まず、2年半前、コロナ禍になって取り組んだのがZOOMやマイクロソフトTEAMSの使い方、有線で接続を行いトラブルを起こさない体制づくり、カメラや照明の当て方、高品質なカメラやマイクの購入、マイクを通しても通る声づくり(マライやキャリーやビヨンセ、ホイットニーヒューストンなどのボイストレーナーの孫弟子に習いました。)といった根底的なところから取り組みました。
次に慣れることが大事なので友人知人に声をかけて無料セミナーを10回ほど実施しました。これで画面共有やグループに分かれてのディスカッションの実施、1対1でのロールプレイングといったことができてるようになっていきました。
機械は使っていかないとなかなかうまくいきません。これは練習の成果です。
企業や自治体の研修でまず多かったのがコンプライアンスの研修やセミナーです。どちらかと言えば一方的に話すことが多い1~2時間の話が多く、オンラインでもあまり違和感はないのでこれは全く問題ありませんでした。次に3時間程度のクレーム対応研修を良くやっています。これも意外とオンライン実施と相性が良く、集合型でやっていた頃と受講者アンケートの結果は変わりありませんでした。
ただ1日画面を見るというのはかなりきついものです。マネジメントや部下指導研修、問題解決研修、営業研修などは基本的に尺が長く1日(6~7時間)ものが多いので、そこで工夫が必要でした。ポイントは「なるべく画面から目を離す時間を設定すること」です。
なので、個人ワークを多めに設定することが多いです。紙の資料に目が動くので目の負担が減ります。また、画面を見るにしても一方的に話を聞くのではなくグループセッションの機能を使ってディスカッションやロールプレイングを多く入れます。その時に大事なのは各ルームを巡回することです。少人数の中で個別に講師の話が聞けますのでいろいろ質問が出やすく、疑問を直接講師に聞くことができるのは受講生にとって満足度が高いことです。そのような機会を研修の中に入れていきます。この時間を取りたいので参加人数はできれば10名まで多くとも15名程度までにとどめると成果が出ます。
このようにオンライン研修の勘所をやっているうちに理解していきました。いろんな研修、オンラインで実施可能です。