娘の一番仲よしの友達Aちゃんが近日引っ越ししてしまいます。連休中に引っ越すので昨日が一緒に学校で過ごす最後の日で、娘は大泣きして学校から帰ってきました。小学校入学から3年と少し、毎日一緒に通学していましたが来週からはいなくなってしまいます。家族ぐるみでのお付き合いでしたので私自身も淋しい思いをしています。
Aちゃんのお家はいわゆる転勤族です。Aちゃんが幼稚園の時に三重に来て、今回4年生で三重を出ていく。寂しい思いを繰り返しています。Aちゃんのお父さんは機器のメンテナンスの仕事をしているのでテレワークをするわけにはいけませんが、転勤の命令が出たらテレワークでできる仕事に転職する方や、転勤を断ってテレワークで仕事をする人は今後増えていくと思います。
テレワークで仕事をこなせる人は基本的に仕事に関する能力は高い傾向にあるので、会社としても辞職されると優秀な人材の流出となってしまいます。
逆に言えば、転勤を強いる会社は優秀な人材を確保できないということに繋がるといったお話です。良く昔から「家を建てると転勤になる」と言われていますが、アンケート結果でも30%くらいの人が新居を立てたらすぐ転勤になった人を見たと出ています。研修会社にいると当然ながら人事ご担当者と話す機会が多いのですが、実際にある人事部の方から「会社に対する忠誠心を試すため」と聞いたことがあります。しかし、最近の若手社員を見ていると社員の忠誠心とか帰属意識は薄れてきています。むしろ社員の定着にはマイナスに繋がることになっていくことになるでしょう。
単身赴任も同様に断る方、もしくはそれを理由に転職する方が増えるでしょう。子どもが成長していく姿を見ること以上に楽しいことは有るのでしょうかと研修で私はお伝えしています。色々な自治体様でイクメン(子育てをする男性職員)研修の講師をしていますが、これからは男性も育休を取り子育てをしていく時代になっていきます。そのような時代を自治体が率先して切り開いていっているのが現状です。
私自身、東京から戻って三重県で開業したときに2か月ほどの短期間ですが単身赴任の状況にありましたが、家族とそれなりの期間を過ごせないのは本当に苦痛でした。何年も単身赴任するのは間違いなく私には無理だと思いました。
これからの時代、企業が優秀な人材を確保し、定着させていくためにはテレワークの導入を行い全国から人を募り、その方々が家族と一緒で魅力的な生活ができるような環境を整備していくことが大事になってきています。