ここ最近、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の投球にくぎ付けです。今までの投手とは別格というか、「異次元」という言葉がふさわしいです。左足を高く上げるダイナミックなフォームから繰り出される最速164キロのストレート、145キロ前後の鋭く落ちる落差の大きいフォークボール、素晴らしい。躍動感がすごい。
また、その球を受けるキャッチャーの松川選手も素晴らしい。高卒1年目の18歳とはとても思えません。あの佐々木投手の球を全く後ろに逸らしませんし、キャッチングもお見事、リードもうまく、その太々しい雰囲気は18歳というより18年目かと思うくらいです。こういったプロ野球選手らしい感じがたまらなく好きなのでで個人的に松川ファンになりました。
ゴルフにも美を感じます。特に最高の舞台オーガスタインターナショナルで行われるマスターズは毎年春の楽しみです。いつ見ても美しいグリーンやフェアウェイの中で世界のトッププレイヤーが果敢に責めていく姿は大変美しいものです。今年はタイガーウッズの復活がありました。昨年は日本人初の松山英樹選手の優勝がありました。解説の中嶋常幸プロと同じように私も号泣しました。
躍動感と美と言えばフィギュアスケートはその極みの競技の一つだと思います。妻の影響で結婚した15年前からテレビで見るようになり、一度生で見たいと常々思っておりましたが、運がよく6月のファンタジーオンアイスのチケットが当たりましたので、羽生結弦選手、坂本花織選手、アイスダンスの北京オリンピック金メダルコンビ他、荒川静香、ジョニーウィアー、ステファンランビエール、ファビュエルフェルナンデス、織田信成など豪華な出演陣のスケーティングやジャンプを生で見ることになりました。楽しみで楽しみで今からしかたがありません。
コンプライアンスの一番根底を支えているのは美意識です。論理的な問題解決法だけでは複雑な状況な現代社会の中、あらゆる問題を解決することは厳しく、正しい判断力を身に着けていくためには美意識を持つことが必要であるとハーバード大学などの研究で分かっています。欧米のエリートビジネスマンは美意識を磨くためにアートスクールに通うそうです。美意識を磨いていくことこそが正しい倫理観を育み、コンプライアンス意識を高めます。
絵画や美術品を見たり、絵を描いたり、音楽を聞いたり自ら奏でたり、お寺・神社・お城・庭・建物などを見たりといろいろありますが、トップアスリートの躍動を見ることも美意識につながりますので、スポーツ鑑賞をそのような視点でお楽しみいただければと思います。