研修講師、特に男性講師は現役を引退してから講師になる方が多いようですが、私の場合はまるで違います。現在50歳ですが、講師の仕事に専念していたら浮世離れしてしまい、5年もしたら現場と乖離してしまうことになり、納得性の高い研修ができなくなると思います。
私は現役でクレームやトラブル対応、社員指導、営業、テレアポをしています。
まずクレームやトラブル対応については不動産管理会社の仕事もしていますので、そちらで担当者をしています。大型の賃貸マンションでは勝手に駐車場に車を止める、駐車場を近道として横切る、音の問題など様々なトラブルやクレームがあります。このような対応を時折行っています。
社員指導は2社の人事顧問をしていますので、研修で1年なりの目標設定をさせて、それに対して個別指導面談を年に3~4回行うという取り組みをしています。年間500回近い面談をしますのでどんどんコーチングスキルやカウンセリングスキルが上がっています。これは素晴らしいトレーニングにもなっています。どのように社員さんたちに考えてもらうのか、いかに思っていることを引き出せるのかという技術はかなりのレベルになっています。
そして現役で営業やテレアポをしています。「社長テレアポ」という方法をやっています。「私、全国の自治体や大手企業で研修講師を務めています、サミット人材開発の社長の小菅でございます。お世話になっております。社員様の教育や研修のご担当者にお取次ぎをいただけますか。」というと大体取り次いでいただけますし、昔に研修会社にいた時は100件電話をかけて6件程度のアポを取っていましたが、このやり方ですと20%はアポまではいきます。
そして実際に商談になりますが、最近ではほとんどZOOMです。便利な時代になりました。直接うかがっての営業ですと1日4件が限界ですが、ZOOMですと7,8件はいけます。
1回目の商談は弊社の会社案内→興味を持っていただけた内容のヒアリング→こんな研修はどうかといった話をするといった流れです。ここでヒアリングスキルと話をまとめるフィードバックスキルがものを言います。
2回目の商談はプレゼンテーションとクロージングです。1回目に聞いた話をパワーポイントにまとめてプレゼンテーションし、いつ研修をするかといった「期日を切る」クロージングを行うことが多いです。
実戦で常に鍛えている私の研修は効果が高いです。常に最新の内容にアップデートされているので机上の空論ではありません。