旧いやり方や言葉でもちろん良いものは継続すればいいですが、時代に合わなくなればこだわる意味はありません。
私の場合、最近の話ですとFAXを撲滅させたいと思っています。出張が多く、近くでも1日研修に張り付くので事務所に行けない日が多いので、FAXの確認は1週間以上できない場合があります。
6年前に起業した時に最初からやらないという選択をしておけばよかったと思いましたので3年前に名刺からFAX番号を削除し、主要なお客様には「FAX止めました」と伝えやっとこの1年は1通のFAXも来なくなりました。
ところが先日、県の補助金の書類を「FAXで送ってくれ」と言われました。もう、本当に面倒です。もうFAXの機械はちゃんと動くかどうかも分からないので、コンビニから送信です。1回目の送信がうまいこといかず、2回の手間がかかりました。印刷の準備など含めると20分のロスです。1回50円のコストがかかります。メールであれば1分無料でできることを考えればどれだけ非効率なことかがよくわかります。
プロ野球やゴルフで晴れの日には選手たちはサングラスを付けるのが当たり前になりましたが、高校・中学・少年野球では普及していないそうです。理由は「学生らしくない子どもにはまだ早い」。アホですか!子どものスポーツの事故は4割が目に関わると下記記事では書かれています。紫外線に目がやられない、ケガしにくくなるという明確で大きなメリットがあるのに過去の慣習にこびりついた頭の固いカビの生えたものの考え方しかできない低レベルの指導者がまだまだ多くいるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d47499eb05d857e60c58a24c8ec786cf6a66bd9d
15年前に勤めていた会社で、社有車に乗っている時サングラスをしたら同僚が「うちの社員がサングラスをかけているのは世間体が悪い」と言いました。この時は唖然としました。車の運転で最も大事なのは「安全」以外ありえません。サングラスは安全のため欠かせない道具です。その人に言いました。「車の運転で最も大事なのは安全ですよね?違いますか?そうですよね。サングラスは安全な運転を行うために必要な道具です。サングラスをしてないことが理由で事故をしたらあなたは私に責任を負えますか?どうなんですか?」これで黙らせました。
野球の指導者は知識をアップデータすべき人が多いです。甲子園の予選の県大会をテレビで見ていると、昨年の段階でも「ゴロを打て、転がせ、ダウンスイング」・・・。話になりません。最新の理論を全く知らないのです。現在のバッティング理論はフライボール革命です。打率はあまり変わらないですがフライを打つほうが長打が出やすいというデータを見たことがあります。従ってアッパースイングが正解です。野球の球は物理的に上から落ちてきます。ダウンスイングで打つとバットと球の交点は点ですが、アッパースイングで打てばバットと球の交点は線になります。どちらが当たりやすいか、簡単な話です。
私の友人で広沢好輝という人物がおります。子どもの頃に同じリトルリーグで野球をしていました。彼はプロ野球選手になるという夢をかなえ、阪神タイガース在籍時にBIGBOSS新庄剛志さんと親友になり、BBがメジャーに渡った3年間は練習パートナーとして帯同しました。2年目はサンフランシスコジャイアンツでしたが、そこにいたのがメジャーで通算ホームラン記録764本の過去最高のバッター、バリーボンズです。広沢はボンズから直接最高の打撃理論を学びました。
3年ほど前に彼にバッティングセンターで指導を受けました。彼が言う中でも「絶対にアッパースイング」は特に強調して言ってました。このような話をしたとしても前述したテレビの解説者は理解できないんだと思いますが、淘汰されていかねばならないと思います。役に立たない古い考えはどんどんゴミ箱行きです。でなければ世の中は良くなりません。