先日、土日に開催されたいけばな小原流三重県支部70周年記念の展示会に小学校6年生の娘の生け花を出展させていただきました。
月1で3年ほど習っていますが、なかなかなものをできるようになっています。子供の成長というのはすごいです。
生け花の展示会というのは初めて拝見しましたが、心が雅やかになりとても充実した時間になりました。幹部クラスの先生方の生け花には心躍る迫力や美しさを感じました。5つほどご覧ください。
子どもたちの生け花を30人分ほど見ましたが大きくパターンとしては3つのようでした。縦に伸びるもの、横に広がるもの、1本だけ飛び出すもの。
先生たちのものはより立体的で創意工夫がされていることが分かります。前後左右上下に多彩な広がりがありより立体的なものが多かったです。娘の先生にその作を解説いただきましたが、花瓶の口に生けている木は1本だけで、後は花瓶の外で枝や花や葉を取り付けているとのことで、相当な技術がないとできないということがよく分かりました。長年の修練というものはすごいです。感服いたしました。初めて見た分、大きな学びになりました。
常々コンプライアンスの研修では美意識を鍛えることこそがビジネスにおける正しい判断力を養い、その結果コンプライアンス意識が高まるという話をしていますが、先生方も真剣に花木と向き合っているのだと思いました。私にとっても美意識をより持てた時間でした。
このように日々の生活の中で美意識を鍛えてくれるいろんな場面を増やしていくということが必要です。これからの時期でしたらコスモス畑を見に行くのが楽しみですし、11月後半の京都の紅葉を見に行くのも毎年の楽しみです。(今年は娘の中学受験のため、いけるかどうかわかりません)例年東福寺、常寂光寺、二尊院、光悦寺、永観堂、高台寺などに参ります。年末にかけてイルミネーションは心を躍らせてくれます。お気に入りは六本木ヒルズのけやき坂と丸の内です。
美意識を鍛えるとビジネスにおける判断力が増すということがハーバード大学の研究などで分かっています。どんどん複雑化する現代において論理的にものを考えていくことだけでは限界に来ています。ゆえに欧米のエリートビジネスマンたちはアートスクールや美術館に通っています。正しい判断力が身に付けば自然にコンプライアンス意識も身に付きます。美意識を鍛えることこそが肝心です。