1968年にアメリカの産業心理学者であるデビッド・メリルが提唱した相手を分析するソーシャルスタイル理論の手法を紹介します。
20年以上前に習った話ですが、今も相手をどのタイプか判断したい場合に使う基本的な方法を、私の経験で得たノウハウをちりばめ発展した内容をお伝えします。営業や販売の方に特におすすめのお話です。
主張をするのかどうか、感情を出すのかどうか
1.自己主張が強く感情を出すタイプ(自分大好きタイプ)
2.自己主張が強く感情を出さないタイプ(かっこつけタイプ)
3.主張しないが感情は出すタイプ(人当たりの良いタイプ)
4.主張も感情も出さないタイプ(分析型タイプ)
私は典型的な性格が開放的で自己主張の強いタイプですが、このタイプがモノを買う時に弱いのが「あなたにピッタリです」「この洋服はあなたのために作られたんだと思います。」こんな言葉にコロッとやられてしまいます。
昔、行きつけの服屋さんで「この服は小菅さんにピッタリだから仕入れたんです。一回試着してください。あっ!やっぱり思った通りだ。これは小菅さんに買ってもらわないと困ります。」とコロッとやられてしまったことがあります。
逆に「これ、流行ってるんです」「この色が今年のイメージです」などは全くいりません。人とは違うと自己主張や差別化がしたいので、他の人と同じは逆に全く興味がありませんし、むしろかなり嫌に思います。
野球の監督で言えば長嶋茂雄さんタイプ、解散してだいぶ経ちますがSMAPで言えば中居さんタイプだと言えばイメージしやすいと思います。私はまずどのタイプであるかを
このタイプの見分け方のコツは
・思っていることを思い切り話している。
・自分大好きである。(自分の話題が多い)
・親分肌。会社で言えば社長タイプ。
・良くも悪くも目立つ。
・声が大きい。
・堂々としている。
・ノリが良い。
・新しい物好き。
といったところでしょうか。
自己主張の強さ=判断力の速さと言えます。次回のブログで紹介する自己主張はするが感情は出さないタイプもそうですが、自己主張する方は共通して判断は早いことを覚えておきましょう。
感情を出すタイプの場合は、「これ1点ものなので二度と入荷しませんよ」「運命の巡り会わせとしか言いようがないですね」。こんな言葉で購入を促していくことをお勧めします。
私はエリッククラプトンが大好きなのですが、一昨年大変程度の良い1990年代のクラプトンモデルのギターを即決めで買いました。この時言われたのが「このギターはあなたに会うためにここに来たんだと思います。」
自己主張が強く感情を出すタイプへのクロージング(購入決定の促し)。ご理解いただけましたか?