コンプライアンス意識を高めていくための話題を続けています。
家内の影響を受け、西洋美術鑑賞が好きになりコンプライアンス意識を高めるために必要な美意識を持てるようになった3つの話の2つ目をします。
2016年12月、伊勢商工会議所で弊社によるセミナーを実施しました。その会場に飾ってある縦3メートル横2メートルくらいある絵画に目が留まりました。「これ絶対見たことある!」と感じました。
作者名を見て理由が分かりました。
奥行彦氏 高校2年の時のクラス担任で美術の先生でした。
彼の絵そのものは見た覚えがないのですが、高校2年の美術の授業で「千代紙」の柄をつくるという課題があったときに、この絵に近いものをたくさん目にした記憶が蘇りました。その時の彼の指導の影響なのか、この絵に影響を受けたような千代紙の柄をクラスメイト達が描いていたのです。
人は見えるものを見ているのではなく、見たいものを見ます。意識が無いと何回見ても目に入っても見えません。この時は「ああ、私は美に対する意識を今、持てているからこの絵を誰が描いたのかを感じたんだ」と思いました。
残念ながら奥先生は既に他界されてましたが、伊勢商工会議所に先生の作品はいきいきとした姿を残されています。私も私の生きた証をノウハウとして普及し、残していきたい次第です。