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ブログ パワハラ研修を売る研修会社であったパワハラ事例

筆者は研修の業界が長いので、20社ほどの研修会社と係わりがあります。その中である会社のことで、にわかには信じられない話を以前知りました。どの研修会社もおおよそコンプライアンスやハラスメントの研修を取り扱いますが、そのような研修を扱う会社でパワハラ案件が発生して社員が辞めたという話です。とんでもないことです。

実際のやりとりの音源データをそのまま聞きましたが極めてひどい話でした。簡単に言えば、ある社員が体調が悪いので検査入院で休暇を取りたいことを役職者の上司に申し出たところ、「そんな長い休みは無理だ。仕事できるときは出社できないのか。」とコンプライアンス意識の欠片もない発言がありました。到底ハラスメント研修を売っている会社の役職者の発言とは信じられませんでした。その後、当然ですが裁判所や労働基準監督署に提訴寸前まで行ったそうです。人権の専門家もこの話を聞いて憤慨しておりました。

入院による休みを取る日数以上の有給休暇は余っていたとのことですのでそれを消化することを会社が認めないということはそもそもできませんし、さらに有給中にサービス出社をしろと言っているということです。極めて悪質です。

この話の根底にあるのは売上至上主義と言えます。結局この社員は特にこの上司を見限って退職したそうですが、上司がこの社員を休ませたくなかった理由は売上を何とか達成させるためであったことが、これも音源データで聞きましたが明確に上司が発言しています。

パワーハラスメントで一番良くあるパターンが「売上を達成するためには何でもする」という考えの行き過ぎです。最近では東芝や神戸製鋼のデータ改ざん、三菱自動車の燃費データの虚偽なども同じパターンでした。コンプライアンスの根底的に必要である考えの「正しく胸を張れる倫理観」「利害関係者への信頼」が大きく欠如していたお話です。

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