最近、改めてガンダムにはまっています。ファーストガンダムと言われる最初のガンダムに加え、アマゾンで無料で見られるので続編のZ(ゼータ)ガンダムについに手を出しました。ここ1週間で全50話中23話まで見ています。
ファーストガンダムがリアルタイムで放送されていた40年前、日本はまだまだモノが不足していた売り手市場で、売り手はふんぞり返っていても売れるので人気のあるガンダムのプラモデルが他のプラモデルと抱き合わせで売られているなんていった時代でした。
それが5年も経つと世の中はバブル景気で湧き上がってきました。一気に市場にものが溢れて売り手市場は買い手市場に変貌しました。このタイミングに合わせるかのようにアメリカからCS(カスタマーサティスファクション お客様満足)の考えが入ってきました。ものに溢れているので売り物だけでは差別化が難しくなったので売り手にはプラスαのサービスという考えが必要になっていきました。
今から30年ほど前くらいからビジネスマナー研修は人気が出てきました。私は社会に出て25年以上になりますが、我々の少し上の世代から新入社員研修でマナーを学ぶようになりました。その延長線でクレーム対応研修も世に出だし始めました。
このクレーム研修が、まずはとにかく謝り留飲を下げてもらうと言ったところから始まりました。これを私はクレーム対応1.0と呼んでいます。次にとにかく良く話を聴きなだめていくというやりかたで、これをクレーム対応2.0と呼んでいます。何とか収めていくという意味はあるのですが、私はこの研修がいまだにはびこっていることに甚だ疑問に思っています。今までの研修がモンスタークレーマーやカスタマーハラスメントを数多く生み出してしまったのは事実だからです。
私が提案する「クレーム対応3.0」は断るべきことはきっちりと断る考えです。お客様は神様ではありません。少子高齢化の世の中で大事な従業員を守っていくことが大事です。必要以上の神様扱いはしてはいけない時代なのです。自治体や民間企業でクレーム対応研修の講師として数多く立ちますが、良く聞くのが「クレームがあると上司からとにかく聴けと言われ、その結果無駄な時間が過ぎてしまい苦痛である」といった声です。
2.0以前の研修を受けてきた上司からのアドバイスでありがちなのは「とにかく聴け」の1点張り。これではいけません。神経を消耗して疲れる上に時間の無駄。クレーム対応の2021年のスタンダードは1次対応者1時間、2次対応者1時間で、それ以上はいったんお引き取りしてもらうことです。無駄な時間と精神の浪費は避け、労働生産性を高めていきましょう。
2021年11月のサミット人材開発の動画配信は前向きに生きるための月間と題して全9話をお送りします。本日はその第3話で「付き合ってはいけない!こうなってはならない!裏でモノを言う人」をお送りします。7分ほどのお話ですので是非ご覧ください。
中学生の時に何人もから「睡眠学習機を使っているって本当?」
5年前の同窓会で「他界したと聞いていた。生きてたんだ。」
など、良く分からない噂は流されるものですが、何でそんなことを言ってしまうのでしょうか。
今月のサミット人材開発の動画配信シリーズは前向きに生きるための月間全9話で本日は第2話です。「付き合ってはいけない!こうなってはならない! 足を引っ張ってくる輩」をお送りします。いつもよりやや長め、8分半ほどの内容です。私にとって反面教師となっている実在する人のやっていることをお話しています。
3年ほど前に読んだ本です。
孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA―――終わらない仕事がすっきり片づく超スピード仕事術
三木雄信著/ダイヤモンド社
この考えに触れ、「小さなPDCA」をいっぱい回して、ダメなものは捨てていくというというやり方を知りました。
昨年来のコロナウイルス禍の中、弊社のような研修会社は売り方そのものを変えていかないと存続できない状況になりました。そのために昨年から取り組んできたことを挙げますと
・県の補助金によるホームページの立ち上げ
・このブログの毎平日更新
・YOUTUBEで5分動画を週2アップ
・他研修会社との拡販
・無料オンラインセミナーの実施
・オンラインコーチングサービスの開始
・新商品の開発(世にも珍しい介護営業研修など)
など、他にもありますがとにかくできることを探して、試して、ダメなものは捨てることを繰り返してきました。
ポイントは見切りをつけることです。始めたことをやめるのは「もったいない」と思わないことです。ダメなやり方はいかに早く見切りをつけないと時間と労力の無駄になります。もったいないという気持ちを捨て去りましょう。
大事なことは明確な計画(PLAN)を立て、実行(DO)し、間違っていないかの確認(CHECK)、改善行動(ACTION)と、それぞれの頭文字をとってPDCAといいますがそのサイクルを回していきますが、いろいろ試していく場合はある程度の計画でいいのでざっくりPを立て、高速で小さなPDCAを同時にたくさん回していくやり方が適します。
1つのPDCAを回していくならば1つの正解しか残りませんが、20個のPDCAをやってみて4~5個の残れば儲けものです。ポイントは15個くらい捨てるものをいかに早く見極めるかです。
口先だけでなかなか行動しない人が世の中に多くいますが、それでは何も生みません。実行力こそが命です。若い頃、合コンの開催を頼まれた時にその場で即女性の友人に電話をした時は男性の友人から「まじかっこええ!」と称賛をいただいたことがあります。やると決めたら即実行。ダメなら早くやめてしまいましょう。
2021年11月のサミット人材開発の動画配信は「前向きに生きるための月間」を題してお送りします。今回の動画ではこうなれば嫌われるという人物像をお伝えします。「付き合ってはいけない こうなってはならない 嫌われる人 嫌われないためにどうすればいいのか」全9話の第1話です。
2021年10月のサミット人材開発の動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。本日は第9話「プロ意識・問題意識・美意識」。どんどん進んでいく時代の中でコンプライアンスはより重要になっていきます。コンプライアンス意識を高める根底的なな3つの意識についてお話していますので是非ご覧ください。
小学校5年生の娘に付きあってイッテQをたまに見ます。内村光良さんの話はマネジメントや部下指導研修で良くします。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの新人アンケートで理想の上司5年連続1位を取られています。現代における理想のリーダーは寛容型、動物で言うと犬型で、優しくて丁寧に教えてくれるタイプが好まれていますし、実際に部下の成長にも繋がっています。
本日はその内村さんの話ではなく出川哲郎さんのお話です。コロナのことがありここ最近はイッテQで海外ロケはありませんが、出川英語はいつもある意味すごいなと思います。昔の進め!電波少年の頃からの突撃精神は変わらないですね。
出川さんのすごいところは「とにかく通じる言葉を探して、とにかく通じるまで試すところ」です。ニューヨークで自由の女神を探していた時、「FREE WOMAN」だったと思いますがこれで何とか通じていました。このようにアウトプットしていくことで英語でのコミュニケーション能力を高めているわけです。
学びはアウトプットこそ大事です。例えば研修で「結論先出しの分かりやすい話の組立て方」を習う、つまりインプットしてもそれをできるようにするにはアウトプットをするしかないということです。英語を中高で6年学んでも全く話せない方が多いですが、アウトプットする機会がないのでそのような結果になるわけです。
出川さんはそのようにコミュニケーションを取っていますが、長嶋茂雄さんに相通じるところがあります。長嶋さんも外国で英語というよりは「鯖と言う字は魚編にブルー」というようなカタカナ言葉を使われますがなぜかコミュニケーションが取れます。日本人初のアメリカのゴルフツアーで優勝した青木功プロも同じような感じでした。まったく英語はできないのですが世界のトッププレーヤーとコミュニケーションが取れてました。
私の経験で言うと小学校1年~4年の時に在日米軍の嘉手納、横須賀、三沢やハワイのヒッカム基地などでまったく日本語が通じない家庭にホームステイしたことがありますが、単語を言えば何とかなりました。数少ない語彙でもアウトプットすることが大事なのです。
大学の卒業旅行は1月と少しくらいでしたかインドに行きました。インドは1、600以上の言語がありますので共通言語が必要と言うことで、長年イギリスの支配下にあったため英語がその役割を果たしています。皆が使うため平易であるので英語を覚えるにはインドはお勧めです。実際に必要に迫られるのでアウトプットを繰り返すのでしっかり学びになりました。その翌年ハワイに行った時には現地の人たちと普通に話せましたし、3年前に行ったセブ島でもなんとかなりました。
学びにはアウトプットこそが大事です。
以前のブログで祖母と妻が私の美意識形成の上での良い師匠だったと書きました。そんな妻と3月ほど前に三重県立美術館のダリ展を見に行きました。
ダリは初めて見ましたが、独創的な着眼点と発想・表現がすごいと思いました。よくこんなこと考えるなというのが正直な感想です。大変な刺激を受けました。
このような刺激を受け、感じることは本当に大事なことだと思います。良いものは良い、好きなものは好きと素直に言えるようになることが重要です。このような感性を鍛えていけば美意識というものを持てるようになるとここ3年ほど常々思っています。
コンプライアンス意識や職業人として必要な倫理観の根底はまさに美意識だと思います。コンプライアンス系の研修の締めの言葉にいつも言っています。先日、愛知県の自治体様で研修実施後に研修のアンケートを拝見したところ、「美意識を持つの一言がまさに本質を表している。それを根底に公務員としてのプライドを持って正しいことをしていけばよいことが分かった。すごい研修だった」とのコメントをいただきました。まさに私の本意が伝わっていて大変嬉しいお言葉をいただきました。
絵画などを見て何が良いかを述べたりすることではなく、感じることが必要な事なんだと思います。
私は茶道は昔、祖母に手ほどきを受けてかじった程度ですが、特に道具に美を感じます。時計と革靴に対するフェチズム的な感覚がありますが、お茶碗にもそれがあります。いくつかその母方の祖母や父方の曽祖父が残してくれたものがありますが、それを見ているだけで心が豊かになります。
スポーツを見ることも同じです。先日はゴルフのZOZO選手権での松山選手の活躍は目を見張るものがあり、気迫のこもった美しいスイングに魅了されました。体操競技の男子の橋本選手や内村選手の演技も大変美しいものでした。競馬はやりませんが競争馬はいつ見ても美しいと思います。
豆を挽きたての香りのよいコーヒーを味わう時、おいしいものを食べるとき、気持ちよく温泉を楽しむとき、秋の天気の良い日に坂道を自転車で下るとき、紅葉を楽しむとき、テニスで全力でボールを追いかけるとき、日常の中でも「きれいだ、楽しい、美しい、おいしい」と素直に感じられるかどうかです。生きている一瞬一瞬をこのように感じていけば正しいことをする意識は醸成されていきます。その結果、それは倫理観となり強いコンプライアンス意識を育てます。
今月のサミット人材開発の動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。本日はその第7話「うっかり忘れるミスをする場合」、第8話「不正のトライアングル」の2話をお届けします。それぞれ約4分ほどですので是非ご覧ください。
第7話
第8話
11月のある工事関係の会社のコンプライアンス講演会の準備のため、同業他社で実際に起きた不祥事を分析していました。
会社全体としては事業計画、コーポレートガバナンス(企業・組織の統治・管理)、マネジメント、人材育成、コンプライアンスの徹底など大きな視点から変えていかなければいけないと、不祥事後の調査委員会の報告にありますが、では社員の方たちが実際にどうしていけばいいのかという点に目線を合わせるといかに意識を高め成長させていくためにと考えると社員教育は欠かせないものだとわかります。
コンプライアンス意識を徹底させるためには研修は最も有効な手立ての1つです。仕事を進める優先順位のつけ方や、失敗せずに仕事を進めるための考え方、QCDRのバランスの取り方、問題が起きた時の原因究明のしかたと改善のしかた、再発防止策の検討、部下の育て方や管理のしかた、問題が起きた時のコミュニケーションの取り方、報告・連絡・相談のしかたなどが指摘されていましたが、これらは研修という手段を通していくことでノウハウ・手法を習得できます。不祥事の例をを研究することで改めて社員研修の重要性を感じました。
不祥事があろうがなかろうが、どのような職場でも問題はあります。なかなかリーダークラスの人材が育たない、コンプライアンス意識が低い、クレームやトラブルに対応できない、若手が育たない、社員の意欲が低い、サービス力が弱い、人が定着できずに辞めてしまうなど人に関する問題というものが無いという会社を今まで1社も見たことがありません。上記したような強化ポイント・課題がある会社には教育・研修は極めて有効な手立てと言えます。
実際の現場ではOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング 仕事中のトレーニング)で部下や交配に指導を行うことが多いですが、教える側の指導レベルを揃えていくことが大事です。新卒社員の半年研修などで久しぶりに集まった同期でディスカッションをすると「みんな、先輩に恵まれてていいな。私の先輩は何も教えてくれなくて不公平。」などと愚痴を言いだす新人をたまに見かけます。指導者のレベルが揃わないからこのような愚痴が出るわけです。
かつてある信用金庫でOJT指導者研修を5年実施しました。研修をやるまでは毎年40人採用して3年後に20%の8人が平均して辞めていましたが、指導を行う可能性がある全員がOJT指導者研修を受けたところ、3年後に平均して2人、つまり3年後離職率が20%から5%と劇的に低くなったというデータもあります。指導者のレベルを揃えることがいかに大事かが分かる話だと思います。