本日、明日は愛知県の自治体で管理職研修です。本日はこのような話をしました。
スズメの学校
ちーちーぱっぱ ちーぱっぱ スズメの学校の先生は ムチをフリフリちーぱっぱ
メダカの学校
メダカの学校のメダカたち 誰が生徒で先生か 誰が生徒で先生か
スズメの学校の先生はスパルタで、メダカの学校は先生と生徒が楽しく和気あいあいです。どちらの育て方が良いのでしょうか。
スズメの学校の先生は専制型・目標達成型・パフォーマンス型と言われるリーダーシップの発揮のしかたです。いわゆる「引っ張る型」のリーダーシップです。
これに対してメダカの学校の先生は支援型・組織維持型・メンテナンス型と言われるリーダーシップの発揮のしかたです。これは「支える型」のリーダーシップです。
このようにリーダーシップは2種類あります。この2つを時と場合によって使い分ける「理想型」のリーダーが最も良いと従来言われてきておりましたが、最近はどうも違ってきています。組織維持型のリーダーのほうが成果を出しているという話を私の師匠の柴田純男先生から聞きました。理想型のリーダーは完璧すぎて部下が疲れるようです。それよりも面倒見良くのびのびとさせてくれるリーダーの方が成果が出るそうです。
このリーダーシップの典型的な方が内村光良さん、ウッチャンですね。内村さんは三菱UFJリサーチ&コンサルティングの新人アンケートでここ5年連続理想の上司1位を取られています。小学生の娘に付きあってたまにイッテQを見ますが、まさに支援型の上司像だと思っています。
昨年の産業能率大学の同様のアンケートでは1位は内村さんでしたが、2位タイに少し目を疑う方がいらっしゃいました。出川哲郎さんです。出川さんと言えばはるかに年下のロンドンブーツの淳さんから落とされる方で、支援型を通り越して「いじられ型」です。世相が変わったもんだと分かるアンケート結果です。
今の若手社員たちは少人数学級で、また少人数の家庭育ちが多く、手取り足取りで育ってきています。実際に私の娘は学年3クラス、1学級27人で一人っ子です。娘のまわりには1人だけ4人兄弟の子がいますがそれ以外は一人っ子か2人兄弟です。団塊ジュニア世代真っただ中の私の時代は学年10クラス、1学級45人です。当然先生たちの目が行き届かなく、放ったらかしなわけです。
3年ほど前に手帳を落とした翌日、娘の学校の校長先生から電話をいただきました。「手帳を落とされましたか?」
すぐに学校に行き話を聞くと「手帳に小菅と書いてあったので、この辺りの小菅さんと言えば2年〇組の小菅〇〇ちゃんのお父さんかと思って電話しました」とのことでした。何て目が行き届いているのかと思いました。
今の30歳以下の方たちはこのように育てられてきています。だからこそ支援型リーダーシップが有効だということと考えられます。
精神科医の樺沢紫苑さんの本は何冊か読みました。一昨年大ヒットしたので読まれて方は多いと思いますがこのアウトプット大全は名著だと思っています。
毎年100回以上の研修に出ていますがいつも言うのが
「研修でインプットしたことをアウトプットしてください。アウトプットこそ学びです。アウトプットすることでスキルやノウハウは身に付きます」です。
講師の仕事はアウトプットの連続です。同じようなことを話していてもいつも「気づき」があります。先日は1日で同じ内容の2時間研修を3回実施しましたが、どんどん話の内容が良くなっていきました。毎回研修では盛大な拍手をいただきますが、1回目より2回目、2回目よりも3回目とどんどん拍手が大きくなっていきました。そのたびにいつも幸せ脳内ホルモンがドバドバ出ます。私の場合、それがかなり大きく出ますので至極快感です。人が幸福であるかどうかは脳がいかに喜ぶかと言うことなので大変な幸せを感じるということができます。講師業というのは幸せの仕事です。
1日1~2分程度でいいので学んだことを発表するなんてことをしていくのもいいでしょう。毎日設定した簡単な目標を口に出し、成果を出していくことでもいいですし、とにかくアウトプットする時間を増やしていくことが鍵です。アウトプットする手法は上記紹介しましたアウトプット大全がお勧めです。
スポーツをすることや楽器を弾くこともアウトプットの一種です。絵を描いたりすることもそうですし、私の場合年に1回程度ですが陶芸作品を作ってみる何て言うのも良いでしょう。
何らか学んだことを実行していきましょう。アウトプットこそが最高の学びです。
サミット人材開発の2021年10月の動画配信は動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズです。全9話のうち本日は第6話「あわててミスをする場合」です。
私も仕事を先に進めたいあまりにミスをしてしまいます。先に進めたがるタイプの方は特に要注意ですね。慌ててミスをしないためにはいかに立ち止まる習慣を付けていくかです。今回の動画ではその方法についてお伝えをしています。どうぞご覧ください。
サッカーのワールドカップ予選ですが、ギリギリの戦いに燃えています。ドーハの悲劇、ジョホールバルの歓喜は生で見ましたが、次のワールドカップは自国開催で予選免除、2006年からはアジアの参加枠が増え、かなり余裕を持って予選を通過していたのでひりつくような戦いは久しぶりです。心臓には悪いですがね。
サッカー日本代表の監督の交代という話も議論されています。先日のオーストラリア戦で首の皮一枚つながった状況ですが、この先どうなるんだろうかと思います。初戦のオマーン戦で完全に森保監督の戦術は分析されて負けました。更に前に話をすれば東京オリンピックの3位決定戦、準決勝でも同じよう失敗をしています。にもかかわらずサウジアラビア戦は、先発メンバーも戦術も大した変化もなく、オーストラリア戦でようやく中盤を変えて何とかしたといった感じです。
正直、戦術のオプションや柔軟な相手への対応、実績頼りではない選手の能力評価と活用と意味においてこの先は監督の交代が必要でないかと思っています。指揮官は大事です。
プロ野球でも高校野球でもそうです。
かつて甲子園で旋風を巻き起こした三重県の明野高校出身で、元ヤクルトスワローズ、阪神タイガース出身の友人の広沢好輝君の話はたびたびこのブログでも書いていますが、彼が言うには明野高校は冨士井監督が亡くなって甲子園の常連だったのが瞬く間に県大会1回戦負けのチームになってしまったし、ヤクルト時代の野村監督から受けた指導はかけがえのないものと聞いています。チームを率いる指導者の存在はそれほどに大きなものです。
部長や課長をされている方々もそれと同様です。皆様の存在はそのように大きなものなのです。管理・監督職、指導者としてこのブログを見てご自身の重要性を今一度感じていただければと思って文章を書いています。
思えば私も色々な方の指導を受けてきました。リトルリーグでは元特攻隊の生き残りの会長より厳しさや真剣さを学びました。小学校3,4年の時の担任2人が大嫌いだったので勉強が嫌いになりましたが、5,6年で勉強を好きにさせてくれた先生には本当に感謝しています。楽器は津々美洋さんといってロカビリーの頃のギタリストで平尾昌晃さんを育てたという有名な方に学びました。私は今もギターを弾きますが、基本を鍛えていただいたことは私にとっての大きな財産です。ゴルフは日本アマや国体などに何度も出場したトップアマの兄に教わりました。アメフトを始めた頃はライスボウルMVPの日大出身の山口選手に教わりました。社会に出てからもそうですが指導者には恵まれていたと思います。
自分自身も部課長級の職位に長年ついてましたがどちらかというと失敗譚が多いくらいです。人を統率して育てていくこと、振り返ると改めて大事なんだと思います。
2021年10月のサミット人材開発の動画はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。今回は第5話「ストレスが違反やミスの原因」をお送りします。
中部・北陸地方の自治体や企業で不祥事が起きると研修によく呼ばれますが、新聞に載っているその不祥事の内容よりも根は深く、引き金になった本当の理由はどのようなことかという内容をお届けします。ぜひご覧ください。
会社全体をうまく回していくためには「全体最適」ということを考えていかねばなりません。
例えば良くある話ですが、製造業の会社で営業部署が製造部門の製造可能な量を超える受注してきたとすると、営業としては大幅売上アップで部分最適になりますが、会社全体としては工場が回らなくなって生産が追い付かず、最終的に納期に間に合わなくなりクレームになってしまうということになってしまいます。これは会社として考えれば最適とは言えません。この時、営業から製造部門の「何とかしろ!俺ら営業が仕事を取ってきてやってるんだぞ!誰に食わせてもらっているんだ!俺らの言うことは何としてでもやれ!」というパワハラが起こる場面は何度も目にしました。このような昭和の営業のやり方は現代においては当然ハラスメントになりますので見逃してしまうことは避けるべきです。
常に全体として最適な状況を作っていく必要があります。そのためには水の流れで言うならばどこで詰まってしまっているのかを発見していく必要があります。「ボトルネック(ボトルの一番細い場所。転じて一番流れが詰まっている場所を指す)」がどこなのかを見極める必要があります。
少し話がそれますが私の友人に元プロ野球選手の広沢好輝という者がおりまして、ヤクルトで6年、阪神で2年在籍しておりましたが阪神にいた折に同い年の新庄剛志選手と意気投合し、新庄選手が3年間メジャーに行った時は練習パートナーとして帯同していたといった経歴を持っています。新庄選手のメジャー2年目はサンフランシスコジャイアンツで、ここにはメジャーで最多ホームラン記録764本を持つバリーボンズ選手がいました。広沢君は練習のパートナーですから、当然ジャイアンツの練習に参加するので、あのバリーボンズとも接することがあり、直接バッティングの指導を受けたそうです。世界一の打撃理論を身に着けたということですね。
3年ほど前に広沢君にバッティングを教えてくれと頼んで一緒にバッティングセンターに行って、バリーボンズ打法を教わりました。基本的なところの指導だったと思いますがポイントは
・ピッチャーの球はどんなに速い球でも落ちるのでスイングは絶対にアッパースイング。
・右打者なら体重は右足6:左足4にする。
・球を捉えるとき足の型は「入」の字。
・右肩に力を込めるために右肩を入れる。そのためバットはホームベース側に傾く。
・グリップエンドから振出し、ヘッドを加速させるように解き放つ。
の5点です。
これを流れるようにやるのが難しいんです。どこかで詰まってしまいますが、素振りを何度もして感覚をつかみ、マシンの球を打ったところ少しづつ感覚がつかめ、最後の1球で完全に球を捉えました。今までの打ち方でしたらバットと球のインパクト(接触)時間は短く「ガッ!」という感じでしたが、インパクトが長くなってバットにボールが乗る感じで「みょ~~~~ん!!」になりました。そうしたら恐ろしく速いライナーの打球が打てました。あれは気持ちよかった。5つの要素が全てが揃い、「全体最適」が生まれた瞬間でした。
全体最適を体で感じたことは大きな収穫になりました。全てがバランスよく揃うことで良い結果を出せることを感覚的に理解できました。全体最適とは何か理解するためには「ザ・ゴール」という本を読むことが一番でお勧めなのですが、バリーボンズ打法とザ・ゴールがリンクしたことにつながり大きな収穫を得ました。
0から1を生むことは天才的な発想がないと難しいのですが、色んな学びの機会を作っていくことで得たものを組み合わせていく「掛け合わせ」は発見を生みやすいです。今回のお話はその好例だと思いますので紹介させていただきました。
広沢君のことを書きましたので彼の紹介もしておきます。現在、3つの事業をしておりまして、1つはリサイクルショップ「Retryangle亀屋」、2つは不用品・遺品整理「公福舎」、3つはタイ式マッサージ「JIRAKU]の経営です。三重県内で活躍していますので下記URLをぜひご覧ください。
リトライアングル亀屋
https://retryangle.com/
公福舎
https://koufukusya.com/
JIRAKU
http://www.jiraku.com/salon/
私の趣味と言えばゴルフ、テニス、将棋、釣り、料理、時計、寺社仏閣お城お庭巡り、歴史、心理学、旅行、グルメなどですがここのところ一番はまっているのがギターです。
私のキャラクターはもろに体育会系ですので文科系の趣味があるのを言うと皆様意外だとおっしゃいます。事務所にもギターを置いているので、ZOOMなどでのお客様とのお打ち合わせの時に突然ギターを取り出し弾くとかなり驚かれます。話のつかみなどに使えるオンラインならではのコミュニケーション術です。
好きなギタリストはエリッククラプトンです。クラプトンと言えば70年代まではブラッキーという黒いストラトキャスターが有名ですが、80年代以降は自身のシグネイチャーモデルを使用しています。そのモデルを私も愛用しています。
クラプトン本人も良く使う色でピューター(錫合金の色)というカラーです。中古ですが一目ぼれして2年前に買いました。カラーもいいですが、音も良く、レースセンサーのピックアップにアルダーボディが艶のある音を奏でます。私は元来ベーシストなのですが、ベースも同じフェンダーのジャズベースでピックアップはレースセンサー、ボディがアルダーというのが音的に好みのようです。
また、ややシェイプされたVネックが通常のストラトよりも非常に弾きやすい。このギターを初めて弾いた時にはうまくなったと思うくらいでした。
仕事の合間にも気分転換にギターを弾きます。ギターを弾いている時にアイデアが出たこともあります。また、いつもコンプライアンスの話のまとめに美意識を鍛えることが大事であると説いていますが、そこにも通じます。良い音楽を聴くことも美意識を高めますが、学びはインプットするよりもアウトプットする方が効果が高いのと同様に自分で音を奏でることも大事と言えます。
13歳からベースを始め21歳までバンドをやっていて、後はちょこちょこギターをいじる程度で過ごしましたが、30歳の時に知り合いの若い子に頼まれて、インディーレーベルのアルバムの1曲になぜか参加。その後もギターをちょくちょく触る程度だったのが46歳でバンドを結成してベースとして参加。1年後に解散しましたがこのバンドで人前で演奏する気持ちよさを改めて体感しました。現在は新しいバンドでギターボーカルとしてやっていく準備をしています。
私の研修は「ライブ」です。いつも躍動感のあるお話をするとドーパミンやβエンドルフィンなどの快感の脳内物質がドバドバ出ます。これらの物質こそが私たちの幸福感の正体です。プライベートでも仕事でもこれをドバドバ出していこうと思います。仕事では私の師匠である苦情対応の国際標準規格であるISO10002を日本に導入した中心人物の一人で、その分野の研修の国内第一人者である柴田純男先生が乗り移ったような感じがする時があります。ギターについてはエリッククラプトン路線で参ります。
2021年10月のサミット人材開発の動画はハラスメントとコンプライアンスシリーズです。全9話のうち今回は4話目で「平成の世は過ぎた 前時代的な慣習からの脱出」と題している動画です。
平成はおろか昭和の意味のない慣習は残っています。非効率なやり方はミスや不祥事を生みますので撲滅していく必要があります。
4分ほどの動画です。ご覧ください。
今度、ある自治体の一般廃棄物業者の作業従事者向け動画教材に講師として出演することになりました。ごみ収集車(パッカー車)は昔、三菱ふそうでトラックの営業をしていた時に販売したことがあります。
恐らくパッカー車を売ったことのあるコンプライアンス・クレーム対応講師は日本中探しても私以外いないんじゃないかと思います。まさにこの教材の講師を務めるのは適任と言えるのではないでしょうか。経験というものはどこでどのように生きるのか分からないものですね。
研修では過去の経験を話すことが多いですが、なぜかネタになる話がたくさんあります。
1.21世紀のコンプライアンスのあり方を変えた事件の1つである三菱ふそう大型トラックタイヤ脱輪事故と同系車種のトラックを売ったことがあること
2.21世紀のコンプライアンスのあり方を変えたもう1つの事件である雪印集団食中毒事件の際、私の師匠が同社の顧問であったこと
3.最も厳しいと言われる監督省庁の金融庁からコンプライアンスの見本と言われるソニー生命でプロ意識、コンプライアンス意識を叩き込まれたこと
4.当時、創業10年で過去最速で東証一部上場を果たしたものの多くの不祥事が発覚して廃業に追い込まれたグッド・ウィルグループの介護会社コムスンにいたこと
5.当時、創業1年9か月で過去最速で東証マザーズ上場を果たしたもののリーマンショックで破産に追い込まれた賃貸保証の最大手だったリプラスにいたこと
振り返りますと本当に浮き沈みの多い人生を歩んできたなと我ながら思いますが、その分誰にもできない経験を積めたと思います。これらの経験は研修講師というものをしている上でかけがえのない財産です。
また、コムスンは24時間365日の介護を日本初で始めた会社で、まさに24時間何があるか分かりませんでした。クレームやトラブルはしょっちゅうでしたし、リプラスでも不動産管理会社や顧客との数えきれないトラブルがありました。
それ以前に私は不動産会社の息子で、土地の境界争いなどでいつも裁判を抱えていたり、賃借人や近隣住人とのトラブルは日常茶飯事でした。高校生の時に、父と兄が不在の際にスーツを着て交渉ごとに出た覚えがあります。
若い人たちに若い頃の苦労は買ってでもしろととは言いたいと思わないので言いませんが、苦労した経験を活かすことができるのは確かであることは思います。いかにそのような経験を活かしていくかが大事です。
2021年10月のサミット人材開発の動画はハラスメントとコンプライアンスシリーズ です。今回は3話目で「人は見たいものを見て聞きたいことを聞く」といった内容をお送りします。4分ほどの動画です。ぜひご覧ください。