本日、サミット人材開発株式会社は5周年を迎えました。地元の伊勢でG7サミットが実施された際に起業しましたのでそれにあやかって命名しました。エンドで言いますと160以上のお客様に恵まれてきました。まだまだ成長中の会社です。引き続き皆様方には何卒ご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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動画配信の月曜日です。新入社員向けのシリーズ、今回は悪いことほど先に言うことの大事さについてお話しています。
クレームやトラブルなどを上司に報告することは確かに勇気がいります。怖いと思います。私も若い頃はそうでした。私の最初の仕事は三菱ふそうでトラックの営業をしていたのですが、25年前当時はまだ今のようにコンプライアンスの考えなど無く、お客様の事務所に女性のヌードポスターが貼ってあったり、どこでもタバコが吸えたり、反社会的勢力の関連会社との商取引も平然とされていました。
トラックディーラーは運送会社や土建業の会社に販売をするのですが、その中に明らかな反社企業があるのですが、そういった会社とでも話ができる強面タイプの上司がいました。その上司、もろにナニワ金融道に出てくるような風体で大変怖かったです。なので上司に言うのが怖いという気持ちは良く分かります。しかし逆に上司の立場(部長・課長と言った立場)からすると「頼むから悪いことは早くいってくれ!」が本音です。
例えば研修会社でこのようなトラブルがあったとします。ある若手営業が3日後の研修の講師の手配を忘れていたことに気づきました。このことが怖くて上司に言えず、結果当日講師が来ませんでした。
こうなれば大トラブルです。お客様からの信用は当然失墜しますし、研修は講師料だけではなく受講生の時間を奪います。時給2,000円の方を30人、7時間拘束したとするならば42万円の損失になりますし、全国規模の会社ならば交通宿泊費が1人4万円かかるならば30人いれば120万円の損失になります。これは当然損害賠償することになります。そして講師が来なかったことに対するクレーム対応をするのは上司です。
課長等ならば色んな人脈等があるので、3日前に報告相談をすれば代替講師の手配など何とでもできます。しかしそれが2日前、1日前、当日と時間が経過するたびに手配が困難になります。管理職経験12年の私が言います。「頼むから早く言ってくれ!」これ、上司の本音です。
また、上司が叱るのは若手への期待の表れで、気力や労力を使ってでもやってくれていることだと認識しましょう。しかしやり過ぎになっている場合はこれを拒む必要もあります。叱ると怒るの違いについても述べています。
それでは本日の動画をご覧ください。5分半くらいです。
水曜日にお伝えした前編に引き続き、ソーシャルスタイルによるコミュニケーションの取り方、販売や営業にお役立ちのお話を伝えてまいります。
自己主張が強いが感情は出さないタイプ。野球の監督で言えば管理野球の広岡監督に例えられます。SMAPで言えば二人いると思います。木村拓哉さんと稲垣吾郎さん。このお二人は本当にかっこいいのですが、失礼ながら私の表現では「かっこつけタイプ」とさせていただいております。
このタイプは決断が早いのですが、自分で決めたがりで、人に決められることを嫌います。「こちらなどいかがでしょうか」と伝えると「なんでお前に決められなきゃいけないんだ!」になります。この場合、「これとこれとこれなどありますけれども」と3~4つ選択肢を出すと「じゃあこれで」と一瞬で決めてくれることが多いです。
保険営業の時、このようなタイプの方にはあえて捨てプランをわざと作って持っていくなんてしていました。
このタイプの見抜き方は
・無口だが威厳がある
・かっこいいのかかっこつけなのか
・威圧感がある
・こだわりが強い
・俺に話しかけるなオーラがある
といったところでしょうか。
続いて自己主張が弱く、感情的には開放的なタイプです。
日本人に一番多いタイプで野球の監督で言えば王貞治さん。SMAPだと香取慎吾さんが当てはまるでしょうか。人と同じものや流行っているものが好きで、そのようなものに安心感を抱きます。このタイプは決断力は弱いのですが、結論を促していくには「これ、今年ものすごく流行っているんです。Mサイズは最後の1つになります」という言葉が効きます。
このタイプの見分け方は
・穏やかそう
・優しそう
・にこやか
・押しに弱そう
・普通なものが好き
という感じです。
最後に自己主張が弱く、感情的には閉鎖的なタイプです。野球で言うと野村克也さん。SMAPで言えば草彅さんタイプです。このタイプは収集癖があったり(草彅さんはビンテージジーンズの収集家)や分析好き(野村さんはもろに当てはまる)で「悩みたがり」です。それゆえに決断をいただくには時間がかかります。気長に付きあってあげましょう。ただ、しっかり付きあってあげることで「ファン」になってくれます。大変ですがじっくり時間をかけて人間関係を作っていきましょう。
このタイプの見分け方は
・物静か
・マニアック
・淡々としている
・独自の世界観
・悩むことが好き
というところです。
2回に分けてソーシャルスタイルに付いてお話しました。販売・営業・クレーム対応など様々な場面において有効なのでぜひこれを覚えて実践していただければと思います。
本日は動画配信の木曜日です。働くことへの意識変革シリーズの4回目、今回は報告・連絡・相談についてお話をしました。
報告について私は「3割、6割報告」をお勧めしています。3割報告はスタート時点での方向のブレを修正し、6割報告はゴールに向かってのブレを修正します。クレームやトラブルの場合は可能な限り迅速なポイントです。上司に叱られることは確かに怖いと思うものですが、それでも早い報告を行うことが必要なので覚えておきましょう。
連絡はAさん→自分自身→Bさんと自分を介して他の方に話を伝えるため、重要な連絡ならばBさんに当事者意識を持たせることが大事です。「これ、しっかり聞いていただかないとトラブルになりますよ」と伝えることで当事者意識を持たせていきましょう。
相談は新人のうちは「わからないので教えてください」で良いですが、仕事に慣れてきたら上司に選択肢を提案していく相談のしかたができるようになればベストです。相談はトラブルの元があるとすればトラブルの未然防止をしていくために早め早めにしていくことも大事です。
まずは正確で迅速な対応をやっていきましょう。今回は少し長めで8分半程度の動画です。
1968年にアメリカの産業心理学者であるデビッド・メリルが提唱した相手を分析するソーシャルスタイル理論の手法を紹介します。
20年以上前に習った話ですが、今も相手をどのタイプか判断したい場合に使う基本的な方法を、私の経験で得たノウハウをちりばめ発展した内容をお伝えします。営業や販売の方に特におすすめのお話です。
主張をするのかどうか、感情を出すのかどうか
1.自己主張が強く感情を出すタイプ(自分大好きタイプ)
2.自己主張が強く感情を出さないタイプ(かっこつけタイプ)
3.主張しないが感情は出すタイプ(人当たりの良いタイプ)
4.主張も感情も出さないタイプ(分析型タイプ)
私は典型的な性格が開放的で自己主張の強いタイプですが、このタイプがモノを買う時に弱いのが「あなたにピッタリです」「この洋服はあなたのために作られたんだと思います。」こんな言葉にコロッとやられてしまいます。
昔、行きつけの服屋さんで「この服は小菅さんにピッタリだから仕入れたんです。一回試着してください。あっ!やっぱり思った通りだ。これは小菅さんに買ってもらわないと困ります。」とコロッとやられてしまったことがあります。
逆に「これ、流行ってるんです」「この色が今年のイメージです」などは全くいりません。人とは違うと自己主張や差別化がしたいので、他の人と同じは逆に全く興味がありませんし、むしろかなり嫌に思います。
野球の監督で言えば長嶋茂雄さんタイプ、解散してだいぶ経ちますがSMAPで言えば中居さんタイプだと言えばイメージしやすいと思います。私はまずどのタイプであるかを
このタイプの見分け方のコツは
・思っていることを思い切り話している。
・自分大好きである。(自分の話題が多い)
・親分肌。会社で言えば社長タイプ。
・良くも悪くも目立つ。
・声が大きい。
・堂々としている。
・ノリが良い。
・新しい物好き。
といったところでしょうか。
自己主張の強さ=判断力の速さと言えます。次回のブログで紹介する自己主張はするが感情は出さないタイプもそうですが、自己主張する方は共通して判断は早いことを覚えておきましょう。
感情を出すタイプの場合は、「これ1点ものなので二度と入荷しませんよ」「運命の巡り会わせとしか言いようがないですね」。こんな言葉で購入を促していくことをお勧めします。
私はエリッククラプトンが大好きなのですが、一昨年大変程度の良い1990年代のクラプトンモデルのギターを即決めで買いました。この時言われたのが「このギターはあなたに会うためにここに来たんだと思います。」
自己主張が強く感情を出すタイプへのクロージング(購入決定の促し)。ご理解いただけましたか?
先日、ズボン(パンツ)を買ったのですが、販売員さんの一言に疑問を持ちました。試着したところ、このようなことを言われました。
「このズボンは足が長く見えるんですよ」
「下手すぎる、ダメだわこの子」と率直に思いました。また、即座に言い返しました。「俺の足が長いだけやん。」(小菅はお腹が目立つ体型ですが、実は下半身はスタイルが良いのです)
下手な販売員にありがちなパターンの典型です。「足が長く見える商品」と商品ありきの販売をしているところが良くない点です。
「お客様の長いお足がより強調できますよね」が正解です。お客様のメリットは何かといった視点で語ることが必要なのです。
車の世界でもそうです。何馬力で、シートが革で、デザインが良くてなどと商品のスペックを話して売りに行くから売れないのです。
売れる営業は「〇〇様は以前、お子様が小学生になったらキャンプに行くのが楽しみとおっしゃってましたが、この車は汚れ物をそのまま積み込んで、ご自宅で荷下ろし後に水拭きするだけでいいので、〇〇様がアウトドアをお子様と満喫するには最高ですよ」といったようにお客様のメリットを分かりやすく想像させるトークをします。
再度言いますが「この商品が私の足を長く見せるのではなく、私の足は長く、その長さを強調するということだ!」
今週は動画配信は新卒向けの内容ですが、火・水・金のブログは営業や販売について書いていこうと思います。人の動かし方やクロージングのかけ方など、相手に合わせたやり方をしなければいけませんし、本日書いたように相手のメリットが何かということを伝えていくことも必要です。
あと、売れない人ほどやりがちなのが「高いことを隠そうとして、結果高いことがばれてしまうこと」です。例えば
「この伊勢志摩の観光コースは伊勢志摩を最高に満喫できるプランです。まずは近鉄の特別車両でゆったりシートでリラックスいただき、二見の夫婦岩、外宮、内宮、おかげ横丁やおはらい町を観光・食べ歩きいただいてから志摩に飛び、G7サミットで世界の首脳が宿泊した志摩観光ホテルで世界一の海の幸フランス料理を夕陽が海に沈む美しい光景の中楽しんでいただきます。1人20万円です。」
お客様「高い!!!」
となります。
こうではなく高いことを最初に言ってみると
「この伊勢志摩の観光コースは1人20万とお値段はしますが、近鉄の特別車両でゆったりシートでリラックスいただき、二見の夫婦岩、外宮、内宮、おかげ横丁やおはらい町を観光・食べ歩きいただいてから志摩に飛び、G7サミットで世界の首脳が宿泊した志摩観光ホテルで世界一の海の幸フランス料理を夕陽が海に沈む美しい光景の中楽しんでいただきます。伊勢志摩を思う存分味わい尽くせるプランです。」
とするといかがでしょうか。20万円することがきえませんか?
ちょっとした話の組立て方で相手の受ける印象はまるで変わります。高いことを隠すならば最初に値段を言ってしまいましょう。
本日は動画配信の月曜日ですが、その前に。
やった!やってくれました松山英樹選手マスターズ優勝!夜中の3時からすべてプレーを拝見しましたが感動です。優勝が決まった時は解説の中島常幸プロと同じように号泣しました。スポーツを見て感動したことは多々ありますが、こんなに嬉しい気持ちになったことは有りませんでした。日本人でゴルフ好きならば悲願が果たされたというか、中島プロやジャンボ尾崎プロらが何度も弾かれ、伊沢利光、丸山茂樹、片山晋呉たちも乗り越えられなかった高い壁を36年(中2だった1985年から見ています)見てきて、生きている間に正直マスターズで日本人が勝ったことを見れると思っていなかったのですが、ここ数年の松山選手に期待をしていてついにやってくれました。感動の嵐です。何度見ても泣いてしまいます。松山選手おめでとうございます。そして大きな感動を与えてくださりありがとうございます。
今月は動画配信で「働くことへの意識改革」をテーマに進めていますが、松山選手に触発されて俄然仕事にもやる気が出ます(笑)。では本題に。
今回は「正しい指示・命令の受け方」についてお話しています。仕事は指示・命令に始まり報告で終わります。正確に話を捉えないと間違った仕事を進めてしまうロスや、ミス、違反などにつながりかねません。まずは正確に仕事を受けることが大事です。
そのためには5W2H(なぜ 何を いつまでに 誰が どこで どんな方法で いくらで)という考え方や内容の確認・質問・提案などのしかたを理解する必要があります。5W2Hで仕事を網掛けしていくことでたいていの抜け漏れは防げます。そして復唱(フィードバック)で間違いなく確認をすること、積極的な態度で質問や提案をしていくことも大事です。今回はそのような内容を6分弱の動画でお送りしています。
本日は三重県の自治体で新卒向けに公務員倫理とコンプライアンス研修(3時間)を2回実施してきました。また、愛知県のある自治体からのコンプライアンス研修のご依頼が入りました。自治体で不祥事があるとお呼びがかかる範囲が三重県だけでなく静岡県、長野県、愛知県と広がっています。
静岡県、長野県の自治体で実施したコンプライアンス研修はZOOMを使ったリモート研修でした。コンプライアンス研修は1時間~3時間程度の研修で、講義やゲームもうまくはまるのでリモートとの相性が良いようです。
また、この1年間ZOOMで既にのべ200人以上の個人面談を通して感覚的に身に着けたのですが、リモートであっても存在感を示す技を会得し、臨場感のある研修が実施できます。知り合いの講師たちは一様に「リモート研修は相手の顔が見えないので研修をした感じがしない」と口を揃えて言うのですが、私はまるで違いまして「しっかりと相手に伝わる話ができた実感」があります。
その結果、既に研修、他社・自社開催セミナーなど合わせまして20回以上実施して、独自のノウハウが築けました。これから新たなルートで販売していく準備をしています。全国各地にリモートで私の研修を届けていきたいという思いに溢れています。
ワークライフバランス、コンプライアンス、ハラスメント、コミュニケーションと色々な面から正しく仕事をしていくことは大事です。今月は週2回新卒向けにコンプライアンス意識をつけていくための動画を配信していますので合わせてご覧ください。
本日は動画配信の木曜日です。4月5日(月)に今回の新卒向け働くことへの意識変革シリーズの1本目をYOUTUBEにアップしていたつもりが手違いで限定公開になっていたため、毎回ご覧いただいている方には大変申し訳ございませんでした。本日は1回目と2回目を上げさせていただきます。大変失礼をいたしました。
今回は割れ窓理論と、選挙の事例を使った1票の重みという話で正しく働くことの大事さをお伝えします。
割れ窓理論というのは割れたガラス窓をそのままにしておくと他の窓も割られていくので修繕をしなければいけないと言った話です。きれいな会議室でもごみくずが一つ落ちていると「ここは汚してもいいんだ」といった気持ちになってしまうということです。コンプライアンスを徹底していくために必要な考え方です。
1票の重みは実際に2019年の統一地方選であった同着(まったく同じ得票数獲得)であった事例を取り上げて1票の重さを感じていただき、開票作業や仕事は正しくやらねばならないと感じていただくためのお話です。
新卒の方々だけでなくぜひ働く方々皆様にご覧いただきたい内容です。正しく仕事をしていくことやコンプライアンス意識を高めていくための内容です。今回は6分の動画です。
一昨年、友人と音楽ユニットを組むことになりました。その際、ユニット名がなかなか決まらなかったのですが、突如津駅前で私に笑いの神様が降りてきて名前が決まりました。
ちょうどその頃、チャゲ&飛鳥の解散報道があったので話題になっていました。それが伏線でした。そして津駅前で待ち合わせをしていた時に思いついたのです。
左手の駅ビルがチャム、右手に津で一番高いビルのアスト。チャムとアスト、チャゲ&飛鳥・・・チャム&アスト!これだ!
すぐさま、誰かがこのアイデアを使っていないかスマホで検索したところ誰も使っていないようでした。アストができてから20年以上経ちますが、私が初めて思いついたようです。
このコロナウイルス禍の中ですのでライブをするのは厳しいですが、できるようになったら活動したいと思っています。なお、この話は津市内で研修をするときの鉄板ネタになりました。チャム&アストは奇跡的な思い付きだったと思っています。
ネーミングとかキャッチコピーは大事です。会社ならば一言でその会社のイメージを伝え、心に刺さることができるかが肝心です。
かつて勤めていた会社だと
「コンサルティングのソニー生命」「ハローコムスン」は秀逸だったと思います。
他にも
愛は食卓にある キユウピー
お値段以上 ニトリ
からだにピース カルピス
はやい やすい うまい 吉野家
やさしくふれていいですか P&G
ひとのときを、想う JT
水と生きる サントリー
コロナウイルス禍の中、かなりブランディングの研究・実行をしました。同時に上記のような素晴らしいものを作る難しさを知りました。
弊社のキャッチフレーズとして 心の扉をknockする コッコッコッコッ コミュニケーション
ブログのタイトルとして クレーム コンプラ 講師は小菅
と、出来上がりには満足していますがもっと良いものは考えることができると思います。
ブログを始めた理由の一つは、言葉のセンスを身に着けたい思いがあるからです。研修のご提案書やプロジェクトの企画書、メールなどビジネス文書は今まで何万単位で書いてきましたが、それらとは違う表現ができればより楽しいことですし、センスが身につけばより思いを端的に伝えることができます。そのようになりたいと思っています。チャム&アストを思いついたときは快感でしたが、そのような感覚を再度味わいたいとも思います。
これから新年度の戦略としては再度分かりやすく弊社の魅力を端的に表して引き付けることで早期に商談に結び付ける、です。そこのアイデアがまさに今、出ましたので(内容は言えないですけど)前向きな気持ちが涌いてきました。
本日は三重県のある自治体で公務員倫理とコンプライアンス研修(3時間)に出てきました。コンプライアンスの研修は自治体で不祥事があるとその後に良く呼ばれるのですが、BESTなタイミングはまさに新卒時のフレッシュな状況だと思います。
正しい考え方や方法は「最初に余計なことを覚えない」ことが大事です。守破離(しゅはり)と言ってまずは正しいやり方を守ることでしっかりと型を作っていくこと、それができれば今度は教えられたことを破ってみることで自分で考えていくこと、最後は守りから離れて自分の型を作っていくことという段階を踏んで人は成長していくわけですが、最初に正しい考えをインプットしていくことが我々人材教育にかかわる人間が果たしていかねばならない、極めて重い責任があると考えています。
先日、TOKIOから長瀬さんが抜けられ、4月1日より城島さん、国分さん、松岡さんの3人体制になり株式会社TOKIOという会社を設立されました。何でも自分たちで作るのが以前からの彼らの考えなので、名刺も自作の木製のものだそうです。いかにも彼ららしさが伝わってきます。26年間鉄腕ダッシュで蓄積したノウハウがあり、まさに自分たちの流儀すなわち「離」が見事にできています。
こういった方々なら良いのですが、何のノウハウもないのにいきなりオリジナリティを出そうとしてしまう勘違いをしているケースもあります。3年ほど前の話ですが名刺交換をした時にかなり小さいサイズの名刺をいただきました。30代くらいの方だったのですが、純粋になぜこのサイズにしたのか疑問に思ったので聞いてみたところ「興味を持ってもらえると思うので」とのことでした。これはいけませんね。
名刺というのは同じサイズで統一されているのでフォルダ整理などがしやすいのですが、たまにありますが大きなサイズにしている方の場合はフォルダに入りませんし、小さい場合はビニール製のフォルダから抜け落ちてしまいます。はっきり言いましょう。TOKIOのようなこだわりがあるのならばいいですが、小賢しいだけで迷惑です。その方には「現実として名刺を無くされてしまうからやめた方がいい。」とはっきり申し上げました。よほど能力を持った方ならば別ですが、はっきりと見た目も清潔感の無い感じで社会人として最低限レベルすら超えていない人でしたので、まず「守」に徹底すべき段階でした。その後も変われなかったようで、それからその方がうまくいったということは聞いていません。
まずは守をきっちりしていくことの大事さをやらないといけないなと思った1日でした。新卒の皆さんのパワーを貰えるのも新人研修の楽しさです。同じ研修が今週はもう2本あるのでしっかりと伝えるべきことを伝えてきます。