コロナウイルス禍の中で色々な取り組みをしていますが、物事を考えていく上で大事なのは一人で考え込まないことです。思えば昨年のゴールデンウィークはその泥沼にはまっていました。
連休中は不要な外出を控えることが一番強く言われていた時期でしたので自宅に籠ってしまい、一人で考え込んでしまったことで自分の殻に閉じこもってしまいました。その後、ZOOMで色んな方々と話をする中で様々なアイデアが出て、以後何とかやってきています。コミュニケーションについていつも研修で指導をしていますが、改めてコミュニケーションの大事さを理解できた機会でした。
3人寄れば文殊の知恵と言います。文殊とは文殊菩薩のことで大変聡明である仏様です。3人集まったら文殊のような知恵が出るということですが、本当にそうだと思います。ああやってみよう、こうしてみようとトライしていくことがどんどん出てきます。
私が好きな本の1つですがリチャードワイズマンの「運のいい人の法則」にも書かれているように、運がいい人はトライする回数が多いのです。
この本は大変おすすめですのぜひご覧いただきたいですね。
前にも書きましたが「トライ&エラー」という考え方が大事だと、本当に大事だと思っています。何度失敗してもいいので何度でもトライすればいいのです。そのトライの数を増やす一つの方法が3人~5人くらいでコミュニケーションを取ることだと考えています。
研修でもペアワークだけですとアンケートに「もっといろんな人と話したかった」という言葉が出てきます。いろんな人と話すということの大事さを改めて考えていただければと思います。
野球は野手なら走攻守3拍子揃ったタイプはもちろん貴重ですがそのような選手はほんの一握りです。走攻守が平均的にやや高めといった選手よりパワーに特化したタイプ、スピードに特化したタイプ、守備のスペシャリスト、チャンスにめっぽう強い代打の切り札など「突出したスキル」がある選手の方が監督からしたら使いやすいそうです。
投手でも多種の変化球を持っていても全部が平均かそれ以下と言う状況ですと1巡目は押さえられても2巡目には捕まるとの理由で今年ジャイアンツのコーチになった桑田真澄さんは球種を絞らせてそれらを磨く指導をされています。
企業社会においてもそうです。何事もそつなくこなすことも大事ですが、突出したものを持てばそれは強みです。例えば大企業の部長や課長をしていたという方の話ですが、マネジメントも指導もできるといってもそれはその組織の中でだけで他では通用しないのでいざ転職しようとしても思ったように声がかからないといったケースはよく聞きます。実はそれといった特徴やスキルがないのです。
企業における教育においても平均的に社員を育てるのではなく、多様性を重視した「突き抜けた社員」を育てていくことがこれからの生き残りのため必要になっています。企業は生き残りをかけてイノベーションを起こしていかねばならない時代、社員教育も画一的なものではなく一人ひとりに合ったダイバーシティ(多様性のある)育て方をしていくことが重要です。
私の場合はリスクマネジメント・苦情対応の国際規格であるISO10002を日本に導入した中心人物の一人でこの分野の研修の国内第一人者である柴田純男先生のノウハウを承継しているといった他にない強みがあります。強みがあれば価格競争に巻き込まれませんし、独自の道を歩めます。私は独立起業していますが。これからは会社員でも独自の強みを活かしていく時代だと考えていく必要があるでしょう。
本日は動画配信の月曜日です。今回は不祥事の裏側にパワハラがあったことが多いのでその話と、不正が起こる際の不正のトライアングルについてお話します。
小菅は三重県内の自治体の他、最近では静岡県、長野県、愛知県の自治体で不祥事があった際に研修講師として呼ばれています。それゆえに新聞報道された公務員の不祥事事件について真相を聞くのですが、不祥事のきっかけになることが多いのがパワハラです。パワハラがきっかけとなってストレス過多になり、結果として不祥事につながっているケースが多いです。
風通しの良いコミュニケーションが活性化した組織になればハラスメントは起きないようになります。そうすれば無駄なストレスも減ることで不祥事も減っていくと思います。
「真っ新」な状態である新卒社員・職員向けに倫理観やコンプライアンス意識を植え付けていくことは非常に有効な手立てです。ある自治体で「公務員倫理とコンプライアンス研修」を4月の1週目にしていますが、大変効果が出ていると聞きました。私はマナー講師ではないのでビジネスマナー研修はできませんが、社会人意識・コンプライアンス意識・報連相と闊達なコミュニケーションといったところは得意です。来年からはもっと新卒向けにもこのような研修を提案していこうと思います。
それでは本日の動画です。3分少しです。
コンビニのポリ袋有料化、今すぐやめてほしいですね。
袋の原料のポリエチレンは、燃やすと水と二酸化炭素に分解されるため、有害物質は出ないとのことです。何の問題もありません。
無駄な時間を取らされることを問題視してます。いちいちポリ袋はいりますか?ポイントカードはお持ちですか?と、本当に面倒くさい。あ~面倒くさい。北斗の拳のゲイラ様のようになってしまいます。
私は働き方改革の講師をしておりますので、常日頃から業務の効率化を考えています。それこそ「秒単位」で効率を上げることを考えています。余計な一言は私の有益な時間を奪いにかかる迷惑行為にしか思いません。
私は長札入れとコインケースを分けて持っています。支払う際は長札入れから必要な分のお札を取り出し、長札入をしまって、お札とコインケースで支払うのですが、なぜか「ポイントカードはお持ちですか」と言う配慮のない一言がやってきます。どう見てもポイントカードを出すわけがないでしょう。カードを出す体制になっていないのに決まり文句を言ってくる。まさに悪い意味でのマニュアル型対応です。本来持つべきお客様への配慮がない、サービスの感性が欠落した極めてレベルの低い対応と言わざるを得ません。
また、こちらが1万円札を出した時に「細かいのはお持ちでないでしょうか」とくることがありますが、こちらは細かいのがないから出しているのになぜそのようなことを聞くのか、全く意味が理解できません。私のことをバカにしているのでしょうかと思ってしまいます。極めてお客様に失礼な一言です。
こういうことで1回5秒取られるとすると、1日1回コンビニに行ったとして累計で年間で約30分もの時間になります。大きな損失です。私の心が狭いわけでは決してありません。時間削減と言うのはこのような時間を無くす積み重ねなので、この30分を私は無くしたいと真剣に思っています。このような方々には「サービスする側としての感度」を持ってほしいと心底思います。
小学校の教科書に載っていたKIOSKの話があります。40年くらい前に読んだ話ですがなぜか印象深く覚えています。KIOSKは駅の中の売店ですので、急ぎの方が多いので「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」なども言わずに「430円です」「70円のお返しです」だけを伝えるという内容です。極端に言えばこれくらいの対応がむしろ急いでいるお客様からすれば好ましいわけです。丁寧であればすべて良いわけではなく、状況に応じて対応することが大事であるということがこの話で理解できます。
近所のコンビニの店員さんの一人がコンビニで働くにはもったいないレベルのサービス力を持っていて、例外的にこの方とはよく話します。それはその方がこちらの様子を見て判断していることがわかるので、「いつもお客様のこと良く見てるよね」とか私から声がけするのですが、こちらが急いでいる時は状況を察して余分なことは一切せず事務的に対応してくれます。お弁当を買う時は「袋入りますよね?」と聞いてくれます。お弁当を食べた後、私がごみを袋にまとめることを知ってくれているのです。この配慮と感性は本当に素晴らしいといつも感心してます。
通り一辺倒のカタチだけのマナーはむしろ気持ち悪さを感じます。職業柄「しゃなりしゃなり」としたマナーが必要な業種は極々一部です。サービスに必要なのは感じの良さ・グッドコミュニケーションと配慮と感性です。
本日は動画配信の木曜日。ハラスメントのシリーズですが、今回は8回目で新種の様々なハラスメントについて紹介しています。
アカハラ、マタハラ、アルハラ、ジェンハラ、ソーハラ、キメハラ、テクハラ、ハラハラって皆様何ハラスメントか分かりますか?ぜひ動画をご覧になって答えを見てください。
パワハラは優位な立場の側が行うものですが、実は上司が優位なだけではありません。部下から上司へのパワハラも存在します。上司へのパワハラについても4つほどお伝えしています。
今回の動画シリーズは2020年6月に改定されたパワハラの法律について厚生労働省が示している資料を基本にした上で最新の内容をお伝えしています。知っておいて損はない話ばかりですので是非ご覧ください。5分程度です。
娘はかなり勉強の楽しみを覚えました。算数ではパズル感覚や角度を理解して楽しんでいるようです。学校の先生は残念ながら指導力や熱意に当たり外れがあります。40年以上前の話ですが私は小3、4年時の教師2名が大嫌いでした。まさに大外れ。一人はその年で定年退職のやる気のない教師で体力がないので何かと理由をつけて体育の授業をさぼる。もう一人は事なかれ主義者。いずれも活発男子が嫌い。幸いこの4年娘は良い先生方に恵まれています。
以前から甚だ疑問なのですが教員養成課程を含み大学でなぜかプレゼンテーションの講義がありません。私はカウンセリングとプレゼンテーション、教材作成を自ら大学時代に学んだことが今もベースにあり活かせています。これらの技術の内、学校の先生や大学教授、研究者などが特にプレゼンの技術を学ぶことで日本全体の教育レベルは簡単に上がると思っています。
実際に私は小中学校、高校、特別支援学校の先生方に話しかた等の指導しています。今まで知らなかったプレゼンテーションの技術を学んでいただくので明確に成果が出ます。よく「もっと前に小菅先生の話を聞いておけばよかった」と言われます。この内容は教員養成課程の中でやれば教育の質が格段に上がります。間違いありません。当の先生方ご本人たちのお墨付きです。
資料の作り方、話しかた、話の構成のしかた、声作り、目線、手の使い方、体の使い方など多くの要素があります。日本の未来のための提言です。すべての大学でプレゼンテーションを必須強化にすべきです。
本日は愛知県の自治体様で3時間のコンプライアンス研修を2回してきました。まさに語りつくしましたので心地よい疲れで充たされています。
コンプライアンス研修でよく使う事例のひとつが東京女子医大の話です。東京女子医大では2002年2月の心臓外科手術中の人工心肺装置の事故による死亡事件とカルテ改ざん事件で厚生労働省より特定機能病院の指定が取り消されるといった1回目の出来事がありました。
2014年2月には麻酔薬「プロポフォール」の大量投与で男児死亡事件が起こりました。プロポフォールは子供には使用禁止の薬物であるのに、人工呼吸中の子供が暴れないのが目的として大人使用量の2.7倍を投与したとのことです。この件がきっかけで小児に対するプロポフォールの過量投与が常態化しており、14歳未満の55人に63回投与されていたことが発覚し、自己に対する報告を病院が行うも再度厚生労働省より2度目の特定機能病院の承認取り消しとなりました。
その結果、外来患者は1日3,872人→3,552人で320人減、入院患者は1日1,146人→990人で156人減と激減し、2016年度は22億円の赤字と3年連続赤字で法人存続の危機的事態になりました。
この場合、医療の安全性より医師の都合が優先されたと言え、医療従事者としての倫理が守られているか甚だ疑問に思いました。その結果、職員への上半期の賞与は4.35か月→1.6か月と3分の1程度まで削減されました。
その後、何とか危機を乗り越えて病院は存続してきましたが、今回のコロナウイルスの影響で売り上げが激減し、再々の問題が発生しました。
コロナウイルスの影響による収入減で教職員への夏季のボーナスを減額、2021年度より6年間の学費を1,200万円アップで4,700万円にということからも経営が危ぶまれていることが分かります。
コンプライアンス違反は組織風土の表れであり、いつになっても風土が改善しない組織は違反や事件の再発を繰り返します。その典型的な事例がこの東京女子医大です。他にも三菱自動車や日本相撲協会が思い出されます。日本大学も2018年のアメフト部事件に続き2020年ラグビー部でもパワハラ事件が発覚しました。
風通しの良いコミュニケーションが取れた、倫理観の高い組織づくるこそが企業や組織の建設的な躍進の根底です。それができていないからマイナスのスパイラルに陥っていきます。
本日は動画配信の月曜日です。パワーハラスメントの内、過大な要求・過小な要求について厚生労働省の資料に基づいた話をしました。
過大な要求は例えば過酷な環境下における長時間の労働、どう考えても3日かかる仕事を1日でやれといったことです。逆に過大な要求にならないケースなども紹介しています。
過少な要求とは例えば辞めさせたいと思っている管理職に実力に見合わない簡単な仕事をさせるとか、良く思っていない社員に仕事を与えないということです。
過大・過少にならないためのボーダーラインがどこにあるかを3分動画でご理解いただけると思いますので是非ご覧ください。
今回のハラスメントシリーズは何をしたらハラスメントになるのか、最新の内容を分かりやすく噛み砕いて伝えておりますのでシリーズでご覧ください。
ZOOMで目上の人より先に退出してはいけないとか、目下の者は先に入室していないといけないといったルールなどありません。ZOOMに上座や下座はありません。「マナー講師」はこの機会にと便乗してムダで非効率な昭和マナーを世の中に押し付けてきます。やめましょう。断固拒否します。こんなマナーはいりません。余計なルールを導入して効率を下げることは絶対に避けましょう。(ZOOMの上座設定はできるようですが絶対不要!)
こんなことをするから生産性が落ちます。ZOOMで講師をしているのでよくわかりますが、入る順番をいちいち目下の方からなんてやっていたら無駄に時間を消費するだけです。はっきり言います。アホです。無駄です。非効率です。そんなことしている間にアイデアの1つ2つ出ますよね。誰が得をするのでしょうか。ルールを作ったマナー講師だけですよね。
同時に印鑑文化とFAXを撲滅するチャンスです。これも改めて強力に進める必要があります。本日、久しぶりにFAXが来ましたが融資詐欺のお誘いでした。FAXやめたいですが、たまにほんのたまに自治体の案件がくる場合があるので止めれないんです。頼むからメールで送ってほしい!
印鑑いりますか?いりませんよね。テレワーク下で印鑑をもらうためだけに出社したという話をよく聞きました。何の意味がある行動なのでしょうか。全く意味がありませんよね。これでウイルスに感染したならばどういったことなのでしょうか。
FAXなどインク代と紙代の無駄でしかないです。なぜメールでPDFファイルを送ってこないのでしょうか。弊社は3年くらい前からペーパーレス化を推進しています。ご提案書も企画書も全てお打ち合わせ前にメールで送るか、サブモニターを使って説明します。最近はZOOMでやることが多いです。印刷するのはご請求書くらいです。ご請求書もPDFで、印鑑無しでOKというお客様も増えています。お見積書はPDFで済ませます。
私は5年前に開業以来フリーアドレスで仕事をしています。集合研修の場合と、オンライン研修やコーチングなどの際はWEB回線の安定が必要なので事務所にて有線でPCを接続する以外、どこで仕事をしても「捗ることを最優先に」仕事をしています。
機密事項について問題の無い仕事ならば、私は天気の良い日は河原や公園で仕事をしますし、考え事をするときはPCの前に向かう意味がないので散歩したりドライブをします。アイデアは脳内ホルモンの分泌の関係で午後に出やすいので午後はそのように過ごすことが多いです。アイデアを出すコツは「ながら動作」です。アインシュタインが相対性理論を閃いたときは自転車に乗っていたそうです。机の前に座るよりお風呂に入ったり、散歩している方が面白いアイデアは出やすいです。この時、メモノートとペンが必需品です。思いついたアイデアは書かないと忘れてしまう。これは大いなる損失です。
テレワークの環境で家に籠ってしまうという方が多いですが、午後は外に出ましょう。生産性が上がります。アイデアが出ます。効率的な1日の過ごし方については以前にYOUTUBEで話してますのでぜひこの動画をご覧ください。
生産性を高めるために無駄な昭和マナー・印鑑・FAXはやめましょう。改めて非効率撲滅を強力に社会全体で推し進めましょう。
本日は動画配信の木曜日です。本日は三重県内のある自治体様で午前中は管理職向け、午後は若手職員様向けにコンプライアンス・ハラスメントの研修に出てきました。私の住む三重県津市でも現在不祥事が発覚して大きな問題になっておりますが、不祥事というものは「そんなつもりはなかった」というケースが大半で、「つい、うっかり」など不祥事を起こした人たちは言いますがそれでは通りません。しっかりとした予防をしていくことが大事です。
今回のハラスメントの動画は
1.人間関係からの切り離し
2.個の侵害
についてお話をしています。
2020年6月からの法改正でパワハラの定義がより明確になりましたが、そのうちの2つについての話です。3分ほどです。ぜひご覧ください。