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BLOG ブログ|クレーム コンプラ 講師は小菅

サミット人材開発株式会社は最高の人材を育成することを使命とし、みなさまの更なるご飛躍に、そして地域の発展に貢献してまいります。

ブログ コンプライアンス 美意識の大切さ 高校の先輩の絵

今回で3部作のお話の最後です。私なりにコンプライアンス意識に必要な美意識が身についたことを感じられた話です。

昔勤務していた創業1年9か月の最速上場記録を持つ伝説の賃貸保証とファンド会社・リプラスに同期入社して共に精進した仲間が、現在は島根県で起業していて久しぶりに会いたかった、また業務提携の話をしたく2年ほど前に島根県浜田市まで向かいました。

せっかくなので島根まで行く際、日本一人気のお庭の足立美術館、月山富田城(がっさんとだじょう)、黄泉平坂(よもつひらさか)、出雲大社、稲佐の浜(いなさのはま)と巡りたかったので、鳥取県米子市で一泊し、早朝に月山富田城を見学後、足立美術館に参りました。

それは噂に聞く見事なお庭で、堪能させていただきましたのですが、それ以上に衝撃的な出来事がありました。

美術館なので当然絵の展示がされている中、一人の作家の絵になぜか懐かしさを感じました。望郷の念というのでしょうか、そのような何かを強く感じたのです。

作家の名前は西田俊英(にしだしゅんえい)さん。経歴を見ると「三重県立宇治山田高等学校卒」

母校の先輩やん!

同郷で同じ高校で若き頃を過ごした方の絵にそのような感情を持てたことに新鮮な感動を覚えました。

美意識が私なりにより身に付いたのかと感じた3つの話をしました。お付き合いいただきありがとうございました。私は数多くの自治体や企業でコンプライアンスの研修講師をしているのですが、今回のブログ投稿はそのような立場である自分自身の成長を赤裸々に書くことで、私自身が持つべき美意識の成長を確かめることができたと思います。

誰もが健全に働いていくことができればと私は思います。そのためにコンプライアンス意識を高めていくよう世に働きかけていきたい。それを支えるのは美意識です。それを世の中に伝えていきたいと強く思っています。

動画配信 コンプライアンス ヒヤリハットの法則

本日は動画配信の木曜日です。本日は「ヒヤリハットの法則」について話しています。

1つの重大事故の下に29の軽微な事故があり、その下に「ヒヤッとした」「ハッとした」という法則性があります。この法則に基づき、いかに重大な事故を発生させないかを考えていくためにはどうすればいいのかについて述べています。

4分ほどの動画ですのでご覧ください。

ブログ コンプライアンス 美意識の大切さ 地元に飾られていた絵

コンプライアンス意識を高めていくための話題を続けています。

家内の影響を受け、西洋美術鑑賞が好きになりコンプライアンス意識を高めるために必要な美意識を持てるようになった3つの話の2つ目をします。

2016年12月、伊勢商工会議所で弊社によるセミナーを実施しました。その会場に飾ってある縦3メートル横2メートルくらいある絵画に目が留まりました。「これ絶対見たことある!」と感じました。

作者名を見て理由が分かりました。

奥行彦氏 高校2年の時のクラス担任で美術の先生でした。

 

彼の絵そのものは見た覚えがないのですが、高校2年の美術の授業で「千代紙」の柄をつくるという課題があったときに、この絵に近いものをたくさん目にした記憶が蘇りました。その時の彼の指導の影響なのか、この絵に影響を受けたような千代紙の柄をクラスメイト達が描いていたのです。

人は見えるものを見ているのではなく、見たいものを見ます。意識が無いと何回見ても目に入っても見えません。この時は「ああ、私は美に対する意識を今、持てているからこの絵を誰が描いたのかを感じたんだ」と思いました。

残念ながら奥先生は既に他界されてましたが、伊勢商工会議所に先生の作品はいきいきとした姿を残されています。私も私の生きた証をノウハウとして普及し、残していきたい次第です。

動画配信 コンプライアンス 美意識を持つ

本日は動画配信の月曜日です。コンプライアンス意識の根底を支えるのは美意識です。
ブログでも美意識について最近書いておりますが、本日は動画でお伝えしていきます。

私の場合、祖母と配偶者の存在が大きいです。「和風の美」が大好物になったのはこの二人の影響です。神社、お寺、お城、歴史、絵画、茶道具、仏像、庭園などが大好きです。伊勢で生まれ育ち、京都で青春時代を過ごせたこと、東京で数多くのものを10年で見れたことは心情面における私の財産だと思っております。美意識を鍛えたことは「正しいことをする判断力」に繋がりました。

では動画をご覧ください。4分程度です。

ブログ コンプライアンス 美意識の大切さ 馬蝗絆

今日もコンプライアンス意識を焚けめていくための美意識の大切さを話します。来週月曜日の動画ではコンプライアンスの根底は美意識を持つことであることを話します。

家内と出会ってから私の美意識や審美眼が上がっていったという話は先日しましたが、この10年でその成果を感じた話を3つのうちの1つ目をします。

茶碗 馬蝗絆(ばこうはん)

茶道は薄茶をかじった程度で、高校・大学の時に数回お茶室で茶会をしたくらいですが、道具フェチなので茶器が好きで茶器を鑑賞することは趣味の一つです。

昔、この世のものとは思えない綺麗な青い器である馬蝗絆というものがあると聞いていました。以前より一度拝見したいなと思っていましたが、馬蝗絆は突然私の目に留まりました。

8年ほど前ですか、東京・三越前の乾物屋で昆布と鰹節を買ったら三井記念美術館の割引券をいただいたので、折角だからと見に行きました。

館内に入って少ししたら40メートルくらい向こうに「鮮やかに輝く青い何か」が私の目に入ってきました。「もしや、馬蝗絆か」と感じたらやはりそうでした。突然出会ってしまいました。下の写真が馬蝗絆です。

写真ではあの美しさが伝わらないですね。東京国立博物館蔵で、茶の湯系の展示がある場合に良く出展されるようですので是非本物をご覧いただきたい。これは人間が作った美の極致の一つです。

これを40メートル離れたところから認識できた自分の美意識の成長に大きな喜びを感じました。確実に審美眼が磨かれたことを強く感じました。

最終的に正しくものを見れるか、正しい判断ができるかどうかはこのような美意識、プロ意識、問題意識を持てるかどうかだと思います。コンプライアンス意識を持つために、正しく仕事をしていくために必要なことだと強く感じています。

動画配信 コンプライアンス 公正公平な対応

本日は動画配信の木曜日です。コンプライアンスについてのシリーズ第2回目。「公正公平な対応」です。不当な要求には決して屈してはなりません。実際に不当な要求、社会通念を踏み越えた特別扱いをしてしまうとどうなるかを事例を通してお伝えします。

ブログ コンプライアンス 美意識の大切さ 続編

昨日は本当のコンプライアンス意識を持つための美意識について書きましたがその続編です。

家内と知り合い14年、結婚して13年になります。家内は大学で「美術史鑑賞学」を専攻していたので西洋美術の造詣が深く、またグラフィックデザイナーが生業なので美的センスが非常に高いです。

私は神社・寺・城・庭は以前より大好物でしたが、家内からは絵画について影響を受けました。西洋美術と言えば大学の時に京都で話題になったピカソ展と、28歳くらいの時にチケットを貰ったから行ったレンブラント展しか行ったことがありませんでしたが、交際が始まってから良く美術館に行くようになりました。

特に家内はフェルメールが大好きで、私も大のフェルメールファンになりました。

レンブラントの絵の持つ迫力、レンブラントの緻密な光の表現は対比的ですが、動と静の双極のような感じで両方とも好きです。以前調べてみたらこの二人は同じオランダのバロック期の同時代を過ごしているのですね。二人の絵を並べてみました。対極的なのが良く分かります。

レンブラント 夜警

 

フェルメール 牛乳を注ぐ女

興味を持って絵画などに触れると私程度の者でも審美眼はついていったようです。明日は動画配信の話になりますが、明後日より私なりに審美眼が身についていったのかなといった3つの出来事を書きます。

 

 

ブログ コンプライアンスを考える 美意識の必要性

私は三重県伊勢市の河崎という街の出身です。伊勢と言えばご存知伊勢神宮(正式名称は「神宮」)ですが、河崎は川に面した物流の拠点で「伊勢の台所(だいどこ)」と言われた街です。内宮さん、外宮さんに食べさせてもらっており感謝の気持ちが強いので神宮には遠慮がちな態度を取っています。

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写真は切妻造の一つの神明造である内宮のご正宮です。切妻平入り(きりづまひらいり)という構造です。下図をご覧ください。

切妻(キリヅマ)とは - コトバンク

神宮の建物は妻入りですので、同じにするのは畏れ多いという理由で、下の写真のように河崎の街の建物は切妻妻入り(きりづまつまいり)です。

お伊勢参りで栄えた伊勢河崎町で商人の功績に迫る!【伊勢河崎商人館 ...

それだけの敬意を今も神宮に払っているのです。小菅の実家の齋藤家は現在はこの街並みから少し離れたところに居を移していますが、昭和30年前までは下の写真の家に祖父母や母たちが住んでいました。写真は曽祖父で大正時代は足袋の卸問屋をしていたそうです。曽祖父はとにかく彫りの深い美男子で良くもてたそうですが、残念ながらその遺伝子は私には残っていないようです。(私の母は「白物家電」のような色白の薄い顔をしています。)この建物も切妻妻入りです。

 

 

また、明治以降は外宮門前町の山田を「神都」とするため、山田の隣町である河崎からお寺が無くなりました。

このような街で育ちましたので自然と神様に対する畏敬の念が私の中で育っていったと思います。帰郷してからコロナウイルス禍になるまではご両宮の正式参拝をほぼ毎月しています。

論理性が求められるコンサルタント業を稼業としているので意外に思われますが、割と精神的なものは好きで小学生時代から始まった神社・お寺・城・庭巡りは今も大好きですし、大学は京都で過ごしたかったので京都に行きました。

神道の聖地伊勢の他、仏教の聖地ブッダガヤでお釈迦さまが悟りを開いた菩提樹の下で瞑想したり、ヒンドゥー教の聖地ヴァーラーナシティのガンジス河のガートで首まで浸かって朝日を拝みながら沐浴をしたこともあります。

神様がいるかいないかは誰も証明できていませんが、いないと思うよりはいると思った方が正しい心を育めるのは確かだと思います。

特に冬場の寒い日の早朝の内宮さんが大好きです。私は神様を見たことはありませんが、きっと神様はいるんだろうなと感じさせてくれるからです。伊勢河崎と言う神宮を畏敬する街に育ったことは幸せだと思います。幸運な巡り会わせにいつも感謝しています。悪いことしない、正しいことをするという考えの私の根っこです。

 

 

 

 

動画配信 コンプライアンスを考える4週間

本日より4週間8回に渡ってコンプライアンスに関する動画を配信します。本日はその第1回となります。同時に当ブログでは毎平日コンプライアンスやハラスメントに関する記事を書きます。

コンプライアンスは良く「法令遵守」と訳されますがそれだけではありません。「胸を張って堂々と正しい行動をする倫理観と利害関係者への信頼確保こそコンプライアンスの本質である(柴田純男先生)」とあるように倫理観と信頼確保こそが大事なことです。

クレーム・不当要求対応、コンプライアンス研修の国内第一人者である柴田先生のノウハウを承継している筆者のノウハウをお届けしてまいります。すべての社会で働く方にお届けしたい思いでお送りしますので是非ご覧ください。7分と少し長いですがお付き合いください。

クレーム対応 肩書だけで何とかなる場合

以前コムスンという2006年当時最大手の介護会社の大阪府の一部と京都府・滋賀県全域のエリアマネージャーをしていた時にあった話です。管掌していたあるヘルパーステーションのマネージャーから泣きそうな声で電話がかかってきて、

「クレームで、怒鳴られて怖くてどうしようもないので来てもらえますか?」と言われました。

30分くらいで行けるところにたまたまいましたので、

「上の者が30分ほどで参りますのでしばらくお待ちいただけますか」と伝えておくようにマネージャーに伝えて、そのヘルパーステーションに向かいました。

クレームの内容を聞くと、うちの車が違反駐車をしていたせいで道幅が狭くなって電柱で自分の車をこすって傷つけてしまった。という話でした。

この場合、違反駐車をしているという件はこちらに落ち度はあるものの、車をこすったのはこちらに責任はないので謝ってはいけないケースです。隣の喫茶店で待っているとのことでしたのでそちらに向かいました。

名刺を差し出し、

「株式会社コムスン関西統括部部長代理 京都府エリアの責任者、小菅でございます。」と名乗り、

「まずはどのようなご状況かをしっかりお聞かせいただけないでしょうか」と聞いたところ

「あんたところの車が違法駐車してたせいで道幅が狭くなって車を擦ってしまった。でも、大した傷じゃないし、偉いさん(大して偉い立場ではないのですが)がわざわざ迅速に駆けつけてくれたことに誠意を感じたから、ここのコーヒー代だけおごってや。」

こちらが謝ることすらなく、拍子抜けしてしまいました。

クレーム対応に必要なものはセンスとキャラクターと肩書とスキルですが、この場合は肩書だけで何とかなってしまったというケースです。あまりにあっさりと現場のポロシャツの担当者ではなく、ネクタイ組のエリア責任者が駆けつけてきたら、相手が満足したという話です。

逆の話をすると「社長を出せ」「上の者を出せ」というのは担当者を困らせることを目的としている場合が多いのですが、本当に社長がすぐに出てきたら何も言えなくなってしまうわけです。「上の者を出せ」という相手は恐れる必要が無いと言えます。

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