2021年の動画は部下指導シリーズ[全7話/第3話]です。全9話を予定しておりましたが諸般の事情につき7話とさせていただきます。今回の話は「昔の子どもと今の子ども」です。私は団塊ジュニア世代で競争の中で育ってきましたが今の若手たちはそうではありません。従って育て方は全く違ってます。
今の若手をいかに育てるのか。ヒント満載の動画です。ぜひご覧ください。

2021年の動画は部下指導シリーズ[全7話/第3話]です。全9話を予定しておりましたが諸般の事情につき7話とさせていただきます。今回の話は「昔の子どもと今の子ども」です。私は団塊ジュニア世代で競争の中で育ってきましたが今の若手たちはそうではありません。従って育て方は全く違ってます。
今の若手をいかに育てるのか。ヒント満載の動画です。ぜひご覧ください。
8年ほど前に書いた文章を読んでいました。当時勤めていた会社で休日のバス旅行を断った話です。「その日は都合が悪くて」とごまかしましたが、本音は「娘(当時3歳)と遊びたいのに何で休日に会社の人らと過ごさなあかんねん」でした。
その当時の私は41歳でしたが意外と現代の若手と感覚が近い気がしました。若い人たちの気持ちが分かるというよりも感覚がそうなんです。
よく「全然寝てなくてね~」という自慢話をする方がいますがあれも良く分かりません。私ならば「早寝早起きでよく寝て調子いいです」と自慢します。
よく聞く言葉と言えば「うちの仕事は特殊なんで」。あるセンサーにおいては世界シェア1位の会社様、ある部材を曲げる技術が世界一の会社様、ある部材を硬くする技術が世界一の会社様がお客様にいらっしゃいますが、そんな会社でも「うちの仕事は特殊」とは言わないですよ。「特別な技術はあるけど普通の会社」は良くあります。そんなに特殊な仕事なんてないです。私のクレームやコンプライアンスの話は西日本で私にしかできないのですが、それより特殊なんですかね?と聞きたくなります。「うちの仕事は特殊なんで」という人ほどそんなに特殊ではなかったりします。このセリフを言う人は視野の狭いおじさんであることが多いです。
最近とみに思うのは若い人の方が感覚がまともであるということです。私はぎりぎり大学生の時にバブルを知っている年代です。我々の頃は「大学入ればパラダイス」な感覚の方が多いでしょう。私はまさにその典型的なタイプでした。しかし景気が良い時代をほとんど知らない現代の若手は堅実です。新卒の採用にも何年か関わりましたが、本当に皆まじめに大学で勉強をしてきています。ちなみに私は大学生活を謳歌していましたが専門分野の勉強は好きでしたのでちゃんと学びました。
彼らはきっちり仕事をしてきっちり趣味やプライベートを楽しむこともしています。私たちの若い頃は長時間働くことが美徳とされていましたが明らかな間違いです。
残業はするのが普通だとか、長時間働くことがえらいだとかもういい加減にやめればいいのです。飲み会をすると言えば「残業代は出るのですか」、休みの日の会社のイベントに「プレイべーとの時間なので出席しません」という若手の考えが正しいのです。このまともな感覚を持っていかねばなりません。
このように思う私は永遠に若手的な感じなのかもしれませんが、私の中では少し違います。ようやくまともに成れたという風に思っています。
企業は少子高齢化の中若くて優秀な人材を確保し続けていくために意識改革をしていくことが必要です。そのために本日お話をした「まともな感覚」を組織文化として植え付けていく必要があります。これができなければ失礼ですが「ブラック企業」の烙印が押されてしまいます。
本日は動画配信です。2021年8月は部下指導シリーズ[全9話]をお送りしていますが、本日はその2話で「モチベーションのタネの多様化」についての話です。
私は今49歳ですが、我々世代の男性ならば何歳までに家を建てたいとか、何歳までに課長になるとか、人によってそこまでモチベーションのタネが違うことは有りませんが、今の若手たちは違います。どのようにコミュニケーションを取っていけばよいのかが分かる動画です。
オリンピックで盛り上がっています。毎日どのチャンネルを見ればいいのか分からないくらいです。既に本日(2021年8月4日現在)で日本の金メダルは20個!すごい!
その金メダルの中で卓球の男女混合の水谷隼選手についてのお話をしようと思います。
伊藤美誠選手とは幼馴染で兄妹のようにコミュニケーションが取れています。そして水谷選手は伊藤選手をうまく支援していたなと思いました。リーダーシップは2種類があります。1つは引っ張る型・目標達成型・パフォーマンス型といわれるものでリーダーシップと言うとこちらのものを思う方は多いと思います。もう1つが支援型・組織維持型・メンテナンス型と言われるものです。こちらは下から支えていくようなイメージを持つと良いでしょう。
水谷選手は支援型の傾向が強いように見えました。伊藤選手は勝気が強いですがそれをうまくコントロールするために引っ張っていくよりも支援していくことでうまくいき、その結果最強中国ペアを見事撃破して金メダル獲得という最高の結果につながりました。
伊藤選手は20歳ですが、今どきの若手はこの支援型のリーダーシップを求める傾向が強くあります。私は団塊ジュニア世代真っただ中の昭和46年度生まれで、人口が多い中でバブル期の受験戦争、就職時の不況下での就職活動と常に競争の中で育ち、何事も自分で考えてやってきた世代ですが、今の若手は少子化の中、少人数クラスで手取り足取りで育ってきているのがその原因と考えられます。
また、叱られ慣れていないという方々も多いです。そのような部下にいきなり怒鳴ったりしたら「それ、パワハラです。」などと言われてしまうリスクもあります。また、怒鳴ったところでポカーンとなってしまう方もいます。ほめるにしろ叱るにしろ彼ら彼女らは腑に落ちないと理解しません。
この仕事をする意味を教え、成長への期待をかけ、やり方を教えて、見てあげて、その結果どのような報酬につながるのかを教えてといったように丁寧に指導していくということがポイントになります。
何年か前に中古車販売の会社をしている友人から相談を受けました。内容は若い子を取っても成長しないとのことでした。今の若手を育てるのは手間をかける必要があるよとアドバイスしたところ、そんなの面倒だからやりたくないと友人は言いました。結果友人は「これからは40歳以上の人だけ採用する」という結論を出しました。
こういった割り切りも有りなんだと思いますが、やはり一般的ではないでしょう。人を育てていくために水谷隼選手のような管理監督職が増えていけばいいなと思う次第です。男子団体も女子団体も金メダルが見えてきました。水谷選手は男子チームの精神的支柱として活躍を期待しています。
今月2021年8月のサミット人材開発の動画配信は部下指導シリーズ[全9話]をお送りします。第1回は目標設定と達成のメカニズムをお送りします。
毎日の目標を達成して褒められ続けるとどうなるか。小学生の私の娘が実際にやっていることをお話しています。脳みそはうまく使えば成長します。脳みそは喜びたがり屋さんなのでうまく喜ばせてあげることが大事です。
このブログを続けてきて1年経ちましたので、久しぶりに自己紹介を改めて行います。
私は三重県津市在住の研修講師・「人」に関するコンサルタントの小菅 昌秀(こすげ まさひで)と申します。サミット人材開発株式会社の代表取締役です。
生年月日は1972年1月4日で、出身は三重県伊勢市です。高校は三重県立宇治山田高等学校、大学は京都教育大学教育学部教員養成課程産業技術科学科出身で中学校の技術科の免許を大学で取りました。
その後、ソニー生命保険株式会社ライフプランナー、株式会社コムスンエリアマネージャー、株式会社リプラスグループリーダー、教育研修会社コンサルタント・マネージャー、株式会社あしたのチーム等を経て地元でG7サミットが開催された2016年5月に地元の三重県で起業。クレーム対応・コンプライアンス等リスクマネジメント分野においてこの分野の国際規格のISO10002を日本に導入した中心人物・国内第一人者である柴田純男氏に長年師事し、唯一人柴田氏のノウハウを承継しており一番弟子・後継者認定をされています。その分野の小菅の研修には現役の刑事・警官や教員も受講しています。弁護士や暴力追放センターの講師と連携して研修を実施することも毎年行っています。現在兄の経営する不動産管理会社で現役でクレームやトラブル対応に従事してもいます。近年は中部・北陸エリアの自治体・企業で不祥事が起こると呼ばれて研修を行うケースが大変多いです。
その分かりやすくテンポの良い、力強さとユーモアにあふれる研修に厚いご信頼をいただき、独立後5年で顧客は全国の県庁や政令指定都市等自治体、大手企業、各地商工会議所など170を超え、数多くのご依頼が後を絶たない状況です。既にZOOMを使ったオンライン研修の実績も多くあり、WEBを通しても「声が良く通り、その場にいるような迫力がある」「オンラインでも楽しく有益な研修だ」と受講生より高評価を得ています。近年はポリテクセンターや社会福祉協議会といった公的な領域にも活躍の場を広げています。コンサルティング・講師経験は13年以上。マネージャー経験12年。クレーム対応には20年以上従事している。通算では中央省庁、自治体、独立行政法人、商工会議所、食品メーカー、不動産開発会社、ラグジュアリーブランド、スポーツショップ、物流会社、金融機関などあらゆる業種業態において講師・コンサルタントをして400社4,000回以上の研修に関わってきた実績があります。
得意分野は
1.クレーム対応分野(初期対応 ハードクレーム 難苦情・不当要求対応 謝罪会見)
2.リスクマネジメント分野(コンプライアンス ハラスメント防止 ミス防止)
3.マネジメント・部下指導分野
4.営業分野
です。
単にスキルを付けるだけではなく前向きに働く気持ちを醸成させます。受講生からは「小菅先生の声を聞くだけで元気になる」と言われます。日本を前向きにするといった気概で毎日楽しく働いています。
プライベートでは釣り、ゴルフ、テニス、ギター、読書、将棋、音楽鑑賞、美術鑑賞、旅行、グルメ、寺社巡りなどを楽しみ、母と妻と小学校5年生の娘と旅行して(コロナ禍ですので最近は近場ですが)おいしいものを食べることが一番の幸せです。
ワーク・ライフバランスの取れた健康な生活ができています。サミット人材開発は「正しく働くキモチを育てる」究極のホワイト企業です。
簡単ではございますが自己紹介を書きました。ぜひサミット人材開発と小菅昌秀をよろしくお願いいたします。
管理職研修やOJT指導者研修などで自己紹介の後に良くする質問があります。「最近の若いやつはというセリフはいつからありますか?」
これを聞くと40年くらい前とか昭和の半ばくらいといった答えが返ってくることが多いのですが、正解は・・・
4,000年前です。
エジプトで古代文字を解析したらその手の言葉が出てきたそうです。日本でもおよそ1,000年前の平安時代の文献にそのたぐいの文言が発見されています。これらはいつの時代であっても世代間ギャップはあることを示していています。
私は最近の若いやつはというセリフを使ったらおじさんぽい(十分におじさんなのですが)のでずっと使わないようにしていましたが、2年ほど前に当時26歳の甥についこの言葉を使ってしまいました。3日くらいこの言葉を使ってしまったことで精神的に結構堪えてしまったことを覚えています。
甥ぐらいの世代ですと物心がついた頃には携帯電話が普及していました。私の娘は小学校5年生ですが、この世代は既にスマートフォンが普及していた世代です。特に使い方を教えたわけではないですが、妻や私のスマートフォンを使っています。世代間ギャップができるのは必然と言うことです。
私は団塊ジュニア世代真っただ中の昭和46年度生まれです。中学校では私の学年だけ10クラス(1つ上、1つ下は9クラス)で、1クラス43~44人で教室はぎゅうぎゅうでした。生徒一人ひとりに教師の目はとても届かないような状況でした。
大学受験の時はバブル真っ盛りで1校受けるのに3万円くらいの受験料がかかるのを一人20校くらい受けるのが当たり前の時代でした。就職活動の時は逆に不況になっていて就職は狭き門、常に競争にさらされてきました。
社会に出てからも3か月目には一人で飛び込み営業をしていました。トラックの営業をしていましたが、トラックの置いてある会社に飛び込んでいくのです。今思えば24歳の私はすごい度胸を持っていたと思います。
このように私の世代は育ってきましたが、今の30代前半以下は違います。2年前の年末にあった話ですが、手帳を落として困っていたのですがその翌日妻の携帯に娘の学校の校長先生から電話がかかってきました。
「小菅さん、ひょっとして手帳を落とされませんでしたか?」
その後学校に行って手帳を渡してもらったのですが、小菅昌秀としか書いてないのになぜ私と分かったのかを聞くと
「小菅と言えばうちの学校では3年〇組の小菅さんしかいないので、お父さんかと思いました」とのことでした。
校長先生は児童一人ひとりのことを知っている。これはすごいことと思いました。私たちの時分とは違いきめ細かく子どもたちを見ているのだということです。今の子たちは手取り足取りで育っているわけです。
管理職向けの部下指導の研修でよくする話です。受講生はほとんど40代以上であるのですが、いかに我々と育ち方が違っているのかを認識する必要があるためこの話をしています。そうすると世代間ギャップの中身が見えてくるのです。
昨年、ゴルフの雑誌を読んでいてびっくりした記事について最後に書きます。
「最近の若い子たちのスイングは変わってきた(by石川遼)」
今どきの若手社員・職員の仕事に対するモチベーションの種は本当に様々です。数年前に新卒採用した部下に「働くモチベーションの種は何?」と聞いたら「彼氏とアニメ」と聞いた時はびっくりしました。
部下が何をモチベーションに働いているかを知ると成長させやすいです。上述した元部下は彼氏と一緒にアニメのグッズに囲まれた生活がしたいので営業の世界で稼ぎたいという思いを持ってました。
他にも音楽を楽しみたいだとか、バリバリのキャリアウーマンになりたいだとか、学んだ語学を活かしたいとか働くモチベーションは人それぞれです。
考えてみれば若手だけではなくアラフィフの私自身もそうです。一番は家族(母、妻、娘)とどこかに出かけ(コロナ禍の中で最近は遠出はしていませんが)、美味しいものを食べてわいわいと過ごすことで、その他にも好きなことを我慢せずにやりたいこと(ゴルフ、ギター、テニス、読書、釣り、寺社仏閣巡り、美術鑑賞、将棋、和装など)をやりたいだけやっています。
その中で人として必要な美意識を磨いています。仕事は楽しく正しくやることが大事ですが、そのための根源は美意識、と言ってもそんなに難しいことではなく「素直にきれいなものはきれい、おいしいものはおいしいと言える感性」を持てればよいのです。
このような意識を持つことも仕事に対するモチベーションに繋がります。私はコンプライアンス研修の講師ですのでこのような意識を持つことをいつも説いています。私はこういったことを言えていること自体幸せなことと思っています。
話を戻します。現代の管理職に求められる一つが「部下を理解すること」で、部下のやる気を喚起させていく一歩目が部下のモチベーションの種が何かを知ることです。
一人だけどうにもならなかったのが全くモチベーションの種がゼロだった部下です。色々話をしたのですが趣味もなく好きなこともなくただ漫然と目の前にある業務を淡々とこなすだけといった様子で、何の気付きも与えることもできずに結局1年ほどで退職してしまった、苦い思い出です。この件は尾を引いていていまだにどうすれば良かったのかを考えてしまいます。
管理職研修の結びはSMAP(本当は槇原敬之のですが)の世界に一つだけの花のお話をします。
世界に一つだけの花 一人ひとり違う種を持つ
その花を咲かせるために 一所懸命になればいい
写真は小菅家の花畑です。母は花を育てる名人で今の時期は数十種類の花を見事に咲かせています。母に聞くと種類ごとに育て方が全く違うそうです。今の若手社員たちを育てるのも一緒です。

3歳くらいの時の娘の動画を見ていました。何てかわいいのでしょうか!顔がついデレデレしてしまいます。表情筋が緩んでいるのが自分でわかります。
今、娘は小学校五年生でまだまだかわいいものですが、かなりしっかりしていますので隔世の感がありますね。本当に成長したなと改めて思います。
見ていた動画は8年ほど前のものです。当時の私はまだ東京の研修会社でマネージャーとコンサルタントをしておりました。家庭では娘を育て、マネージャーとして部下を育て、コンサルタントとしてお客様の社員様・職員様を育てるということに従事していました。今は独立しましたので部下はいませんが、人事顧問をしているお客様先があるのでそちらの方たちは部下に等しい感覚です。つまりずっと人を育てることばかり考えて生きてきているということになります。
コンプライアンス意識を高めること、クレーム対応力をつけることも含めて人を育てるということはとても幸せで素晴らしいことと改めて実感しています。娘の成長はこの上ない喜びですし、顧問先の皆様には定期的に個別コーチングをしていますので手に取るように成長が見て取れます。
1日研修でも最後に発表会をすると社長や人事担当者から「1日でここまで変わるのか」と言われるるくらい成長していただいています。人の成長を支援させていただくことは本当に嬉しい。
企業はヒト・モノ・カネ・情報という資源を持ち、そのどれも必要ですがやはり根幹は人です。人がいてなんぼだと思います。ただそこに居るだけの「人在」を「人材」に、まだまだ材料の「人材」を「人財」に、時には会社にとって足を引っ張る存在である「人罪」を「人材や人財」に変えていくことは企業にとって一番大事なことの一つと思っています。
私は「人」に特化したコンサルタントです。人の成長だけを考え続けることができ、更に私自身も成長できているという好循環のスパイラルができている。これは素晴らしく幸せなことだと思っています。
成長していくためのもう一つ大事なのが明確な目標を持つことです。明確に目標を持つことこそが人を育てます。目標を達成すると喜びの脳内ホルモンが分泌され更にほめられるとよりホルモンの分泌が促進されます。これが脳の成長に繋がります。脳は喜びたがり屋なので「もっと私を気持ちよくさせろ」と命令してきます。これが繰り返していくことでどんどん成長が加速します。
これからも人を育てること仕事に誇りを持ち続け、品質にこだわり抜いていきたいと思います。
ちゃんと仕事をするのですが、ファンが付くどころか嫌われて周りの人が離れていく人を多く見てきました。なぜそうなるのか、本日は3つのケースについて考察していきます。
まずは何を聞いても「知っている、分かっている」と言う人。これが筆頭に上がります。このような対応をしている人は相手に上から目線と思われてしまいます。何でもかんでも知ってる、分かるは余計な優越感を示してしまいます。似たような経験を同じ話と結びつけるのは大変危険な行為です。似たような話について伝えたいならば「別の話だけど、似たような体験をしたことをお話していいですか」と別の話であることを伝えると嫌味に聞こえません。何でも知っている、分かっているというのは避けましょう。むしろちょっとでも分からないことがあれば「それは知りませんでした。面白いです。もっとお話を聞かせていただけませんか?」と聴きだすことが共感性を生み、相手に好かれやすいです。
同感と共感は違います。本当に全く同じ経験をしていて同感できるならが別ですが、まずそのようなことはなかなかないでしょう。相手は自分のことを分かってほしいと思って話をしているので共感(相手を思いやって気持ちを理解すること)、受容(前向きに素直に相手を受け止めること)、傾聴(耳を傾けて話を聴くこと)の3つをセットにして相手を受入ていくことが相手に好かれるコツです。
次に持論を通し過ぎるケースです。話が筋道論になり過ぎて排他的になり、すべて私の言うことが正しいとなる。これでは嫌われて当然です。このタイプの人は自分勝手な屁理屈が多いです。実際にあったケースを1つ紹介します。
出張の新幹線のチケットは回数券で買うと10回乗車の金額で11回乗車できるのでお得なのですが、1回指定席を取ると時間変更ができない仕組みです。ある方が出張と言うことで回数券を渡したところ「回数券は時間指定したら変更が利かない。前にそれで時間変更ができずにえらい目にあったことがある。回数券ではないものを用意しなさい。」
せこい!器の小ささ丸出しです。一見正論ですが、企業として経費削減のため回数券を使うことの方が優先順位が上ですので全く持って正論ではありません。この方は他にも勝手な持論や屁理屈を言うことで周りから煙たがれ、最終的に見放されられるといった結果になりました。
3つ目がお金にうるさい、だらしない人です。お金にうるさい人は確実に嫌われます。研修講師は100人以上は知ってます。その中でお金にうるさい人を何人か見てきました。そういった人に限って自分の実力を分かっていません。少しでも単価を上げようと自己中心的な理屈を言ってきますが、ズバリ言いましょう。「あなたにそこまでの価値はない。」
自分の価値が分かっている方は「私は1日20万円いただきます。それを貰えないなら仕事しません。ただ、多少のご相談には乗りますよ。」だけです。これ以上何も言いません。
また貧すれば窮するという言葉は本当です。お金にだらしないと借金まみれになります。そうなると「金貸してください。」と方々(ほうぼう)に言います。その時は相手に神様のように言い寄ってきますが、期日までに金を返すように言うと「お前は鬼か」と豹変します。いやいやいや、金借りたら返すのが当たりやろ!お金を貸してくれたありがたい方である相手を鬼扱いするとは非常識にもほどがあります。お金を借りて返さない方が100%完全におかしいのです。なぜ借りたお金を期日までに返さないのでしょうか。全く理解ができません。
そもそもお金は金融機関など然るべきところ、もしくは自分に投資してくれる方から自分の知見や資産や信用を持って借りるか投資をしてもらうものです。その信用がない時点でお金を借りる・投資される資格がありません。お金がないのなら今の世の中当日で仕事を見つけ、働き、お金をもらう方法はあります。なぜそれをしないのでしょうか。
余談ですが経験上、はっきり言います。自分にとって扶養の義務がない人から「お金を貸してください」と言ってこられた瞬間人間関係を切りましょう。即座に、その場でです。その人はあなたにとって「害」でしかありません。
話を戻します。私もコロナウイルス禍の中で仕事が減り苦しんできましたが、自分自身の信用で資金を準備し、状況を分析していろんな手を打って何とかコロナ前の状況以上に持っていく手筈がようやく整ってきました。自分の信用と力でやっていくのが正しい道です。お金にだらしなくなったり、信用を無くすことをすれば確実に人に嫌われます。
私の見てきた中で特筆的なケース3つを紹介しました。嫌な思いをしたことは確かですが反面教師を見れたことはかけがえのない良い財産です。
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