2021年10月のサミット人材開発の動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。本日は第9話「プロ意識・問題意識・美意識」。どんどん進んでいく時代の中でコンプライアンスはより重要になっていきます。コンプライアンス意識を高める根底的なな3つの意識についてお話していますので是非ご覧ください。

2021年10月のサミット人材開発の動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。本日は第9話「プロ意識・問題意識・美意識」。どんどん進んでいく時代の中でコンプライアンスはより重要になっていきます。コンプライアンス意識を高める根底的なな3つの意識についてお話していますので是非ご覧ください。
以前のブログで祖母と妻が私の美意識形成の上での良い師匠だったと書きました。そんな妻と3月ほど前に三重県立美術館のダリ展を見に行きました。
ダリは初めて見ましたが、独創的な着眼点と発想・表現がすごいと思いました。よくこんなこと考えるなというのが正直な感想です。大変な刺激を受けました。
このような刺激を受け、感じることは本当に大事なことだと思います。良いものは良い、好きなものは好きと素直に言えるようになることが重要です。このような感性を鍛えていけば美意識というものを持てるようになるとここ3年ほど常々思っています。
コンプライアンス意識や職業人として必要な倫理観の根底はまさに美意識だと思います。コンプライアンス系の研修の締めの言葉にいつも言っています。先日、愛知県の自治体様で研修実施後に研修のアンケートを拝見したところ、「美意識を持つの一言がまさに本質を表している。それを根底に公務員としてのプライドを持って正しいことをしていけばよいことが分かった。すごい研修だった」とのコメントをいただきました。まさに私の本意が伝わっていて大変嬉しいお言葉をいただきました。
絵画などを見て何が良いかを述べたりすることではなく、感じることが必要な事なんだと思います。
私は茶道は昔、祖母に手ほどきを受けてかじった程度ですが、特に道具に美を感じます。時計と革靴に対するフェチズム的な感覚がありますが、お茶碗にもそれがあります。いくつかその母方の祖母や父方の曽祖父が残してくれたものがありますが、それを見ているだけで心が豊かになります。
スポーツを見ることも同じです。先日はゴルフのZOZO選手権での松山選手の活躍は目を見張るものがあり、気迫のこもった美しいスイングに魅了されました。体操競技の男子の橋本選手や内村選手の演技も大変美しいものでした。競馬はやりませんが競争馬はいつ見ても美しいと思います。
豆を挽きたての香りのよいコーヒーを味わう時、おいしいものを食べるとき、気持ちよく温泉を楽しむとき、秋の天気の良い日に坂道を自転車で下るとき、紅葉を楽しむとき、テニスで全力でボールを追いかけるとき、日常の中でも「きれいだ、楽しい、美しい、おいしい」と素直に感じられるかどうかです。生きている一瞬一瞬をこのように感じていけば正しいことをする意識は醸成されていきます。その結果、それは倫理観となり強いコンプライアンス意識を育てます。
今月のサミット人材開発の動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。本日はその第7話「うっかり忘れるミスをする場合」、第8話「不正のトライアングル」の2話をお届けします。それぞれ約4分ほどですので是非ご覧ください。
第7話
第8話
11月のある工事関係の会社のコンプライアンス講演会の準備のため、同業他社で実際に起きた不祥事を分析していました。
会社全体としては事業計画、コーポレートガバナンス(企業・組織の統治・管理)、マネジメント、人材育成、コンプライアンスの徹底など大きな視点から変えていかなければいけないと、不祥事後の調査委員会の報告にありますが、では社員の方たちが実際にどうしていけばいいのかという点に目線を合わせるといかに意識を高め成長させていくためにと考えると社員教育は欠かせないものだとわかります。
コンプライアンス意識を徹底させるためには研修は最も有効な手立ての1つです。仕事を進める優先順位のつけ方や、失敗せずに仕事を進めるための考え方、QCDRのバランスの取り方、問題が起きた時の原因究明のしかたと改善のしかた、再発防止策の検討、部下の育て方や管理のしかた、問題が起きた時のコミュニケーションの取り方、報告・連絡・相談のしかたなどが指摘されていましたが、これらは研修という手段を通していくことでノウハウ・手法を習得できます。不祥事の例をを研究することで改めて社員研修の重要性を感じました。
不祥事があろうがなかろうが、どのような職場でも問題はあります。なかなかリーダークラスの人材が育たない、コンプライアンス意識が低い、クレームやトラブルに対応できない、若手が育たない、社員の意欲が低い、サービス力が弱い、人が定着できずに辞めてしまうなど人に関する問題というものが無いという会社を今まで1社も見たことがありません。上記したような強化ポイント・課題がある会社には教育・研修は極めて有効な手立てと言えます。
実際の現場ではOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング 仕事中のトレーニング)で部下や交配に指導を行うことが多いですが、教える側の指導レベルを揃えていくことが大事です。新卒社員の半年研修などで久しぶりに集まった同期でディスカッションをすると「みんな、先輩に恵まれてていいな。私の先輩は何も教えてくれなくて不公平。」などと愚痴を言いだす新人をたまに見かけます。指導者のレベルが揃わないからこのような愚痴が出るわけです。
かつてある信用金庫でOJT指導者研修を5年実施しました。研修をやるまでは毎年40人採用して3年後に20%の8人が平均して辞めていましたが、指導を行う可能性がある全員がOJT指導者研修を受けたところ、3年後に平均して2人、つまり3年後離職率が20%から5%と劇的に低くなったというデータもあります。指導者のレベルを揃えることがいかに大事かが分かる話だと思います。
サミット人材開発の2021年10月の動画配信は動画配信はハラスメントとコンプライアンスシリーズです。全9話のうち本日は第6話「あわててミスをする場合」です。
私も仕事を先に進めたいあまりにミスをしてしまいます。先に進めたがるタイプの方は特に要注意ですね。慌ててミスをしないためにはいかに立ち止まる習慣を付けていくかです。今回の動画ではその方法についてお伝えをしています。どうぞご覧ください。
2021年10月のサミット人材開発の動画はハラスメントとコンプライアンスシリーズ全9話です。今回は第5話「ストレスが違反やミスの原因」をお送りします。
中部・北陸地方の自治体や企業で不祥事が起きると研修によく呼ばれますが、新聞に載っているその不祥事の内容よりも根は深く、引き金になった本当の理由はどのようなことかという内容をお届けします。ぜひご覧ください。
会社全体をうまく回していくためには「全体最適」ということを考えていかねばなりません。
例えば良くある話ですが、製造業の会社で営業部署が製造部門の製造可能な量を超える受注してきたとすると、営業としては大幅売上アップで部分最適になりますが、会社全体としては工場が回らなくなって生産が追い付かず、最終的に納期に間に合わなくなりクレームになってしまうということになってしまいます。これは会社として考えれば最適とは言えません。この時、営業から製造部門の「何とかしろ!俺ら営業が仕事を取ってきてやってるんだぞ!誰に食わせてもらっているんだ!俺らの言うことは何としてでもやれ!」というパワハラが起こる場面は何度も目にしました。このような昭和の営業のやり方は現代においては当然ハラスメントになりますので見逃してしまうことは避けるべきです。
常に全体として最適な状況を作っていく必要があります。そのためには水の流れで言うならばどこで詰まってしまっているのかを発見していく必要があります。「ボトルネック(ボトルの一番細い場所。転じて一番流れが詰まっている場所を指す)」がどこなのかを見極める必要があります。
少し話がそれますが私の友人に元プロ野球選手の広沢好輝という者がおりまして、ヤクルトで6年、阪神で2年在籍しておりましたが阪神にいた折に同い年の新庄剛志選手と意気投合し、新庄選手が3年間メジャーに行った時は練習パートナーとして帯同していたといった経歴を持っています。新庄選手のメジャー2年目はサンフランシスコジャイアンツで、ここにはメジャーで最多ホームラン記録764本を持つバリーボンズ選手がいました。広沢君は練習のパートナーですから、当然ジャイアンツの練習に参加するので、あのバリーボンズとも接することがあり、直接バッティングの指導を受けたそうです。世界一の打撃理論を身に着けたということですね。
3年ほど前に広沢君にバッティングを教えてくれと頼んで一緒にバッティングセンターに行って、バリーボンズ打法を教わりました。基本的なところの指導だったと思いますがポイントは
・ピッチャーの球はどんなに速い球でも落ちるのでスイングは絶対にアッパースイング。
・右打者なら体重は右足6:左足4にする。
・球を捉えるとき足の型は「入」の字。
・右肩に力を込めるために右肩を入れる。そのためバットはホームベース側に傾く。
・グリップエンドから振出し、ヘッドを加速させるように解き放つ。
の5点です。
これを流れるようにやるのが難しいんです。どこかで詰まってしまいますが、素振りを何度もして感覚をつかみ、マシンの球を打ったところ少しづつ感覚がつかめ、最後の1球で完全に球を捉えました。今までの打ち方でしたらバットと球のインパクト(接触)時間は短く「ガッ!」という感じでしたが、インパクトが長くなってバットにボールが乗る感じで「みょ~~~~ん!!」になりました。そうしたら恐ろしく速いライナーの打球が打てました。あれは気持ちよかった。5つの要素が全てが揃い、「全体最適」が生まれた瞬間でした。
全体最適を体で感じたことは大きな収穫になりました。全てがバランスよく揃うことで良い結果を出せることを感覚的に理解できました。全体最適とは何か理解するためには「ザ・ゴール」という本を読むことが一番でお勧めなのですが、バリーボンズ打法とザ・ゴールがリンクしたことにつながり大きな収穫を得ました。
0から1を生むことは天才的な発想がないと難しいのですが、色んな学びの機会を作っていくことで得たものを組み合わせていく「掛け合わせ」は発見を生みやすいです。今回のお話はその好例だと思いますので紹介させていただきました。
広沢君のことを書きましたので彼の紹介もしておきます。現在、3つの事業をしておりまして、1つはリサイクルショップ「Retryangle亀屋」、2つは不用品・遺品整理「公福舎」、3つはタイ式マッサージ「JIRAKU]の経営です。三重県内で活躍していますので下記URLをぜひご覧ください。
リトライアングル亀屋
https://retryangle.com/
公福舎
https://koufukusya.com/
JIRAKU
http://www.jiraku.com/salon/
私の趣味と言えばゴルフ、テニス、将棋、釣り、料理、時計、寺社仏閣お城お庭巡り、歴史、心理学、旅行、グルメなどですがここのところ一番はまっているのがギターです。
私のキャラクターはもろに体育会系ですので文科系の趣味があるのを言うと皆様意外だとおっしゃいます。事務所にもギターを置いているので、ZOOMなどでのお客様とのお打ち合わせの時に突然ギターを取り出し弾くとかなり驚かれます。話のつかみなどに使えるオンラインならではのコミュニケーション術です。
好きなギタリストはエリッククラプトンです。クラプトンと言えば70年代まではブラッキーという黒いストラトキャスターが有名ですが、80年代以降は自身のシグネイチャーモデルを使用しています。そのモデルを私も愛用しています。

クラプトン本人も良く使う色でピューター(錫合金の色)というカラーです。中古ですが一目ぼれして2年前に買いました。カラーもいいですが、音も良く、レースセンサーのピックアップにアルダーボディが艶のある音を奏でます。私は元来ベーシストなのですが、ベースも同じフェンダーのジャズベースでピックアップはレースセンサー、ボディがアルダーというのが音的に好みのようです。
また、ややシェイプされたVネックが通常のストラトよりも非常に弾きやすい。このギターを初めて弾いた時にはうまくなったと思うくらいでした。
仕事の合間にも気分転換にギターを弾きます。ギターを弾いている時にアイデアが出たこともあります。また、いつもコンプライアンスの話のまとめに美意識を鍛えることが大事であると説いていますが、そこにも通じます。良い音楽を聴くことも美意識を高めますが、学びはインプットするよりもアウトプットする方が効果が高いのと同様に自分で音を奏でることも大事と言えます。
13歳からベースを始め21歳までバンドをやっていて、後はちょこちょこギターをいじる程度で過ごしましたが、30歳の時に知り合いの若い子に頼まれて、インディーレーベルのアルバムの1曲になぜか参加。その後もギターをちょくちょく触る程度だったのが46歳でバンドを結成してベースとして参加。1年後に解散しましたがこのバンドで人前で演奏する気持ちよさを改めて体感しました。現在は新しいバンドでギターボーカルとしてやっていく準備をしています。
私の研修は「ライブ」です。いつも躍動感のあるお話をするとドーパミンやβエンドルフィンなどの快感の脳内物質がドバドバ出ます。これらの物質こそが私たちの幸福感の正体です。プライベートでも仕事でもこれをドバドバ出していこうと思います。仕事では私の師匠である苦情対応の国際標準規格であるISO10002を日本に導入した中心人物の一人で、その分野の研修の国内第一人者である柴田純男先生が乗り移ったような感じがする時があります。ギターについてはエリッククラプトン路線で参ります。
2021年10月のサミット人材開発の動画はハラスメントとコンプライアンスシリーズです。全9話のうち今回は4話目で「平成の世は過ぎた 前時代的な慣習からの脱出」と題している動画です。
平成はおろか昭和の意味のない慣習は残っています。非効率なやり方はミスや不祥事を生みますので撲滅していく必要があります。
4分ほどの動画です。ご覧ください。
今度、ある自治体の一般廃棄物業者の作業従事者向け動画教材に講師として出演することになりました。ごみ収集車(パッカー車)は昔、三菱ふそうでトラックの営業をしていた時に販売したことがあります。
恐らくパッカー車を売ったことのあるコンプライアンス・クレーム対応講師は日本中探しても私以外いないんじゃないかと思います。まさにこの教材の講師を務めるのは適任と言えるのではないでしょうか。経験というものはどこでどのように生きるのか分からないものですね。
研修では過去の経験を話すことが多いですが、なぜかネタになる話がたくさんあります。
1.21世紀のコンプライアンスのあり方を変えた事件の1つである三菱ふそう大型トラックタイヤ脱輪事故と同系車種のトラックを売ったことがあること
2.21世紀のコンプライアンスのあり方を変えたもう1つの事件である雪印集団食中毒事件の際、私の師匠が同社の顧問であったこと
3.最も厳しいと言われる監督省庁の金融庁からコンプライアンスの見本と言われるソニー生命でプロ意識、コンプライアンス意識を叩き込まれたこと
4.当時、創業10年で過去最速で東証一部上場を果たしたものの多くの不祥事が発覚して廃業に追い込まれたグッド・ウィルグループの介護会社コムスンにいたこと
5.当時、創業1年9か月で過去最速で東証マザーズ上場を果たしたもののリーマンショックで破産に追い込まれた賃貸保証の最大手だったリプラスにいたこと
振り返りますと本当に浮き沈みの多い人生を歩んできたなと我ながら思いますが、その分誰にもできない経験を積めたと思います。これらの経験は研修講師というものをしている上でかけがえのない財産です。
また、コムスンは24時間365日の介護を日本初で始めた会社で、まさに24時間何があるか分かりませんでした。クレームやトラブルはしょっちゅうでしたし、リプラスでも不動産管理会社や顧客との数えきれないトラブルがありました。
それ以前に私は不動産会社の息子で、土地の境界争いなどでいつも裁判を抱えていたり、賃借人や近隣住人とのトラブルは日常茶飯事でした。高校生の時に、父と兄が不在の際にスーツを着て交渉ごとに出た覚えがあります。
若い人たちに若い頃の苦労は買ってでもしろととは言いたいと思わないので言いませんが、苦労した経験を活かすことができるのは確かであることは思います。いかにそのような経験を活かしていくかが大事です。
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