2007年 時津風部屋リンチ殺人事件(時津風親方実刑 収監)
2010年 野球とばく事件(大関琴光喜解雇 大嶽親方(元貴闘力)解雇)
2011年 八百長事件(3月場所中止 20名以上の力士引退)
2017年 横綱日馬富士による貴ノ岩への暴力事件(日馬富士引退)
2018年 貴ノ岩による付き人への暴力事件(貴ノ岩引退)
2020年 中川部屋暴力事件(中川部屋閉鎖)
2021年 大関朝乃山 コロナ禍の中の深夜のキャバクラ通い(朝乃山出場停止処分)
何度も何度もコンプライアンスに対する問題や不祥事を起こしても一向に改善が見られない日本相撲協会。一人の好角家としてコンプライアンスの専門家でなくてもどうかと思います。
2017年の日馬富士の事件後に両国国技館で1,000人規模の研修が行われた際に八角理事長(元横綱北勝海)が「何気ないちょっとした気持ちでやった暴力が、ここまで組織を揺るがすような羽目になってしまうと。本人たち個人個人の自覚を持って行動するように
と促しました」と発言したことも問題化しました。この時私は「トップがこれじゃ組織が変わるはずが無い」と思いました。
ただ昨年の緊急事態宣言下の中で夜遊びを止めない幕内力士阿炎(あび)を国技館で待ち伏せて本場所への出場を辞退させた(後に3場所連続出場停止、また同様のことなどをすれば即引退、妻との同居を認めず部屋で生活することなどの厳しい条件が付いて即引退にはならなかった)ことをさせた錣山親方(元関脇寺尾)や、1年間早稲田大学の修士課程で相撲部屋のこれからのあり方を論文に書き最優秀賞を取った荒磯親方(元横綱稀勢の里)など良心的な人物が出てきていることも事実で頼もしく思います。
組織風土を変えていくことは本当に難しいことです。相撲協会を変えていくためには本当に長きにわたる「ごっつあん体質の金銭感覚」「かわいがりといった暴力の肯定」「世間ずれした感覚」といった根本的なところを改善していくしかありません。
今回の荒磯親方の論文はお金にクリーンにしていく意図が見えます。これは部屋のサポーター制度を掲げた貴乃花親方(既に協会から退職済み)に近いものがあるようです。財務的に不透明なことを好む親方や力士がいるかもしれませんのでこのような考えが潰されずに協会内で議論を活性化していってもらいたいものです。
後、横綱審議委員会やコンプライアンス委員会はかなり外部の血が入っていますが、もっと協会の核心部分に外部の血を入れたいところです。相当に特殊な世界の中しか知らない方々で運営されているところにもコンプライアンスが根付かない大きな原因があると見ています。一人の好角家として改善を望んでいます。
大学の先輩に久しぶりに連絡を取ったところ今春から公立の学校の校長になったと聞きました。おめでとうございます。
しかし、今の時代の管理職というのは成り手も少なく、私は多くの自治体・企業で新任課長研修や新任係長研修をしてますがその一言目に「一昔前の新任役職者研修ではご昇進おめでとうございますから始めていましたが、最近ではなりたくてなったわけじゃない、誰もならないから仕方なく引き受けたという声も聞きます。しかしながら役職者なったとなればきちんと職務と役割を遂行する必要が当然あります。そのために必要なスキルや知識をこの研修で身に着けていただきます。管理職になられてご不安もあると思います。この研修では皆様に新しい職務職責に向かって前向きな気持ちを持っていただく内容です。」と話すようにしています。
役職が上がると当然責任が発生しますのでプレッシャーが生じます。そうなるとストレスが原因で不祥事など起こしてしまうことにつながります。中部・北陸地方の多くの自治体で不祥事が起きるとその後の研修に良く呼ばれますが、話しを聞くと組織のプレッシャーや上司からのハラスメント、コミュニケーション不足などが不祥事の原因であることは多いです。それでストレスを貯めこんだ結果悪いと分かっていながら例えば他人名義のクレジットカードを不正に使用したり、痴漢行為に及んだりといったことになってしまっています。
ではそのようなプレッシャーに打ち勝つにはどうすれば良いかと言うことになりますが、結論「常に正しいことをする意識を持つ。」この言葉に尽きます。
これをしていくためには
1.自分自身が卓越したプロフェッショナルであることに対する誇りをもつこと
2.常により良くすることができるかという問題意識を持つこと
3.常に物事に対して当事者意識を持つこと
4.美しいと思うものを素直に美しいと、おいしいものを素直においしいと言える美意識
この4点がポイントになると思っています。
1.について例えば私ならば「私はリスクマネジメント・クレーム対応分野においては中部・北陸地方で現在最も多く研修をしている講師です」と堂々とプロとしての誇りを打ち出しています。このように自分で口にすることで良い意味でのプレッシャーをかけることができます。
2.については常に最新の情報を仕入れ(年間数百冊の本を読みます)研修内容をどんどんブラッシュアップすること。3.については人に興味を持つこと。4.については美術館やお寺・神社には良く行き、工芸品に触れたり、良い音楽を聴いたりギターも弾きますし、常においしいものを食べるようにしてますし、料理もしますし、ゴルフとテニスと釣りをやりますし、将棋もしますし、旅行もします。あと日本史大好きです。こういったことを続けることで美意識は高まりますし、健全な心を保つことにつながります。
独立して5年経ちますが、それなりに知名度も上がり立場も変わっていってます。私の場合プレッシャーというよりも孤独との戦いの面が強いです。特にコロナで仕事が減ったことを別のやり方で増やしていく必要があってその取り組みが今になってようやく成果になってきています。上記した4つのことを信じてやり続けてきた結果だと思っています。常に正しいことをし続ければ折れることはありません。
こちらの動画も合わせてご覧ください。
VIDEO
コンプライアンス・正しく仕事をするということについて詳しく話を聞きたいという方は下記フォームよりお気軽に小菅までお問い合わせください。
お問い合わせ
私のやっている講師業という仕事はアウトプットの連続です。最近の研修はオンライン開催がほとんどですのでこちらが一方的にしゃべる機会も多く、先日のオンラインセミナーでは休憩を3回はさみながら3.5時間話通しでした。
コンプライアンスとクレーム対応の話がオンラインと相性が良いこともありこれらの内容をよく話すのですが、同じようなことを話すたびにどんどん内容がブラッシュアップされていっています。話しているうちに言いたいことが増えていくのです。伝えたいことがより多くなっていくのです。
本当の理解はアウトプットをしている中でできていくものだと思います。研修を受講する側はインプットをしているわけですが、インプットした内容をどんどんアウトプットしていかないと本当に身に着けたことにはなりませんので研修の中では実際にどのようにアウトプットをしていくのかについても触れていきます。
もちろんアウトプットをしていく材料が必要ですのでインプットはしなくてはいけません。私はここ数年年間200~500冊程度の読書をしていますし、コンプライアンス意識の根幹は人として素直に美しいものは美しいと言える、美味しいものを率直においしいと言える美意識だと思っていますので、美術館やお寺やお城や神社などにもよく参ります。
スポーツをするのも見るのも好きです。健康であることは大事ですし、一流のプレイヤーの姿を見ることは躍動する美を楽しめます。また4月にあったゴルフのマスターズ、あれには心の底から感動しました。私は中学生の時から数えてみたら36年マスターズの中継を見てきており、ジャンボ尾崎、今回解説で号泣されていた中島常幸、伊沢利光の4位、片山晋呉の4位、松山英樹の5位、何度高い壁に弾かれたことか。その高い壁を乗り越えた松山英樹選手、本当に素晴らしい。スポーツを見てここまで号泣したことはありません。
コーチング、カウンセリングの技術の中に「沈黙」があります。松山選手の優勝の瞬間から中島・宮里両プロとアナウンサーが55秒沈黙していました。本当の感動があるときに言葉はいらないんだとも感じました。沈黙は合意形成する際などに使いますが、あの55秒は沈黙の効果を学ばせてもくれました。
昔、ある同業者の講師が研修後に言っていた言葉を思い出しました。「こちらは話を出すばかりで栄養を吸われていく一方だ」・・・勉強不足ですね。学びを忘れた講師に先はありません。こうはなりたくないです。
私の師匠である柴田純男先生は73歳ですが大変な勉強家でいらっしゃいます。先日ZOOMで研修の打ち合わせをしたのですが最新の理論を研究されて話に取り込まれていました。聞かせていただいて頭が下がる思いでした。
私自身はまだ一人前では無いとか卑下するつもりは全くなく、もう充分世の中に広く認められた講師と自分で思っているのでがまだまだとは思いません。それより「もっともっと」成長していきたいという意欲が強い状態です。もっと世の中にお役に立てる仕事を誠実にやり抜いていきたいと強く思います。
「いつ見ても小菅さんは楽しそうだね」「いつも生き生きとっしているね」とよく言われます。その時私は包み隠さずに言います。「はい。楽しく生きています。」
私は謙遜をすることは好きではなく、正直でありたいので、基本どストレートにものを言います。こうした方がストレスはたまりません。またこのように言うことで相手が共感してくれればその方には信用がおけます。
素直に生きていれば人をやっかんだり嫉妬したりしませんし、相手がすごい人なら素直にすごいと認め何かを学び取れないかと考えます。健全にやっていれば楽しいと思っていましたが、なぜ楽しく生きているかということの根拠が示されている本に昨年出会いました。橘玲(たちばなあきら)さんという作家の本で「残酷な世界で生き延びるたった一つの方法(幻冬舎文庫)」という本です。
この本では「好きを仕事にすること」が最終的な答えなのですが、私はそれができていると確信できました。私は自分の得意な事、自分の好きな事、他人から求められられる事が完全にイコールで結ばれています。
クレーム対応には本当に苦労をしてきましたので私のような苦労をしないような人が増えてほしいですし、ギスギスした世の中ではなく、人々が自由闊達にコミュニケーションを取りながら正しいことをしていくコンプライアンスの良い世の中にしていきたいと心より思っています。(細かいことにとらわれ過ぎたトップダウン型のコンプライアンスの考えの限界は何度も見てきました。)
同書の結びにはこう書いてあります。「それでも能力があろうがなかろうが誰でも好きなことで評判を得ることができる。だとしたら必要なのはその評判を収入につなげるちょっとした工夫だ」
私の場合ですとその「ちょっとした工夫」がコロナ以前は見栄えの良い会社案内の作成、過去の実績、起業以来積み上げた実績、商工会議所やシンクタンクでのセミナーなどでした。しかし、WITHコロナになってからはその手法が通じなくなってしまいました。あれこれ悩んでいる頃にこの本に出会いまして、ここから「コロナ時代のちょっとした工夫」を始めました。
今までは口コミで集客をしていたのであえてホームページを作っていなかったのですが、インターネットでの集客もやってみようと思いましたので10冊以上のネット集客の本を読み、
1.助成金を取り付けて実質無料でホームページを立ち上げる。
2.ブログを毎日書く。
3.YOUTUBEで週2動画を配信する。
ことを始めました。
半年~1年以上は続けないと意味がないことを本で学びましたので後はコツコツやるだけだったのですが、そもそも情報を発信することは好きで、全く苦痛はありません。これは私にとって良い事でした。そして4月になり、ついに私のことを見つけてくれた方と出会いました。その頃「コンプラ 講師」でGOOGLE検索すると2位にまで上がっていました。
その後提携先は増え、元から所属している専門家集団リンクアップや提携先のH社、N社の他、
1.無料オンラインセミナーの集客と運営をしてくれるI社
2.今後私を売り込んでくれるコンプラ専門会社のH社
3.有料オープンセミナーを共催するI社
4.昔に私が所属していた会社の社長が新しく作ったコンサル会社であるK社
5.N社の関西支社
6.柴田純男先生のノウハウの可視化
と5月より更なる取り組みをしてきました。
これらの工夫が6~9月に向けて実ってきます。
これらすべてが楽しみで仕方ありません。好きなことを楽しみながらやっていけばどうにでもなります。
今の日本をダメにしてきたのは?
「何だ君は?」
そうです。我々モーレツおじさんです。(志村けんさんの変なおじさん風に)
「そんなのは常識的に無理」と若手のアイデアを潰すおじさん方々。あなたの常識って20年前のものですよね?
「机上の空論だ」と言うおじさん。あなたは自分が社会のルールなのかと言いたい。常識の枠を飛び越えて一旦ひろげる、まとめるのなど後でいい。あなたは絶対にできないと言い切れる理由は?そこまで言えるほど頭は良いのでしょうか?。
会社には早く来た人がえらい?仕事を9時から始める準備?一斉に掃除を9時から始めればいいのです。電話番、早く電話かかってくるなら当番制度にして早番を決めて、もちろん早番の人はその分早帰りすればいいのです。
私の提案で、4人の事務社員で2時間ずつ交代で「電話を取らない時間設定」ルールで大変業務が捗った会社があります。1日で2時間電話に出ない時間は非常に有効です。またコンサルタントや営業にかかってきた電話を取らせる会社は非効率です。彼らに他の人への電話の取次ぎをさせるのは本当にお金の無駄です。ソニー生命では20年前から既にそのようになっていました。
若手は優秀、まじめな人が多いです。AI(人工知能)やロボットの最先端の技術を持った新卒に年俸2000万、5000万円払う時代です。
スマホは5Gの時代になりました。先日5Gのものに変えましたがすさまじく通信速度が早いです。これを使えば離島の患者の遠隔手術ができます。(2019年にスペインで成功しています)
コロナ禍の中で分かったのが、オフィスはいらない、会議はZOOM、カウンセリングも研修すらもZOOMでできます。私の場合、かなりの工夫をしていますので研修効果は落ちていません。むしろオンラインならではのやり方があります。
上手くいっている人のマネはその人だからできることであることが多いので難しいのですが、私はチャレンジをしない10人中9人の人の逆手をとる戦略を良く使います。ベストよりベター、完璧な計画より小さい計画をたくさん作る うまくいかなきゃ捨てることです。もったいないと考えないことが重要です。掛け捨て保険の考えです。逆張りはブルーオーシャンにつながります。
今までなら研修会社をやるにはオフィスや雇用は必要だったのかもしれませんが、そんなのなくても良いことが分かりました。研修は弊社のようにダイレクト販売をすればいいのです。コロナによるオンライン化がそれを可能にしました。
研修会社のマージン(中抜き手数料)は良心的な研修団体や企業だと30~50%程度ですが、多くの研修会社は80%以上の中抜きをしています。時給3,000~5,000円の講師を使っているのですが、7時間研修で250,000円払ったとして時給3,000円の講師ならば講師フィーは21,000円ですので90%を超えるマージンを研修会社は取るわけです。
私の場合、提携している研修会社から大体の場合時給20,000円以上いただいています。時給が4~6倍ほど高いので講師の質は圧倒的に違います。それをダイレクト販売で7時間20万円で販売しています。4~6倍時給が高い講師を5万円安く買えるということです。
利益構造
弊社の場合、在庫もない。スーツ一式、良い時計(やる気とちゃんとした人と見られる、これは老害ではない。逆に若い方々に言いたい。お金は信用、信用を売る仕事に良い時計は必須)、パソコン、スマホ、ネット環境、これだけでいい。減価償却するものがない。つまり10万円するものがない。自宅で仕事はかどる。静か、気温、二酸化炭素濃度の調整ができるので効率的で眠くならない。
最も大事なのが割り込まれないこと。オフィスにいると邪魔される。電話出たくない。電話出ない。基本メールかチャット。クイックレスポンスなんて滅多にない。スマホとマネークリップににとめたクレジットカードしか持たず、ホテル暮らしのホリエモンこと堀江貴文さんが電話嫌いなことは有名ですが、私も相当なものです。いちいち仕事を中断され、非効率極まりない。
なので先回りをしてます。SNSで今日はこのような研修に出ていますということを告知したり、毎月自身のスケジュールをBCCで100名くらいの方に送っています。
その上で「研修で電話に出れないことが多いので基本、メールで連絡ください。すべてのメールはスマホに転送されます。研修は1時間に一度休憩を必ず入れますので、その時に見ます。メールをいただいた方がむしろ対応が早くできますので、メールのタイトルに【急ぎ】と入れてください。急ぎでない場合は翌朝返信します。」
私の仕事にはまず「急ぎ」は有りません。今まで4、000回以上の研修に携わってまいりましたが、「明日研修やりたいのですが」といった話は1回だけでした。(相当の例外)
遅くとも研修の依頼は1か月前には来ますので、実施1週間前には資料データをメールしますし、企画書や提案書は基本1週間猶予をいただくので、1週間以内に急に何かしなければということがまずありません。
この緊急の仕事が無いというのは大変捗ります。昔から緊急仕事と緊急でない仕事を分けてましたが、緊急がそもそもなければ段取り付けるだけで仕事が動きます。究極の仕事の進め方だと思います。
後、FAXは本当にやめてほしいので名刺やホームページに番号を記載するのをやめました。今年になって宣伝のFAXがほぼなくなった(逆にホームページからのAI営業は増えています)し、入札案件について1件FAXが入っただけですのでかなりFAXを使うことが減りました。印鑑がいらなくなったので唯一ペーパーレス化できなかったお見積書とご請求書もPDFで済むことが多くなりました。
いろんなことを言いたかったのであえてまとめず散文的に書きました。効率化のためのヒントが詰まった文章と思います。お役立ちできれば幸いです。
今回は大阪大学での研究結果で、日本経済低迷の原因として日本人の意地悪さと考えられるといった記事について考えていきます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2cc87b672e210e7c91e0a2d0e34a9359847cdb3
この話は大変納得がいきます。新しいビジネスなどを始めるとすぐに批判が起きたりなんてところはものすごく実感しています。私は5年前に東京より帰郷し三重県で研修会社を起業したのですが、研修会社なんて三重県で成功するはずがない、あいつはうまくいくはずがない、すぐに失敗するなど多くの直接の言葉や陰口(本当にうんざりするほど聞かされました)を叩かれました。私にはクレーム対応やリスクマネジメントについての研修の国内第一人者から唯一人継承したノウハウがあり、むしろ全く敵のいない中で血まみれの価格競争から逃れ、思う存分自身の価値を発揮して成功するブルーオーシャン戦略に則ったビジョンが明確に描かけていたので、何を根拠に私に批判的な意見を言ってくるのか良く分からないんですけどと思っていました。実際に起業して5年間やれてこれています。
昨年来のコロナウイルス禍で仕事が減りましたが、それでもいち早く研修のオンライン化などに取り組み既にオンライン研修は30回以上やっておりまして、今やオンラインでも効果の高い研修をする講師と認知され始めています。県の助成金を取り付けホームページとブログを立ち上げ、こちらからの問い合わせ案件も出ました。またさらなる立て直しの手は既に打っており、これから2か月でその方向性を決定づけます。
また、ちょっとうまくいけばいけばで足を引っ張る輩が出てきます。「調子に乗っていると足元をすくわれるぞ」と言ってくるのがいましたが、そういう人に限って実績が出せているわけでもなく「あなたは調子に乗れたことがあるんですか?」と思います。実際に言ってやったこともありました。「足元すくいにきてんのはお前本人やんけ!」ということです。つまりこういった輩と縁を切れば足元はすくわれないということなのです。
調子がいい時は調子に乗っていけばいいのです。もちろん羽目を外し過ぎるのはいけませんが、調子のいい時にやり方を変えるのは馬鹿げています。どんどん調子よくやれば品質の向上や新しいアイデアも出てきてより改善していくこともできます。
私のクレームやコンプライアンスの研修は同じようなことを何度も話していくうちにバージョンアップされ、より進化し、より商品力が上がり、更に売れるという好循環のサイクルができています。今や中部地方の自治体で不祥事があると研修講師として間違いなく私が一番呼ばれているとある自治体の研修担当者から聞きました。自治体の研修担当者は横つながりになっていて研修効果の高い良い講師の情報が伝わりますので、私のところに最も話が来るといった結果になるわけです。
プロ野球チームでも勝ち続けているチームはオーダーを変えません。今年の阪神を見ていると良く分かります。4番打者の大山選手の離脱と復帰、糸原選手の離脱などがありましたが、それ以外大きな変動はありません。うまくいっているのに意味の無いブレーキを踏む必要がどこにあるのでしょうか。むしろ意味無くブレーキを踏めば追突されるリスクが増えます。足を引っ張ってくるような意見に耳を貸す必要はありません。
勝って兜の緒を締めよと言ってくる輩も同じです。この言葉は後北条氏の2代目北条氏綱の言葉ですが、これはまだ若く頼りない存在の23歳の跡取り息子氏康への遺訓です。私のような研修というものを知り尽くした上で起業したアラフィフ男に言う言葉ではありません。遺訓を残した氏綱は55歳で亡くなっていますが今の私はその年齢にかなり近いわけで、むしろ私は言葉を与えるサイドの人間です。私の職業倫理を説く研修に年間数百人の受講生の方が現実います。こんな私に使う言葉ではないですね。正直失礼極まりない話だと思っています。この言葉を私に使った輩の教養の無さが露見しています。
また、これを言ってくる人に言いたいのが「あなた勝ったことないじゃないですか。」そう、勝ちも価値も分かっていないからこそ言う言葉です。本当に勝っている人を見ているとしっかりオンオフを切り替えながら更にどんどん勢いに乗って停滞せず先に進んでいきます。勝負事や仕事で最後まで気を抜かないということは大事ですが。勝ちが確定したと明確に判断できる場合はむしろ緩めるべきです。締めている場合じゃありません。
人間緩める時間や睡眠や食事の時間は必要です。私は戦国時代の話が大好きでお城やお寺を見に行ったりも良くしますのでその手の知識はある方です。人間寝るもせずに緊張し続けて、勝っても緒を締めていたら疲れます。寝る時間や食事は大事で、兜の緒を締めるよりも「腹が減っては戦はできぬ」が本質です。戦場では食料の確保や補給が極めて重要です。携帯食などを腰にぶら下げて腹が減った時に凌げるように武士たちはしていました。「武士は食わねど高楊枝」は戦の無い江戸時代の下級武士の言葉です。
素直に喜ぶときは喜び、休むべきところは休み、締めるべきところは締めるべきタイミングで行えなえばいいのです。鎧と兜で重さ30kgです。重いんです。無理してかぶり続けていたら疲れるだけです。肩や首が凝ります。神経がすり減ります。どこにメリットがあるのでしょうか。完全にマイナスでしかありません。メリットゼロです。ワークライフバランスが問われる現代において時代錯誤も甚だしいと断じます。
また「光有りて輝かず」という言葉を押し付けられたことがありました。簡単に言えば「豊かな知恵があったとしても目立とうとしてはいけない」という意味で確かに大切な考え方であることは正しいのですが、光って無い人にそれを言われても・・・全く響きませんね。売れている人や光っている人が言えば響く言葉なのでしょうがね。光が無ければ輝きようもないわけです。要するにその人物にとって私が光り輝くように見えているのが悔しいのです。私は迫力ある話しぶりと勢いで強烈な説得力を持たせるタイプの講師で、かなり特異であることは確かで私なりに魅力を受講者の皆様から評価されていますが、このときは嫉妬されていることが良く分かりました。嫉妬ほど見苦しいものはなかなかありませんね。醜悪の一言です。
散々足を引っ張ろうとしてくるつまらない、害悪でしかないどうしようもない人たちを何度も何度も見てきましたが、このような人の足を引っ張る社会に不要な人たちを廃し、社会を変えていかないとこの先日本はどうなるのでしょうか。
私は長年人材育成・開発の世界におりますが、ここ10年来「尖った人材の育成」が必要と考えています。日本社会において優秀とされてきたのはおおよそ「その組織の中におけるジェネラリスト(何でもできる人)」でした。しかしこのようなタイプの人はその組織の中では優秀でもその組織の中でしか通用しない場合が多いです。実際に俺は優秀だと思って、より高い給与やポジションを求めて転職活動をするとうまくいかないといったケースを耳にしています。バランスの良いジェネラリストタイプの限界です。そうではない、何かだけには突出した力を持つスペシャリストタイプがこれからは必要と言えます。しかし、このタイプが足を引っ張られやすいんですね。日本では出る杭は打たれますから。
あの世界のイチロー選手が若手の頃、当時のオリックスの監督はイチローの振り子打法を止めさせようとしました。その後見る目と人を活かそうとする柔軟な考えの仰木監督が就任したらイチロー選手は大ブレイクしました。まさに特別な才能を見抜けず出る杭を打った典型的な話です。日本人メジャーリーガーのパイオニアの野茂英雄選手のトルネード投法を変えさせようとした近鉄の当時の監督も同様です。基本的な型を作ることは大事ですが、既に自分の型を確立している人に別の方を当てはま要とすることには甚だ疑問です。もっとその人の才能や力を伸ばしてなければいけません。
私はこの出る杭を打つ社会をいち早く終わらせないと日本の未来は危ういと考えています。むしろ「出る杭を伸ばす」ことが肝要です。そのためには得意(ひょっとしたら特異)なことを見つけてやっていくこと、そして批判をしない、同調圧力の無い社会にしていくこと、非常に大事だと思います。私は人材開発の特別なスペシャリストとしてどんどんその人らしくカリカリに尖った人材を育てていきたいと思います。男女も老若も関係ない個の多様性を活かしていきたいです。オンライン型でもそのような研修を提供していますのでこちらをご覧ください。
事業内容|集合研修/リモート・ハイブリッド式研修
上司「新人は1時間前に来て勉強するように」
新人「就業規則違反です」
上司「勉強する気持ちがないのか!」
新人「あります。それは仕事中にやります」
上司「勉強は仕事中にやるものでは無い。仕事中は業務をするものだ」
新人「仕事のための勉強は仕事中にやります。なぜプライべートを削らなきゃいけないんですか」
このように話が噛み合わず平行線を辿るケースを聞きます。これ、どちらが正しいのでしょうか。少し前まででしたら上司の話が正論で通ったと思いますが、今は新人の意見が正しいと言えます。なぜならこの上司の話を録音して(録音することは盗聴ではないので違法ではありません)労働基準監督署に持っていけば新人の意見が通るからです。この会社へは監督署から指導が入りますし、この上司は会社から強い指導が入ることでしょう。今どき就業時間以外で勉強しろというのは論外です。
仕事の準備も仕事です。9時始業ならば9時から準備をすればいいし、9時から稼働させたいのならば就業時間を8時50分にすればよいのです。
私のようなフリーランスならば朝7時台から仕事を始めた方が捗りますので(電話などがまずかかってこない)そうしていますが、それを会社員に求めるのは違います。もし7時に来いというのであれば16時終業ということになります。
世の中もっと自由に働く形をとっても良いのかと思います。大手企業では最近2勤務1休2勤務2休というスタイルも出てきています。具体的には月火働き、水曜休み、木金働き、土日休み。こうすると働いている日全てが休みと隣接する(月曜・木曜は前の日休み、火曜・金曜は次の日休み)となるので気分的に楽になりストレスが減ったといった話も聞きました。1日10時間労働にすれば週40時間で労働時間は同じです。これで業務の効率化ができるというならむしろそうした方が良いわけです。私は2年ほど前にこれを3か月試しましたが効率が良かったです。(その後、平日に休みを定期的に入れるのは困難となったため好きな日に適当に休んでいい、早上がりしてもいい日を作るとルール変更しました)
テレワークが進み、満員電車でへとへとという方が減っているようですが、昔からなぜ満員電車が減らないのかという疑問ももっています。5年前まで東京で通勤に乗る地下鉄東西線は乗車率200%を超える日本一の超満員電車に乗っていました。私の80kg越えの体が周りに押されて浮いたことが何度かありました。それくらい混みます。当然朝から疲れますし、気持ちとしても殺意に近い何かを感じていました。メンタルに良くないです。あれだけ込み合う時間帯が集中するのは本当に疑問です。同じ会社でも8時始業の部署、9時始業の部署、10時始業の部署など分散させればいいですし、コロナ禍の中でも分かりましたが、朝礼はZOOMですれば十分なのでコロナが終わっても通勤などしなければいいのです。
とにかく現実で集まらなければと私は思いません。私はZOOMで社員面談や研修を既に500回していますが、コミュニケーションは十分取れていますし、研修の結果も良好です。わざわざ出かけなくていいので1日に最大4回だった商談が7回出来ます。むしろコミュニケーションの機会が増えています。
テレワークはコツをつかめば効率化は進みます。昨年の動画ですが、テレワークの達人石田礼子に聴くシリーズをぜひご覧ください。
前編
VIDEO
後編
VIDEO
その他にも在宅でもスーツを着ろ、ZOOMの入退室は必ず目下の者が先に入り最後まで残れ、昔は良かった、俺らの時代はこうだったとか今すぐすっぱりやめる!非効率なだけだし、昔の話は通用しません。
ヤクルトスワローズの奥川投手のことを解説者の広岡達郎氏が「奥川はマウンドで笑いすぎる」と言って炎上しましたがまさに昭和脳です。東海大学体育学部の高妻容一教授の実験では笑っている方が100m走のタイムが上がり、投球の速度が大幅に上がったことが確認されています。
奥川投手と言えば石川県の星稜高校出身。この高校は以前より笑いながら野球をする高校として知られています。2014年夏の高校野球石川県大会決勝で星稜は9回に0-8から奇跡の大逆転を成しましたがこの時も選手は笑っていました。笑いはプレッシャーに打ち勝つ有効な方法なのです。ゴルフのスマイリングシンデレラ渋野日向子選手も同様です。
このような効果があるのに「俺らの時代の方がすごかった」とか言っている昔の選手はまさに老害の一言。今の選手の足元にもあなたたちは及びません。これだけスポーツ理論や栄養学が発達したことで方法論も強靭な身体も今の選手たちは手に入れています。お亡くなりになった某400勝投手は「わしは180km出していた」と言っていましたがせいぜい140km、恐らくは130km台前半くらいだろうと思います。
このような昔話や非効率なやり方はとっととゴミ箱に捨ててしまいましょう。先日新庄剛志さんはこうおっしゃいました。
「プロに入ったとき、好きな女の子やファンにいいところを見せたいと思えば力が抜けた」これでいいんです。
6月のサミット人材開発の動画配信は「ほんのちょっとしたことで仕事を効率化する方法シリーズ」をお送りしています。本日は第2話「単語登録」です。
例えば私は
「よろ」と打てば「よろしくお願い申し上げます。」「宜しくお願いいたします。」
「さみ」と打てば「サミット人材開発の小菅でございます。」
「サミット」と打てば「Summit Human Resource Development」
「こすげ」と打てば「Masahide Kosuge Tsu-City Mie Pref.」
その他には
「やま」と打てば「株式会社山本商事 取締役総務部長 齋藤 真彌様」
というようにいちいち株式会社が前なのか後なのか、役職は何なのか調べなくてもいいですし、「彌」の字は変換されてこないので、いちいち文字パッドで手作業するのは手間なので会社名・役職・お名前とセットで登録しておくと大変便利です。
私は1日平均10通程度のメールを出します。これをしておくだけで1つのメールで2分は短縮できますから1日20分の時間短縮ができているということになります。
こう言ったやり方には誠意を感じないという極めて的外れな指摘には耳を貸さないようにしましょう。このような考えをする人は生産性を低める害悪と心得ることです。相手の会社名・役職・お名前や定型文に間違いがある方がよほど失礼です。
作業は人手に依らない方が正確で速くできます。コンプライアンスの考え方としても正解です。これこそが正しい仕事のしかたです。できるだけ自動的に、人の手が入らずする仕組みを作っていけばいいのです。今回の話はその一例です。
VIDEO
関連ページ
動画配信 ほんのちょっとしたことで仕事を効率化するシリーズ1 前置きをする
夏休みの宿題を溜めるのが嫌で7月中には片付けてしまい、後は心置きなく夏休みを満喫したり、冬休みの宿題は2学期最終日のクリスマスイブの日に徹夜で片付けてしまったりと言うように段取り良く物事を進めていこうといった性格は昔から変わっていません。
今も仕事を溜めるのは嫌いなので研修の2週間前にはパワーポイントなど研修資料を仕上げ、お客様へpdfデータなどを送ってしまいます。仕事というものはいかに緊急性が低い時点でやっておくか段取りをつけておくかをすることでミスはなくなりますし、仕事全体の許容量に余裕を持たせることで焦ることなく仕事を進めるようにできます。これに立ち止まって考える習慣が身に付けばまずミスやトラブルは防げます。
研修の仕事というのは「明日やってくれ」ということはまず無いです。1回だけ「明日、会社のイベントがあるんだけど、講演講師をお願いしたつもりが忘れてた。小菅先生明日空いてる?」といったケースがあっただけで、通常は2か月~1年先の話をいただきます。なのでやり方次第で急ぎの仕事を無くせます。すべて仕事のスケジュールは前倒しで組んでます。
これに5W2Hでの確認を組み合わせます。
why 社員のコンプライアンス意識を高めるためにする
what 研修のテーマは「そんなつもりはなかったと言わないためのコンプライアンス研修」
where A社様研修会場(〇県〇市××1-2-3)
who A社様管理職30名 講師は小菅
when 〇月〇日(曜日) 13~15時
how 集合研修をする
how much おいくらで
これで網掛けをすると研修を行う上で抜け漏れは発生しません。
今まで4,000回以上の研修に関わってきましたが、1回だけ研修会場を間違えたこと(隣の駅だったので事なきを得ました)と1回だけ講師が来なかったこと(私が代わりにやった)だけありましたが、その後「メールと電話による2日前確認」を取り入れたことでミスはゼロです。
こんな感じに「勢いを持って前に進める」ことや「無駄な手間を省く」ということを私は基本好みますが、逆にコツコツやるべきことはコツコツすることも大事と思っています。
私はゴルフが好きですが、あれはコツコツ練習できないとうまくなれっこないです。マスターズ優勝を勝ち取った松山英樹選手は本当に練習の虫というか鬼です。ゴルフは反復性のスポーツです。松山選手の影響で最近またゴルフ熱が高まってますのでここの所、夜明けに練習場に行って週3~4回練習しています。
子どもの頃は野球をしてました。バッティングは素振りをちゃんとやっていましたし、ピッチングもほぼ毎日近くの公園の壁を相手にやっていました。ギターやベースも中学から、今もやっていますがこれもコツコツが大事です。確かに先に先に進めるタイプであるのですがコツコツやるしかないことはそうしてきています。
最近、コツコツさがやはり大事だとこのブログで大きな気付きがありました。1月ほど前に初めてこのブログ・HPから研修のお問い合わせがきました。どこで弊社を探していただいたところ単純に「コンプラ 講師」でGOOGLE検索をしたとおっしゃいました。現在これで検索すると4位になりました。「クレーム 講師」で26位ですのでこちらはもっと上げていきたいところです。
努力すれば必ず成果が出るものではありませんが、成功した人はすべからく努力していることは事実です。成果を出すためには多くの挑戦することです。私はトライアンドエラーといった考え方が大好きです。運の良さは挑戦する回数の多さと比例します。これは10年ほど前に統計学で示されています。いろんなことをしていけば選択肢は増えますし、うまくいかなかった分はやめてしまえばいいのです。何か始めたら付随してくる出来事もあります。提携先のコンサルティング会社との話から昔所属した会社の社長と再度繋がり、何か一緒にやろうかなんて話にもなっています。
今、コツコツとできている私が一番影響を受けているのは小学校5年生の娘からです。毎日毎日自分の目標(某私立中学校合格)に向け驚くくらい勉強しています。夕方も17時を過ぎて仕事を終わろうかと思っても娘の手が止まらないので私ももう少し頑張ろうかということにもなっています。こうやってコツコツやっていった先に飛躍的な発想やアイデアが出てくるんだと思います。
現在、大学を出てから最初の3年間住んでいた場所をスタジオとして使っています。ここから全国の自治体や企業と商談・研修・コンサルティングをしています。ここでまさかそのようなことをするとは1mmたりとも思っていませんでした。飛躍的な事だと思います。都会で高額な家賃を払っている中でスタジオを持つのでなく、家賃はタダです。同じオンライン研修でも手軽に安価にできるといった逆転の発想です。
コツコツやってきたことがようやく実りつつあるといった状況です。そこからすべては始まることを確信しました。
google4
2021年6月6日追記 「コンプラ 講師」でGOOGLE検索2位になってました。
会社でリース契約をしていた車のリース期間が終わり、車検が後1年残っているので買い取って乗り続けることにしました。
リース会社から所有権解除の書類が届いたので弊社の印鑑証明書を法務局で取得し、陸運支局へ。所有権解除の手続きは三菱ふそうにいた1998年以来ですので23年ぶりと言うことになります。
これだけ間が空いているのに割とスムーズに手続きができましたが、書類がめんどくさい。新所有者・旧所有者・新使用者・旧使用者といちいち住所と会社名を書かなければいけない。なぜ「1に同じ」等できないのでしょうか。
窓口は1から20番ぐらいまであり、ディーラーの制服やつなぎ(車関係者はこの服装が多い)を着た人たちが大勢いました。何でオンライン化しないのか甚だ疑問です。23年も経っているのに平成1ケタ台のまま何も変わっていません。これはおかしい。
わざわざ東京のリース会社から実印入りの譲渡証明書、印鑑証明書等が送られてきて、わざわざ法務局で印鑑証明を取って片道30分かけて陸運支局に行って30分も手続きに使う必要が今の時代あるのでしょうか。譲渡額5万円の車にここまでしなくても、例えば100万円以下の取引なら電子承認にするとかすればいいのです。
中古車の取引はオークションで全国から買い付けることが多いのですが、20年前に法整備することは出来ていたと思います。よく車の業者にこんな面倒をいまだにさせているのかと思います。何年か前にある新車ディーラーの社長と話した時に話が古い、いつの時代の話だと思った記憶がありますが、根っこにはこのような問題があるのかと理解しました。いまだにこんな仕組みで運用されていたら業者も成長しないわけです。
ここ10年、家電量販店で実物を見て、より安くネットで買うことは良くあることでこの方法をショールーミングと言います。カーディーラーでも消費者はこの方法で車を買ったり安くリースで借りたりという時代になりました。
私は今回所有権を自社に移した車が後車検が1年ありますのでこのまま乗って、1年後に新車を3年リースで契約する予定です。そのために先日新車ディーラーで実車を試乗してきました。ディーラーで買うなりリース契約すると当然店舗の家賃や従業員のコストがありますので高いのですが、最近ではネット契約ができるリース会社があるのでディーラーで買うかリース契約するよりもはるかに安くなります。実際に私はディーラーを使ってショールーミングをしているということです。
アメリカの電気自動車テスラはディーラーを持たない戦略で販売を増やしています(ただし故障が多いと聞いています)し、手間ばかりかかる現行制度の中で古い体質が染みついたディーラーと言う仕組みはいずれ淘汰されていくような気がしました。(企業努力している会社は別ですが)
私のやっている研修会社もそうです。営業を使って集客・販売するのではなく、集客をアウトソーシングして私のような講師がダイレクト販売すればいいのです。商談も研修もオンライン時代になりましたのでこれが可能になりました。時代に合わせて物の売り方を変えていく必要性はとても大きいことです。