本日は動画配信の月曜日です。パワーハラスメントの内、過大な要求・過小な要求について厚生労働省の資料に基づいた話をしました。
過大な要求は例えば過酷な環境下における長時間の労働、どう考えても3日かかる仕事を1日でやれといったことです。逆に過大な要求にならないケースなども紹介しています。
過少な要求とは例えば辞めさせたいと思っている管理職に実力に見合わない簡単な仕事をさせるとか、良く思っていない社員に仕事を与えないということです。
過大・過少にならないためのボーダーラインがどこにあるかを3分動画でご理解いただけると思いますので是非ご覧ください。
今回のハラスメントシリーズは何をしたらハラスメントになるのか、最新の内容を分かりやすく噛み砕いて伝えておりますのでシリーズでご覧ください。
本日は動画配信の木曜日です。本日は三重県内のある自治体様で午前中は管理職向け、午後は若手職員様向けにコンプライアンス・ハラスメントの研修に出てきました。私の住む三重県津市でも現在不祥事が発覚して大きな問題になっておりますが、不祥事というものは「そんなつもりはなかった」というケースが大半で、「つい、うっかり」など不祥事を起こした人たちは言いますがそれでは通りません。しっかりとした予防をしていくことが大事です。
今回のハラスメントの動画は
1.人間関係からの切り離し
2.個の侵害
についてお話をしています。
2020年6月からの法改正でパワハラの定義がより明確になりましたが、そのうちの2つについての話です。3分ほどです。ぜひご覧ください。
本日は動画配信の月曜日です。パワーハラスメントについてのシリーズ第5弾、パワハラと指導の境界線について語りました。
パワハラかそうでないかという境目はなかなか判断が難しいところですが、基本的なスタンスについては本日のお話は明確なものだと考えますので是非皆様にお伝えしたい内容です。ハラスメントは部下から上司へのものもありますので、部下を持つ方だけでなく部下の立場の方にもご覧いただければと思います。
まず、ポイントの1つは「叱る」と「怒る」を明確に区別することです。叱るは相手・部下のためにやるもので、怒るは自分自身の感情です。自分の感情で他人に当たるのは避けなければいけません。
もう1つは冷静に事実に基づいた話をしていくことです。その根底には愛情と勇気が必要です。このようなことについて話しています。3分ほどの動画です。
「最近の若いやつは」という言葉は自分が老けたみたいなのでずっと使わなかったのですが、3年ほど前に初めて使ってしまった時は2日程凹んでしまった記憶があります。
私も昔、この言葉を言われたことがありました。いつの時代も世代間のギャップというものはあるものです。私がこのセリフを言ってしまった相手は当時25歳でしたが、彼らは物心がついた時には既に携帯電話が普及していた世代です。私の10歳の娘ですと既にスマートフォンが普及していましたので、家内や私のものを自然と使えるようになっています。恐ろしいスピードで時代は変わっていることを特に管理監督職クラスの方々は改めて認識されるようにしなければ、若手とのコミュニケーションや指導は難しいものになります。
今の20代~30代前半が良く言う言葉の一つが「コスパ」、コストパフォーマンス(費用対効果)です。いかに効率的にやるかを彼らは重視します。先日、私のあるお客様でこのような話がありました。
課長が自分で考えて仕事を進めてほしいのでそう言ったところ、言われた若手社員は、
「既にやり方が確立されている仕事を自分で考えるのは非効率です。管理職として間違ってますよね。」
この課長さん、しばらくかなりのショックを受けられたようです。
この場合、「余分な事かもしれないけれども、自分で考えて仕事を覚えるということを分かってほしいからあえて考えてみてほしいんだ。自分で進めることで深い理解につながることもあるので、一見非効率に思うかもしれないけどやってほしい。」
と言ってあげなければいけないようです。
時代が変わればコミュニケーションも指導のしかたも変わります。手取り足取りで育ってきた世代へのコミュニケーションの取り方を身に着けていく必要があります。
本日は動画配信の木曜日です。私の叱責動画その2になります。
この動画を見れば、このようなパワーハラスメントを決してしてはいけないと皆様のご理解を深めるための演技であり、私は今までこのような叱責は一切したことがありませんのでご承知ください。自分自身だとは思えないくらいの迫力ある演技です。被さるように叱責を叩き込んできます。
こんなことがあるのかといえば実際にあります。実際にこのようなやり方がまかり通っているので、その結果として私への研修のご依頼がくるわけです。まだまだ都市部でも地方でも「昭和の香り」は残っています。「令和の空気感」に変えていくことが必要です。今回は5分ほどの動画です。
本日は富山県の自治体様で研修でした。クレームや不当な要求、病的クレーマーへの対応について事前にどのようなことに困っているかを伺った上で研修を実施しているので、受講生の皆様は非常に強い興味を持っていただいた上で研修に臨んでいただきました。
今年でこの研修は3年目になりますが大変人気の研修で、昨年までは1クラス開催でしたが、今年は定員をはるかに上回ったため2回開催になりました。富山は遠いですが、四季折々の魚介類が大変美味しいのでいつも楽しみにしています。ここのところ2か月に1回のペースでお邪魔してます。
この研修をしている間に嬉しいお知らせをいただきました。愛知県のある市役所で昨年度不当要求対応研修を私が担当しましたが、今年度は価格が理由で他社に取られてしまいました。ところが他社の研修は内容が悪く、やはり小菅先生の研修が効果が高いのでお任せしたいということで来年度は私が再度担当するというお話です。これは嬉しいですね。大変光栄なことと思います。
来年度についてクレームや不当要求研修の研修のご依頼は現時点で20件を超えました。中部北陸エリアの自治体では恐らくクレーム系とコンプライアンス・ハラスメント系の研修を1番やっているのではと言われています。クレーム系については「すべてのクレームに関わる方々の安心と安全のために」、コンプラ・ハラスメント系は「すべての働く方が良い職場環境で働けるために」と思い研修に立っています。
本日は動画配信の月曜日です。今月はパワーハラスメントに関するシリーズを配信していますが、先日お知らせしましたように今週の2本はパワハラ上司役を演じてみました。
こんなパワハラ上司が今の時代いるのかと思われるかもしれませんが、結論います。度を超えたパワハラがあり、研修を依頼いただくケースが多いのがその証拠です。今回は精神的な攻撃のうち、人格否定・能力否定について話をしていますが、このようなハラスメントはしてはいけないとはっきり認識をされている方は意外と少ないように思います。まだまだこのような話を伝えていかないと世の中に正しい考えを持った方々が増えていかないといつも思っています。
自治体でのハラスメント・コンプライアンスの研修は今月は3回予定があります。理不尽なハラスメント・違法行為などが世の中からなくなっていけばと言う思いで研修に立っておりますが、ぜひ動画でもご覧いただければと思います。今回は短めで3分ほどです。
本日は動画配信の木曜日です。昨年2020年6月1日から施行されているパワーハラスメントの法律の内容を中心に動画10回シリーズを予定しておりますが、その2回目になります。前回はシリーズの全体像をお伝えしましたが、今回から具体的な内容に入っていきます。
今回のお話は「身体的な攻撃」についてです。身体的な攻撃はパワーハラスメントと言うよりもズバリ犯罪です。蹴ったり殴ったりモノを投げつけることはまさに暴行罪ですし、それでケガを負わせれば傷害罪になります。
昨年12月に週刊文春にすっぱ抜かれた東証一部上場企業CASAの宮地正剛社長の恫喝パワハラの音声データ、約2分間お聞きください。
https://www.youtube.com/watch?v=tqlMtd8ztHM&t=12s
この件は一部上場企業の社長にあるまじきこととして問題になりましたが、実はこの宮地社長とAさんとは昔CASAの前身のリプラスと言う会社で一緒に働いていました。
動画にあるようにAさんが宮地社長の胸ぐらをつかんだことで、Aさんは警察から事情聴取を受けたようです。胸ぐらをつかむレベルでも警察沙汰になります。ちょっとしたことで「つい」は今の時代許されませんので日々心がけが必要です。
私は言うことははっきり言うタイプではありますが、それを言いやすくするために「ちょっときつい物言いになるかもしれないけどごめんね」とか「しっかり伝えたいから、言いにくいけどはっきり言うね」というようなクッション言葉を多用しています。これだけでも相当相手に(部下に)ソフトな印象を与えることができます。
アサーティブコミュニケーションとは自他尊重のコミュニケーションの取り方で、言いにくいことを言いやすくするのですが、これができていればよほどのことがない限りはパワハラやセクハラと取られることはないと思います。
5年前まで10年間東京におりまして、長い間管理監督職をしていました。私は177cm85kg(当時)で見た目の迫力がある上に関西弁丸出しの上、低音でよく声が響くので威圧感が半端ではないとよく言われましたので、より注意しないとパワハラだと言われかねないので相手を立てながら自分の言いたいことを言うということに注意を払ってきました。関西特有の軽いノリも幸い持ち合わせておりましたので、「おもしろい上司」という風に取ってもらえましたので、多少の冗談も通じやすいですし、モノが言いやすい上司としてやってこれました。
そういえば毎年新卒の部下が入ってきた際に「彼氏や彼女はいるの?」と聞いたことはないです。何となく話をしているうちに「彼氏が~~なんですよ~」と向こうから言い出します。私の場合、娘の話ばかりしているので、逆に向こうから自分のことを知ってほしいと思うのかもしれないですね。
それぞれの方々のキャラクターによって様々ですが、親しみやすさとか話しやすさ、信頼感、にこやかな感じ、冷静だけれども落ち着いた感じ、武骨だけど頼もしい感じ・・・色々あると思います。ルールと法律を守った上でコミュニケーションと信頼関係を作っていければ早々ハラスメントだと言われることはまずないでしょう。
どうすれば「ハラスメントになってしまうのか」と考えるのも大事ですが、「そもそもハラスメントにならないためにどうすれば良いのか」と考えることも必要ですね。そういったキャラクターが確立できれば安心です。私の場合は「奥さんと娘を大事にしている関西弁のおもろいおっさん」でした。
他部署の新卒の女性にものすごく好いていただいたこともありますが、理由は「家族が大事で絶対になびいてくれなさそうなところがいい」って安パイってことやんかいっ!
本日3/1より4/1までの1カ月間、パワーハラスメントについて動画を10回お送りします。
昨年令和2年6月1日よりパワハラの法律が改正され、中小企業でも令和4年4月1日よりその法律が適用されるようになります。罰則ではありませんがパワハラを通報され、厚生労働省などからの指導にに従わない場合は社名を公表されるといった実質的なペナルティもありますので、まずは
1.会社としてのパワハラへの方針作り
2.社内相談窓口の設置
3.ハラスメントに関する研修の実施
といった取り組みから始めていきたいところです。
今回の動画は10回シリーズの全体像についてお話をしています。3分ほどですので是非ご覧ください。
厚生労働省のこちらのページもお読みいただければと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html