前に三菱ふそうの社員だったことは書きましたが、元々小菅は車の営業をしておりました。
死亡事故を起こしたリコール隠しによる欠陥車両と同型の大型トラックを売らされたことはいまだに腹立たしい限りです。リスクに対するマネジメントができていなかった会社にいたことはずっと忘れないと思います。本日は自動車に関するリスクマネジメントについて書いていきます。
まずは暑さです。8月も終わりに近づきつつありますが、まだまだ暑さは収まらず、15分も炎天下の中に自動車を置いておけばすぐに車内温度は50度を越えます。この暑さに体力を奪われますし、ひどい場合ですと熱中症を引き起こします。営業をされている方なら1日に数回これを繰り返す訳です。
集中力に影響も出るでしょうから、事故に繋がったり様々なリスクが生じることとなります。このリスクを下げていくためにはどのようにすればいいでしょうか。
ベストなのはリモコンエンジンスターターを取り付けることです。商談が終了する20分ほど前にエンジンをリモコンでかけてしまうといった方法です。昔は7万円以上しましたが最近では2万円程度で購入できるようです。
ただし、営業先の建物と駐車場が離れている、そんなコストは出せないということもありますので他の方法をお知らせします。
車内の暑さは2つのパターンに分かれます。1つは車内温度そのもの、2つめはシートやハンドルの熱さです。
車内温度を下げるのは簡単で、助手席側のドアを全開にして、運転手席側のドアを4回ほど開け閉めするだけです。これで社内の空気はほぼ入れ替わるので車内温度は下がります。
シートやハンドルが厚くならないようにするにはフロントガラスにサンシェードを使うことです。これでシートやハンドルが熱くなることを防ぐことができます。
たったこの2つをすることで体力の消耗・熱中症対策になりますので是非お試しください。
話は変わりますが、三重で帰京起業し4年、一度追突された以外無事故無違反できておりますが、いわゆる「ヒヤリハット(ヒヤッとした、ハッとした」は幾度となくありました。
要因として考えられるのがドライバー全体の総高齢化があります。(警視庁調べ 下記URLご参照ください)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/koreisha/koreijiko.html
また、考えられるのが「おとなしそうな車」に乗っていることかと推測しています。私は現在シルバー色の国産コンパクトカーに乗ってます。先ほども国道を走っていたら同色の同車種が3台横並びになるくらい世の中に多く存在する車です。
職業柄、目立たないという意味ではありがたいのですが、この車に乗ってから無理な割り込みにあったり、軽いあおり運転に会います。ヒヤリ、ハッとしたことは100回は軽くあります。
ヒヤリハットの法則(ハインリッヒの法則)では300回のヒヤリハットの上に軽微な事故が29あり、その上に1個の重大事故があることが実証されています。今のところ軽微な事故は1回(こちらが停車していたところにかなり低速で追突された)だけですが、計算上後8年車に乗ったら重大な事故に1回会うはずです。より気を付けた運転をしないといけません。
昔、父のベンツのオープンカーに良く乗っていたのですが、あれに乗ってた時はまわりの車が避けてくれていたことを思い出します。安全を考えると押し出し感の強い車に乗るということも良いかも知れませんね。今の車のリース期間が終わるまで、あれこれ楽しみながら考えていこうと思います。
本日は私がなぜ研修会社を立ち上げたのか、どのような存在になりたいのか、何を世の中に普及させたいのか、理念についてYOUTUBEで熱く語っています。9分弱お付き合いください。
先週は私と娘の予定を鑑みて2日間第一夏休みを取りました。三重県は志摩の海でシュノーケリングとサーフィンを楽しみました。サーフィンは誰でも楽に乗れるボードでしたので、22年ぶりかと思いますが波に乗る爽快感を久しぶりに味わいました。娘も楽しそうでした。
本日から第二夏休みです。娘の夏季講習も学校の宿題も終わりましたので、4日間休みを思う存分満喫してきます。本日は市民プールに行きました。お墓参りを終え、今から小菅の母と4人でご飯を食べます。いっぱい泳ぎましたので、その分ビールがおいしいと思います。
昨日に続きまして日大ラグビー部パワハラ事件の考察の後半戦を書いていきます。
太字斜体が日大ラグビー部ホームページ記載内容です。
一部報道で出ている部員による報告書は、インテグリティチームマネージャーに提出された後、当該部員より取下げの申し出がございましたが、当部としては看過し得ないものと考え、先の対応に至った次第です。なお、報道の中には「隠蔽」という表現も使用されているものもありますが、部員による報告書内容は、部長の責任のもと、各学年単位でのミーティングにおいて共有され、監督より、保護者代表にも報告しております。
暴行罪、傷害罪、恐喝罪に該当する刑事罰案件を多数含んでいるのに身内だけで済ませようとするのは隠蔽と言わず何と言うのでしょうか。大学内にも警察にも報告していない状況です。隠蔽したかどうかを考えるのは外部です。私はコンプライアンスの専門家として隠蔽であると考えています。
また、一連の経緯は、所管の日本大学競技スポーツ部にも逐次報告された結果、当部部長、副部長、監督、コーチは、同競技スポーツ部より厳重注意処分を受けております。
厳重注意処分を受けたことで我々の処分は終わったとでも言いたいのでしょうか。
以上のとおり、今般の報道内容は、既に当部としても把握の上、適切に対応しているものでありますが、当部としては今回の事態を重く受け止め、同対応にとどまることなく、学生スポーツとしてのあるべき姿を実現すべく、日々の運営と指導をさらなる改革・改善を目指し、皆様の信頼を一日でも早く回復できるよう再発防止に向けて全力で取り組んでまいります。
また、当部は学生ファーストの精神を掲げております。現部員には新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、一定の制限はあるものの、部員の「ラグビーをする権利」を尊重すべく適切に活動を続けてまいりますので、皆様にはご理解をいただけますよう何卒よろしくお願いいたします。
最後に取って付けたように「学生ファースト」。本当に学生ファーストならば真っ先に被害を受けた部員に謝罪しているはずです。また、今回の事件の背景や原因についても何ら記載されていません。再発防止に向けて全力で取り組むならば、これだけ時間があったならば既に追求した原因をこの書面に書いているはずです。
日大は日本最大の大学です。卒業生100万人というといかに社会におけるその重要性があるか分かると思います。私の友人や知人にも数多くおります。私学助成金という私立大学への税金を原資とする助成金が国から年に約100億円支給されており、これは全私立大学でトップの数字です。社会における日大の立場が問われる事件かと思いますが、いまだに上層部はこのラグビー部の事件について顔を見せていません。
2年前のアメフト部の時は、当時19歳の加害者学生が会見を行った翌日、慌てて監督(学内ナンバー2の常務理事でもある立場)とコーチが出てきましたがこれは事件発生から1月半ほど後でした。まさに後手後手の対応でした。トップである理事長はついに最後まで出てきませんでした。
しかも今回、警察への届け出もされていません。2年前のアメフト部の事件の際に不祥事対応のガイドラインを作らなかったのでしょうか。数多くの疑念が残ります。この先について本案件の研究を進めていこうと思います。2日に渡る長文にお付き合いくださいましてありがとうございました。
明日は私がどのような考えや理念を持って起業したかを熱く語った9分ほどの動画をお届けする予定です。ぜひご覧ください。
記憶に新しい日大アメフト部事件ですがあれから2年、今度はラグビー部でパワハラ事件が発生してしまいました。本日・明日は私の見解を書いていきます。本日は前半戦です。
選手選考の権利という一番の権力を持つヘッドコーチが、つまようじを部員の頭に何本も刺す、未成年の選手への飲酒の強要、事件後LINEで「チクったやつ、殺す」といった発言等内容の信じられない行為を行っていました。
組織風土というものがあって、それを変えていく難しさを垣間見ました。相撲の世界で言う「かわいがり」のようなものがいまだに横行し、それが当然という空気を感じました。
日本相撲協会と三菱自動車のコンプライアンスの歴史を以前当ブログで書きました。2つの組織とも本当に組織と言うものを根本的に変えていくことは難しいということを悪い意味で世に知らしめました。日大はここが組織改革における正念場なのかもしれないと見ています。この令和の世の中にあってあり得ない事件を起こしたことの原因を根本的に見つめ直す時がきたのでしょう。
いわゆる「体育会系」特有の上下関係や権力の集中が問題の一番根っこに存在しているのではないかと私は見ています。
私も体育会系育ちです。最初、小学校1年から中学校1年までリトルリーグで野球をやっていましたが、当時は「水を飲むな」「とにかく走れ」「うさぎ跳びをしろ」「根性でなんとかしろ」といった今考えるととんでもない方法論や精神論がまかり通っていました。しかし、まだまだこのような間違った論理や精神論は世の中に残っていると思います。今回の事件のヘッドコーチは40代とのことですが、私も含んで40代以上の方々にはどこかまだこのような考えや精神論が払拭しきれていないのではないでしょうか。上下関係は絶対であるといった心の刷り込みから逃れ切っていないのではと考えています。いかにこのような考えを無くしていくかが1つのポイントかと思います。
また、学生数約75,000人、日本一のマンモス大学である日大の組織構造の問題は大きく、巨大な権益が集中している状況を解決し、風通しの良い組織にしていくことが必要だと感じます。しかしながら、事件発覚後の日大ラグビー部のホームページには以下の文章が書かれていました。風通しの良い組織ができていくのか甚だ疑問に思います。
太文字斜体がホームページの文章です。
当部元コーチの一部報道について
「この度、元日本大学ラグビー部コーチによる暴行行為等に関する報道がなされました。まずはこのようにお騒がせしましたことを心よりお詫び申し上げます。
まず、当該元コーチは、当部が外部より招聘し、コーチングの要請をしていたものであり、大学との間に雇用関係はありません。」
私には、「大学には関係ありません。」といきなり責任逃れする気満々に見えました。私でしたらまずは被害者である部員に謝罪しますが、文頭に一言もそのようなことは書かれていませんでした。
今回の件は、本年1月に発生した元部員の不祥事をきっかけに、風通しの良いチームとして再建していくという強い意思の下、インテグリティチームマネージャーを配置しました。同マネージャーによるチーム再建の過程において、学生より報道されたような飲酒の強要や頭に爪楊枝を刺す等の暴行があったとの申し出があったことが判明したものです。当部としては、直ちに当該元コーチからのヒアリング等の調査を行った結果、当該元コーチは退任に値すると部長,監督で判断しました。
本年1月の不祥事と言うのは現役の部員が大麻所持で現行犯逮捕されたことです。インティグリティとはコンプライアンスに近い言葉で、法令や倫理を遵守していくという意味ですが、このようなマネージャーを配置するのは2年前にやっておくべきではないでしょうか。今年1月に事件が起きたから配置して、ふたを開けたら暴力事件があったとは何ともお粗末な話です。後手後手の対応であり、アメフト部の時と変わりありません。後手後手の対応はうそつきの始まりと言います。
前半戦はこれまで。後半戦は明日書きます。明日もぜひお越しください。宜しくお願いいたします。
本日はテレワークに必要な4つのスキルについて、無料動画をプレゼントします。
来週配信する動画に登場しますが、三重県在住ながら東京の会社で4年間フルのテレワークで働いている弊社講師の石田礼子と、1999年からテレワークを行っている私小菅が、抽出した内容です。
13分34秒の動画です。では、ご覧ください。
https://studio.youtube.com/video/Npe-OHTNIFc/edit/basic
コロナウイルスによる力士の死亡があったことから、飲食店に行かないなど厳格なガイドラインを相撲協会は制定しましたが、それを破り接触を伴う接待が行われる「夜の店」に複数回通っていたことが発覚し、夏場所を途中から休場していた幕内力士阿炎(あび)への処分が決まりました。
本人は引退届を提出しましたが協会はこれを受理せず、3場所の出場中止と5カ月50%の減俸処分が決まりました。
来場所の番付では幕内の下位になりますので、3場所後は幕下まで確実に下がります。現在、相撲協会の給与制度から計算すると月給は170万円前後と考えられますが、幕下に落ちると17~20万円くらいに下がります。4場所後から頑張って十両に戻れば約140万円、幕内に戻って約170万円になりますが、そうなったとしてもトータルで1,000万円近い金銭的罰則になる計算です。
また、半年間は部屋で謹慎生活を行うことになりました。6月に結婚をしたそうで、子どもも生まれているとの報道があります。
引退届は協会預かりとなり、今度協会に迷惑をかけたら即引退と言うことにもなりました。
少し甘い処分のようにも思いますが、26歳の若さや将来を鑑みると希望を残してあげる妥当な裁きだと思います。
以前にも書きましたが、処分して終わりではいつまで経っても根本的な問題は解決しません。阿炎の場合は本人の自覚の無さをどうにかするしかないので、まずは半年間、この処分の意味を噛みしめ錣山親方が本人の自覚を促すといったやり方を取りましたがこれは良いと思います。指導の方法としてはなぜ今まで違反などに対して無自覚だったのか、本人がいわゆる「天然」であったの一言で済ませず、原因志向で師匠と弟子が向き合って掘り下げていくことかと思います。恐らく「モノの見方 認知のしかた」がずれていると見ていますがこの場合、抑圧的に反省をさせるのは逆効果になる可能性が高いので、自身の未来の希望を残してくれた方々に心から感謝できるようになり(恐らく現時点では感謝の気持ちはそこまで持っていないと推察します)向き合って答えを出していってほしいと考えます。
あなたのお悩み ご相談に乗ります。
今後、皆様の抱えている問題について本ブログで答えていきます。ご相談内容は当ホームページのお問い合わせフォームよりお送りください。
特に
・クレームで困っている。
・社員のコンプライアンス意識が低い。
・ハラスメントの問題がある。
・部下のモチベーションが上がらない。
・営業が成長しない。
・社員がすぐにやめてしまう。
・若手社員の気持ちが分からない。
・管理職の候補が育たない。
このようなお悩みについて是非お知らせください。ご回答は当ブログに掲載しますが、匿名性を鑑みどなたのお話か特定されない配慮をした上で文章を構成します。
また、その時々の話題に応じて文章を作成しているため、若干お日にちをいただく場合が多いと考えられますので予めご承知くださいますようお願いします。
本日よりご相談を承ります。本ホームページCONTACT お問い合わせよりメールをくださいませ。お待ちしておりますので宜しくお願いいたします。
弊社にはバラエティ豊かな講師陣がおります。元プロ野球選手、大人力養成のベストセラー作家、マライヤキャリーやビヨンセのボイストレーナーの孫弟子、NTT電話応対コンクールの審査員、テレワークを普及させている実践者などおりますが、まずは第一弾として私の師匠である柴田純男をご紹介させていただきます。
今回は大サービスです。柴田講師の無料動画をご案内します。
柴田CSマネジメント株式会社 代表取締役
一般社団法人日本説得・交渉学会(社会心理学) 副会長
社団法人日本訪問販売協会 理事
SOMPOリスクマネジメント株式会社 シニアコンサルタント
公益社団法人消費者関連専門家会議(ACAP)<消費者庁所轄>
ACAP研究所 元所長 元専務理事
ACAPは大手企業のお客様相談室の団体で、相談室長などの方々には柴田は大変高名な存在です。
関西学院大学法学部卒業後、阪急百貨店食品部門・教育部門、株式会社ヨックモックで部長職等を歴任。
苦情対応の国際規格であるISO10002を国内に導入したメンバーの一人であり、この分野における研修の国内第一人者として数多くの中央省庁、都道府県庁、自治体、各種団体、消費者センター、民間企業のお客様相談室やコールセンターなどで研修やコンサルティングを行っています。
再任用者研修 難クレーム対応研修 苦情対応研修 CS戦略・強化研修 業務改善研修(効率・生産性、CS、コンプライアンス等)キャリアデザイン研修 ストレスケア研修 モチベーション リスクマネジメント研修 説得交渉研修 管理職研修 営業力研修 ベテラン社員再活用研修 ヒューマンマネジメント研修などを実施しています。
お取引先は
行政関係/公的組織では財務省、経済産業省、国土交通省、農林水産省 総務省、内閣府、人事院、国税庁、秋田地方検察庁、参議院事務局、東京都庁、首都大学東京、宮城県庁、宇都宮市役所、理化学研究所、国民生活センター、消費生活センター(岩手県、名古屋市、静岡県、栃木県、愛媛県、滋賀県、長浜市、兵庫県、神戸市) 社会福祉協議会(滋賀県、福島県)、商工会(福島法人会、茅野市、武生市、日立市、取手市、富山市、大曲市、日光市、海南市、白山市、佐野市、新潟市、沼津市、大館市、秩父市)、日本赤十字社、全農、労働者健康福祉機構(労災病院)、鉄道・運輸機構、放送セキュリティセンター 監査法人トーマツなど
企業等一般事業者では大手ばかりですが特に食品関連出身なので牛乳メーカー、菓子メーカー、食品メーカーなどに強く、その他大手コンビニ、流通業者、スーパー、病院、介護会社、大手建設会社、大手携帯会社など1,000社以上の登壇経験を持ちます。
改めて見てみるとすごい実績です。私などまだまだだと思い知らされます。
大変高名な先生なのですが、お話は社会心理学に基づいた内容で、それを関西弁で面白おかしく話す「気さくなおっちゃん」です。
お客様相談室業界で日本一クレームが大変と言われている某美容外科クリニックの研修は私がコンサルティングに入り、柴田が講師を務めたということもありました。弊社は大変ローコストで運営しておりますので柴田の研修をお求めやすい価格で提供できます。ぜひお問合せください。
では、動画をご覧ください。コロナウイルス禍の中、理不尽なクレーム対応に係わるすべての方々に捧げます。
木曜日には第二弾の説得交渉術の私の動画をアップしますのでこちらもぜひご覧ください。いずれも10~12分くらいの動画です。
5年前に起業する際に拘ったのがブランディングです。小さい会社だからこそ明確に差別化されたブランディングが必要と考えました。
戦略を考えるときに良くやりがちなのが仮想敵国を作ってしまうことですが、私はまずこれを止めました。敵を作ることで血まみれの安売り合戦が始まります。これは絶対に避けねばなりません。私はブルーオーシャン戦略という方法をベースにして、SWOT分析/クロスSWOT分析や3Cなどを使って複合的に企業戦略を練りました。価格合戦にならないゾーンを見極め、自社の強みを明確化して、他が競合できない方法で徹底的に勝負を避けて自社ブランドの向上に努めてきました。
起業時、三重県には敵はいないと仮説を立てましたが、5年営業してきて仮説が正しかったことを証明できました。私はマナー講師ではないのでマナーや電話応対の講師とは競合しませんし、コンプラ・マネジメントや部下指導・クレーム・働き方改革などを謳っている方が数名いましたが、私のように最先端のノウハウを持っている方は存在していませんでした。そのような講師は自治体や大きな組織に採用されていないので、自然と競合することもありませんでした。どちらかと言うと私が完全にBtoBなのに対して他の方々はBtoCに近いようです。
起業当初から特にクレーム・コンプライアンス・ハラスメント系の研修を売りにしていました。その分野の国際規格であるISO10002を日本に導入したメンバーの一人で、それらの研修の第一人者である柴田純男先生の内容に準じた研修ができるといったブランド価値は絶大でした。また、自治体・商工会議所・シンクタンクなど公的機関へのアプローチをを最優先しました。~~市役所で研修やっていますと言えるのは大きいです。我々の業界は実績がものを言います。
県内では三重県市町総合事務組合様(三重県の市町の研修所)、伊勢市様、四日市市様、名張市様、各商工会議所様などで採用いただきました。百五総合研究所様のクレーム対応セミナー講師に選んでいただき、毎年登壇していることも大変ありがたい状況を作ってくれました。この実績から始まって民間企業や県外の自治体に波及していきました。
さらにマネジメント・部下指導系、働き方改革系の研修などで「できる講師がいない研修」をどんどん幅を増やして商品開発を行っていった結果、中部北陸地方ではこの仕事は小菅講師に頼もうといった状況ができていきました。
ホームページを立ち上げて、新たに会社理念、ミッション(使命)、ビジョン(展望)をまとめなおしてみました。
聞かれて即答できるよう、暗唱しています。
企業理念
高品質なノウハウをローコストで提供することで、お客様の更なるご飛躍と地域の発展に貢献し続ける人材開発のプロフェッショナルカンパニーであること
ミッション
お客様の職員・社員を最高の人材に育成すること
ビジョン
最もお客様のお役に立てる教育研修会社になること
今週はコンプライアンスの話題を続けてきました。
県内の自治体の研修担当者は皆様同士で繋がっているので、あの研修は小菅講師が良いですよという話になるとご紹介をいただくケースがあります。
特に私が最も得意とするクレーム対応・コンプライアンス・ハラスメントの分野は三重県内の自治体ではほぼ全て私にご指名をいただいているようです。
変な話、自治体で職員が問題を起こし新聞沙汰になったなど不祥事が起こると私に来てくださいといった話になります。昨年度はこのパターンが4回ありました。
私の研修はコンプライアンスやハラスメント研修でありがちな「戒め型」の研修ではなく、人間の心理や脳の構造に基づいた、日本人好みの面白さを盛り込んだ内容でやっています。
若い頃、毎年決まったようにコンプライアンスの研修を受けましたが、毎回内容はほとんど変わりません。「法令遵守、法令遵守。これやっちゃいけない。あれやっちゃいけない。」だけの内容で耳にタコです。意識を持たせる意味は確かにあるのですが1年に1度の通過儀礼で毎回「はい、はい」といった感じでした。
私のコンプライアンス対する意識はそのような程度のものでしたが、2009年、私にとって運命の出会いがありました。私の話にたびたび登場する師匠の柴田純男先生との出会いです。
研修の冒頭での柴田先生の一言は落雷ものの衝撃でした。
「今やコンプライアンスは法令遵守だけではない。」
ずっとコンプライアンス=法令遵守 だと思っていたので心の底から驚きでした。
そして「世間様に胸を張って私は正しいことをしているという倫理観と、利害関係者に対する信頼を確保することこそがコンプライアンスの本質だ。」と続きました。長年、腑に落ちなかったコンプライアンスへの考え方がスーッとお腹の底まで染み渡った瞬間でした。
それ以来柴田先生に心酔し先生が現在は副会長をされている日本説得交渉学会にも入会して10年以上学びを続けています。
柴田先生に師事し学んだことの他、倫理を学び直したり、何が正しいのかと言う線引きを考えてきました。大学が教育学部教員養成課程でしたので、公立学校の教諭になるための倫理を学んでいたことを思い出し、改めて倫理について本を読んだりもしました。そうしていくうちに「組織人(公務員)の倫理とコンプライアンス研修」や「ハラスメントと指導の線引きが理解できる研修」が自然と出来上がっていきました。
不祥事は未然に防ぐことが最も重要です。本来は何かあってから呼ばれるのではなく予防のお手伝いをしたいです。そんな有益な仕事ができることを幸せに、誇りに思っています。今週はずっとコンプライアンスを考え、向き合えた有意義な一週間でした。
本ホームページ・ブログはこの2週間プレオープンでしたが、本日、家内の誕生日21時頃、いよいよ本オープンです。ぜひご覧ください。