私が学生時代には(25年以前)すでにセクシャルハラスメント(セクハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)という言葉がありました。また、知っている方が妻子ある権力のある大学教授から執拗に迫られて困っているという相談に乗ったことがありますが、大学などでのハラスメントをアカデミックハラスメント(アカハラ)というのをその時に知りましたので、25年以上前にセクハラ・パワハラ以外の言葉が存在していたことになります。
その他、ここ数年で耳にしたのは「アルハラ」「テクハラ」「ジェンハラ」「マタハラ」「ウェブハラ」「ハラハラ」「カスハラ」などです。皆様、いくつ分かりますか?
アルハラはアルコールハラスメントです。お酒の強要や「俺の注いだ酒が飲めないのか」です。
テクハラはテクノロジーハラスメントです。これは下の立場の人から上の立場の人に使われる場合があり、「こんなPC作業もできないレベルなんですか」とバカにするような話をするケースが該当します。
ジェンハラはジェンダーハラスメントです。男性に対して「もっと男らしく堂々とできないのか」「女性なんだからもっとおしとやかにしないと」といった具合です。
マタハラはマタニティハラスメントです。妊娠したことによって仕事量を減らしたり、休暇を取る人へ嫌味をいうことを指します。
ウェブハラはウェブサイトなどに「株式会社〇〇の××は変態です。」などと書き込むウェブハラスメントです。筆者は昔、「キザ野郎」と書き込まれて結構凹んでしまいました。
ハラハラはハラスメントハラスメントです。やたらと上司に向かって「それってハラスメントですよね」と決めつけてくるハラスメントです。
カスハラはカスタマーハラスメントです。お客様による店員いじめです。お客様は神様であるという間違った考え方に起因しています。
何を言うにしてもコミュニケーションが取れていればハラスメントと取られないものです。しっかりと平素からコミュニケーションを取り、一人ひとりの相手のことを思いやり、その人に合わせた誠実な応対を心がけていくことが大事と言えます。