本日はZOOMを使い、長野県のある自治体の2時間のコンプライアンス研修を2回実施しました。1日研修など長い研修はワークをたくさん入れますが、2時間研修はぶっ通しでしゃべりっぱなしなのでパワーがいります。今日も思い切りパワフルさを発揮してきました。喜び脳内ホルモンがドバドバと涌いてます。
コンプライアンス違反の原因はいろいろありますが、良くあるものの一つは職場でのハラスメントやコミュニケーション不足によるものです。最近、本日とは別に不祥事が起こったので私に声がかかり研修を実施したケースが2件ありましたが、その2つとも不祥事(痴漢、クレジットカードの不正利用)の原因は上司からのパワハラを受けていて、そのうっ憤を晴らすために事件を起こしたという経緯がありました。
いまだに「昭和か!」と突っ込みたくなるようなパワハラを聞きました。延々と怒鳴り散らして人格攻撃をするとか、ありえない話です。しかし、令和の世になっても相変わらずこの手の話を聞きます。まずはコンプライアンスやハラスメントについての常識と意識の持ち方を世に普及させていかねばいけないと考えています。
また、コンプライアンス意識の高い職場はコミュニケーションが良いので、そのような組織作りをしていくことも必要です。三菱UFJリサーチ&コンサルティング社によると新卒者が会社に求めることの不動の1位は「人間関係が良い」ことです。
コンプラ意識が高くコミュニケーションが活性化した職場を作っていくために、より多くの自治体や企業で本日実施した私の研修を広めていければと思います。
私の好きな言葉の一つに「量は質に転化する」というものがあります。20年以上前に知った言葉です。
最初から質を追求してもそれは難しいことでありある程度量をこなさない限り質は上がっていかないということですが、その通りだと思いました。20代後半は話しかたや聴き方などを一番練習した時期で、何度もプレゼンテーションのロールプレイングと実戦を繰り返したものです。数々の失敗がありましたがそれでいいのです。
言い換えればトライアンドエラーということで挑戦してうまくいかなければ何度でもチャレンジするということです。大事なのはトライする回数を増やすことです。
「運のいい人の法則」というイギリスの学者であるリチャード・ワイズマン博士が10年ほど前に統計的に見出された法則なのですが、その中の1つが「運がいい人はチャレンジしている回数が多い」です。単純にトライ・チャレンジすることを増やせばそれに比例して成功するという考えてみれば当たり前ですが、真理でもあると考えます。
私は「やらずに後悔するよりやって後悔する」ではなく「やらずに後悔するよりやって反省する」ように心がけているので人よりトライする回数は多いです。エラーをどんどん起こせばいいのです。1つのやり方でエラーが起これば思い切ってやめてしまうこともあるし、反省して修正することもできます。大事なのはいろんなことを試してみることです。
「どうせうまくいかない」とか「そんなやり方じゃ成功しない」など最初からあきらめていてはチャンスの糸口すらつかめません。愚痴っぽい人や後ろ向きの人が伸びない、成果を出せないのは自らチャンスの機会を捨てています。前向きな人が20回くじ引きのチャンスがあるのに対して後ろ向きな人は1回チャンスがあるか無いかと考えればどれだけ損をしているのかが良く分かります。
チャンスの神様は前髪しか生えていないとも言います。チャンスの神様が通り過ぎたら後ろ髪が無いのでつかめないということです。
昨日が祝日でしたので本日が動画配信となります。実際にお客様のところであったミスについてお話します。
このシリーズ全4話をご覧いただければご理解いただけると思いますが、ミスの根源は単純なことばかりです。単純だからこそ大きなミスになってしまいます。ミスが起きた時は誰が責任を取るといった話ではなく、ミスの原因が何であったかを原因志向で考えることです。これをやらないといつまで経ってもミスの排除はできません。
三菱自動車、東京女子医大、日本大学などの事例にみられるように同じような失態を繰り返す企業や組織は後を絶ちません。原因志向で考えていくことが必要です。
今回は3分半程度です。ご覧ください。
本日は動画配信の月曜日です。先週に続き人的ミスと問題解決についての思い込みや確認ミスでオーダーメイドのスーツのサイズを間違ってしまったというお話です。
思い込みや確認ミスにはたいていの場合更に深い原因があります。それらをどう防いでいくかというかが大事です。例えばミスをしないための教育や5W2H(なぜ 何を 誰が いつまでに どこで どのように どれくらい)で確認ミスを防いでいくことなど様々な方法があります。3分ほどの動画です。
最近、ZOOMを使った研修が増えています。昨年7月頃は無料セミナーで実験を行い、現在まで既に静岡県や長野県の自治体、大阪の提携会社でのオープンセミナー、自社開催の指導など含めるとののべ40回以上実施しています。
スタジオの確保(といっても古民家の一角ですが)、照明の工夫、事前準備、PC操作者との連携、カメラワーク、背景、発声法、テキスト・投影用資料の見せ方、時間配分などZOOMでも効果がある研修をできるようにするには様々な細かいポイントに工夫が必要です。このような工夫の積み重ねが受講生を飽きさせず、眠くならせず、目を疲れさせずといった状況を生んでいきます。
やってみて思うのが、特にクレーム対応系やハラスメントやコンプライアンスの研修に相性が良いです。もちろん一番得意なジャンルであるからという理由もあるのですが、体感的に講師としてやりやすいです。共有して見せるパワーポイントの資料を紙芝居進行でやりやすいのもあるかと思います。
静岡県の自治体様では10月に行ったZOOM研修が大変好評で再度の依頼があり1月に2回研修を実施しました。
昨年6月1日よりパワーハラスメントに関する法律が施行され、今年の4月1日からは中小企業にもその法律が適応されます。
パワハラやコンプラの研修と言うと「ああやっちゃいけない、こうやっちゃいけない」というありがちな戒め型の研修が多いようですが、私の研修はそれとは違います。人間はなぜ違反やミスを犯すのかということを心理学や脳科学の話から入り、どのように違反やミスを塞いでいくかといった前向きに働いていくための内容が私の研修です。それをZOOM研修でしっかりと効果を出せております。全ての自治体・組織・企業にお勧めです。ぜひ下記弊社ホームページのリモート式研修をご覧ください。
事業内容|集合研修/リモート・ハイブリッド式研修
本当に単純なミスというものは多くあります。先日お伝えしたように末期がんと診断されて、お腹を開けてみたらガーゼが8年間置き去りにされていたとか、友人に税務署の場所を聞いて行ってみたらやたら高い塀で妙な雰囲気を感じたら税務署ではなく刑務所だったといったちょっとした言い間違いだとか、良くある話です。
今回は実際にあった建物が完成したら真逆に屋根が付いていたといったお話です。原因としては
1.担当者は仕事はできるが話を先に進めがちな「あわてんぼう」だったこと。
2.権限移譲のし過ぎ
3.上司の管理者としての意識不足
4.部下の成長段階に合わせた指導ができていなかったこと
が絡み合って発生した事故です。
5分ほどの動画です。
私の住む三重県であった事件について触れたいと思います。
要約すると漁協の組合長が市の工事を受託した業者Aに対して、ここを工事するならば自分に協力金を払え、俺の関係する建設会社を使えと脅し、業者Aが市に相談すると組合長の話に従うようにと言った話になって、組合長が業者Aに訴えられて有罪判決が出たという話です。(現在控訴中)
判決後、市長は業者Aに謝罪し、このような協力金を出してはいけない条例を定める準備をしています。
このような立場のある人物と自治体職員が慣習的に不適切な関係を持ち続けているケースは過去にも多々あり、現在私が住む三重県津市でも近い内容の話が市議会でされています。このような関係は断固認めてはいけません。
いわゆる「昭和」を引きずっているような利権構造を世の中からなくしていくことが肝要です。公務員はそのような圧力に絶対に屈せず公正公平に仕事に邁進していただきたいといった思いでいつもお話をさせていただいています。
その根底を支えるものは倫理観です。昨日は1票の重みの話をしましたが、強い倫理観を持つことこそが大事なのです。
https://www.isenp.co.jp/2020/12/26/54298/
私は教育大学の教員養成課程を卒業していますので、公立の学校で働くために必要な倫理について学びました。コンプライアンスは単に法令遵守ではなく世間様に胸を張った行動が取れるかどうかといった倫理観があるかどうかが問われます。今年に入ってからも静岡県の自治体(ZOOMでの研修)、三重県の複数の自治体などで公務員倫理とコンプライアンスの研修を実施しています。コンプラやハラスメントの研修はクレーム・不当要求系の研修と私の両翼といえるものです。これらの研修を中部北陸の自治体でで今一番実施しているのは恐らく間違いなく小菅だろうと言われています。
その中でお話する話は1票の重みの話です。
選挙の開票はコストの問題などがありおおよそ何時間で行いなさいといった目安が設定されるのですが、その時間に収めようとして票を処分したり等の不正が行われたことが実際にあります。これは選挙を戦う立候補者からしたら許せない話です。
2019年の全国統一地方選では「1票差」以内の選挙はなんと20選挙区に及んだそうです。その中でも票差0になったケースもあります。神奈川県相模原市中選挙区で実際にあった話です。票差0ですと公職選挙法に記載されているのですが「くじ引き」で当落が決まります。立候補者からすると公正・公平に仕事を行ってもらわないと困るということが分かります。その大事さを説くために研修でこの話を事例として使っています。
本日は動画は配信の月曜日です。今回が動画を配信して50本目の動画です。記念として4回シリーズで人的ミスと問題解決についてお送りします。
本当に単純なミスなんてことはあります。例えば私の養父の話ですが、末期ガンで余命いくばくもないと診断されて、覚悟の上で手術に臨んだところ、開腹してみたらガンと思われていた部分にガーゼが入っていて調べてみると8年前の手術の時の置き忘れだったということがありました。その他にもありえないようなミスの話や、そのようなミスが起こった時にどうしていけばいいのかといった話を今回の動画でしています。
4分弱になります。どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=M__ejTAiNT8
本日は動画配信の木曜日。1月はすべてハードクレームへの対応についてお送りしています。
先々週から今週は自治体でのハードクレーム研修を数多く実施してきました。話を聞くと本当に皆様お困りです。特に上司から「とにかく聴け」と言われて苦労されています。
今の時代、とにかく聴けは止めるべきです。今、私の研修を受けている受講生の上司世代は一昔前のクレーム研修で「とにかく聴くこと」と指導されているのですがその弊害です。もはやとにかく聴けなんてやっていたら身も心も持ちません。断るべきことはしっかり断るのが今の時代のクレーム対応です。
これからは自治体においても民間においても「職員・従業員の安心安全と満足度」を高めていかなければいけません。職員・従業員が楽しく前向きに働いていないならお客様満足度はあがるのでしょうか。
本日の動画は世の中全体に不満があるタイプへの対応です。